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2022年02月26日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルを早速バラしてみる!? エンジン本体の固着破断ボルト類の撤去編

やる事、やりたい事沢山あるけどここ最近の天候は爆風予報ばかりでゴムボート日和がございません。
まぁ少し無理すれば出せない事も無いけど、朝が寒いので嫌(笑)。
と、言う訳で今週末は大人しく今進めております頂き物船外機バラシ作業です。
本日も朝から自宅の掃除洗濯諸々を済ませ、物置に来ておりますwww。
当初部品取りとして天命を全うしてもらおうと思っておりましたが、外装の汚さや錆具合に相反して中身の機関が良さげな感じなのです。
ちゃんとエンジン始動もしましたしね(笑)。
ただこのオールド船外機を本当に生かそうと思うのなら、ただ単にエンジンが始動する!?ではダメでして、ちゃんと要所要所の箇所がメンテナンス出来うる状態に無いといけないのです。
と、言う訳で完全なるレストアは今回実施しません。
何故なら要らんコスト掛かるから(笑)。
ただし.....
1.錆は全て落とし最低限の処置を施す。
2.各部パーツがちゃんと外せるようにしておく。
3.要交換箇所は迷わず交換する。

と、言う感じで進めることにしました。
なので本体の全塗装は今回行いませんwww。


そして何よりも船外機の心臓部であるエンジン部分。
本日はここの蓋を開ける事にしました!
まずは電装品の取り外しから。
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そして、こちらはすでに外していた部分ですが.....
エンジン本体とスイベルブラケットを繋ぐ4本のボルトと2つのナットの取り外し。
M8にも関わらずキャブレター側から見て右側真ん中はボルト破断....
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古いだけに仕方ないですが、先が思いやられます.....



次にシリンダーヘッド部分。
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プラグは問題なし。
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無事撤去完了!
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ね!思ったほどヘッドの冷却水路は錆びていないでしょ。
外からは想像つかないほどシリンダーやヘッドが綺麗。



まぁ掃除とチェックはまた後からね。
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さて問題のエグゾーストカバー。
個々のヘッド側には冷却水路がありまして、海水の影響をまともに受ける部分です。
過去にも破断させています.....
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そして.....
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やはりこっち側折れましたねwww。
ここは本当嫌な場所なんです......
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丁度ボルトの真ん中より上あたりに全て錆がありますが、一番左のがヘッド側の唯一生き残ったボルトです。
錆びの範囲と色が他のと違いますね!
白いのがボルトとエンジン本来の錆びたアルミの粉。
これが噛むと厄介なんです.....
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さてまずはエンジン下側に食い込んだM8のボルト撤去とい行きましょう。
ステンレス対応の短軸ドリルと鉄工オイル。
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切子や鉄粉が入り込まない様養生を忘れずに。
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ちなみに下側フライホイールの隙間に養生するの忘れて掃除大変でしたwww。



まずは折れた部分を鉄工やすりで整えます。
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整えましたらポンチでセンタリング。
※判り難くてすいません。
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細いのから順に慎重に穴を開けます。
低速かつ細軸でまずはセンターを出して行きます。
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これで4本目くらいかな。
鉄工オイルはマメに。
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とりあえずここまで来ました。
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鉄粉を掃除して肉厚の均等さを目視確認。
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最後の仕上げ、ドリルですると良く失敗するので秘密兵器。
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ルーターで壁面を徐々に掘削。



薄さ1mmも無いのを慎重に慎重に壁に当てて行きます。
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さすれば皮が剥がれるようにボルトの残りかすが剥がれるような感じで上から取れて行きます。
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これが一番判りやすいかな?
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とにかく焦らずじっくりと時間をかけ、たまにモーターを休ませ他の作業も合間に挟んで息抜きしながら進めます。



飛び出していた部分はほぼ無くなりました。
そしてボルトではなく本来のエンジン本体であるアルミブロックの壁に当たると、本当微妙に掘削音が違うので判ります。
それ以上は削りません。
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掘削穴より少し大きいドリルで入口の仕上げ。
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こんな感じで仕上げます。
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最後はタップ切り。
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軸がブレ無いようゆっくりと掘り下げていきます。
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何とか生き返りました!
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手前真ん中の穴ですがボルト通しても緩みはありません。
まぁここはさほど強度問題ないですけどね。
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さて今度はエグゾーストカバーの2本。
これも頭をヤスリで綺麗にならします。
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先程と同じでセンタリング&細軸からのドリルで穴開け。
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ボルト自体はわざと折れるよう軟質素材を使っているので、比較的作業はマシです。
極稀にステンレスのボルトに変えられる方が居るようですが、固着したら終わりますよ!www。
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こちらはルータで削るサイズが無いので穴よりほんの少し小さい軸のドリルを最終使います。
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こちらも薄皮1枚残して掘削完了。
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汚いですがまぁこんなもんでしょう.....
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右側の穴は少し屑が残り過ぎました。
あまりこじるとダメなので慎重に剥がして行きます。
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最終仕上げにタップ切り。
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無事ボルト穴は復活いたしました。
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この後、今回はバラさないリードバルブ周りやクランクケースの辺りのボルトも全部緩めました。
結果から申し上げますと、クランクケース下側の右手(キャブレターから見て)のボルトが固着していましたが、何とか色々駆使してこちらは抜き取れました。
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※画像は最初に抜けたボルト。



下の長い方が苦戦したボルトですが、やはり間に海水の影響が見られえますね。
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今回バラさなかったパーツのボルト類も再度グリスアップして締結しました。
これで恐らく全てのパーツはバラせる状態の船外機になると思います。

あとは各部錆び落とし、汚れ落とし、防錆処理、部品交換、組付けとなります。
いやぁ、ここからの掃除がまた大変だわ.....
ではでは!
Posted at 2022/02/26 15:53:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 趣味
2022年02月25日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルを早速バラしてみる!? ギアケースアノード外し番外編

今回ちょっとだけの作業ですが、ご報告させて頂きます。

画像は以前のモノと重複しますが.....alt
キャビテーションの裏側にありますDTシリーズのジンクアノード、いわゆる犠牲金属の取り付け取り外しですが、こちらの古いモデルは事もあろうにこの一番作業のし辛い部分に小さなモノが取り付けられております。
結局その後はキャビテーションの右上に1つ、そしてクランプブラケットサイドにも1つジンクアノードが取り付けられます。
まぁ要するにこの時代の船外機のアノード取り付け個数と場所は、ある意味不具合と言う事でしょう。



小さくて作業のやり辛い場所と言う事から、内部腐食の進んだ船外機が確かに多いです。
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こんなところ普通のプラスドライバーの+3番.....
入るかいってwww。
いちいちプロペラ外さんといかんです、ハイ!



まぁしかしながら今回の船外機はあくまでもタダで頂いたジャンク扱い品!
なので何故かレストアについて妙な力が湧いてきますwww。
で、アノードの腐り具合ときたら.....
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粉噴きすぎて真っ白(爆)www。
こうなるとまぁ普通に剥がれることがありません。
ところでこのセンターボルトですが恐らくステンレスっぽい?判らんけど.....
ちなみにアルミとステンレスは相性が非常に悪いです。



過去一度エクストラクターを折ってしまうと言う苦い経験もあり、その時は亜鉛を削り6角の頭を回して破断。
その時の作業画像(笑)、ドリルで掘り起こしていますwww。
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その後タップを切りなおすと言う気の遠くなる作業でした。
その時の作業はこちら



さて今回はそうならないよう秘密兵器を用意しましたwww。
まずはこちらの潤滑剤。
KURE 556-DX FOR PRO




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そして新たに購入したコイツ!
KURE凍結浸透ルブ。
で、ルブって何(笑)?
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とりあえずネジを思いっきり冷やしてその収縮で外すと言うすげぇやつ。



まずは適当な余り木材で簡易作業台を作ります。
何せ最後はショックドライバーをまぁまぁの力で叩きますから。
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外れない様固定。
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ところで例のKUER556 DXは作業2日前から噴き付けています。
が、そんなことくらいではビクともしません。
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で、アノード取付位置のケースをヒートガンで火傷するくらい温めます。
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凍結浸透ルブを即座に噴き付け.....
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ショックドライバー3発ぶち込み。
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この作業を2回繰り返すと.....


感動ですな!!
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ケミカルと特殊工具の力、恐るべし....
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タップで穴を切りなおして.....
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無事取り外せたアノード。
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以前外して磨いたものに付け替え。
勿論ボルトにはグリースを湿布。
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一応綺麗にハマりました。
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しかし正直キャビテーションのアノードがあればこいつは必要ないかもしれないんですけどね。
A型だから一応綺麗にレストアしたいんですwww。



ところでそこまでメーカー純正に拘らなければ、トーハツの低馬力アノード!これが一番リーズナブルで取り外し作業もM610mmの電蝕ボルトで一番良さげ。


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で、ケースキツキツだった純正品図ると....
22mmくらい?orz
外周を少し削ると丁度良い具合になるかなぁ?
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と言う訳で自己満足ブログでしたが、こう言った作業で苦労されている方は是非ご参考に。
ではでは!
Posted at 2022/02/25 18:17:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記
2022年02月23日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルを早速バラしてみる!? クランプブラケット編

毎日寒い日が続き引きこもり状態ですが、先日譲り受けたDT8はそんな私の暇な単身赴任生活を楽しませてくれる教材ですwww。
おおまかに分解した各部パーツを更に細分化し劣化した部品とそうでない部品、そして欠損や不具合など無いのかチェックしながら再度組上げていく予定です。

そして今回は毎度の如く厄介なクランプブラケット。
船外機をボートのトランサムに取付ける非常に重要な部分ですが.....
まずもって船外機をお持ちの方100人居るとするなら、ここを細かくバラス人って恐らく1人居るか居ないか(笑)?
まぁ統計を取った訳でも無いので判りませんが、その根拠と言うのがネットで調べても殆ど居ませんwww。
ちなにもプロショップでもここまで分解してるようなのも見た事りません。
更に海水のスプレーを浴びやすい箇所でもあるので錆びやすい部分でもあります。
て事は?

そう、お決まりのネジ固着っすねwww。
そして今回はあえてばらさないといけない理由が.....
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右側赤丸が示す通り、クランプの一番の重要部分である締結ボルト部分が恐らく壊れて、ただのステンレスボルトにすげ変わっているんですwww。
しかも恐らくこの部分の分解を試みたんでしょう。
途中まで分解しようとして諦めた痕跡まで残っております(笑)。
それと前回のブログにも記載していますが、後期モデルに付属しているアノードの取り付け部分、こちらもこのモデルにはございません。
そこも改良したいので今回クランプのネジを除き全て分解します。
まずは4本のプラスネジ+3を撤去したいのですが.....
これがまぁかなりの高確率で簡単には取れてくれません。
過去幾度となくバラシて来ましたがボルトの破断も数回やっとります。
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今回新しい助っ人にKURE工業の556より上のPRO仕様を試してみる。
評判の高いワコーズのラスペネより価格は1/3ほど。
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そしてショックドライバー。
メーカーはアネックスだったと思う。
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プレート側が問題のステンレスボルト装着していた方で、タチの悪いことに緩んだ状態で固着しています。
恐らく途中でどうにもならなくなって止めたような感じです。
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で、この4本のプラスネジの片側ずつに特徴があります。
右側1本は貫通しています。
そして左側の1本はブラケットの形状により見える部分が少ないです。
この接地面の多いボルトが特に厄介です。
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まずは潤滑剤を何度も浸潤させておき.....
ヒートガンでネジの足回りを加熱して膨張させ.....
ショックドライバーを叩きます。
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まず1本目!結構良い感じで無事取れました。
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そして厄介な2本目、ヒートガンで温めてショックドライバー打ち付け、その後ドライバーで2mm程回す。
※それ以上回すとネジ山がなめそうに....
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あまりにも固いのでエクストラクターも考えましたが、こちらも折れたら更に悪化するので使いたくありません。
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慌てず何度も何度も繰り返して行くと.....
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無事片側撤去完了。
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同じように反対側も
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ネジが飛び出しているほうは簡単に取れました。
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残り1本も我慢我慢の作業を繰り返し.....
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無事プラスネジ4本の撤去完了。
KUREの潤滑剤も普通の556より良かったのかな?
まぁ今後はこのやり方でやって行こうwww。


次に船外機のプレート部分。
今度はリベットが固着。
ピンポンチが少し曲がりだしたので慌てて違う方法に。
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とその前にチルトアップ時にホールドする部品もバラしておきます。
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あとクランプのレバーも。
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この辺りは固着無し。
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そしてプレートを固定するリベットはドリルで揉みます。
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ここも傷みやすい部分。
無事外すことが出来ました。
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新しいリベット、また買おう。
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アルミプレートの裏側は内部腐食著しいです。
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汚れている金属パーツはクリーナーにどぶ漬け。
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左側のネジを除き全て分解は済みました。
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あとは実家で寝ている部品を起こして、2個イチにせねば。
あと塗装どうしようかなぁ.....
折角バラしていので全塗装したい気持ちも芽生え始めましたが.....
もうそうなるとまた要らない出費に時間と場所もwww。
まぁ今回はとりあえず防触メッキ塗料にクリアを噴くなどして不細工でもまずは使える状態まで組上げようと思いなおしました。
とりおあえず過去保管している中古パーツを思う存分活用しながら、どうしても必要な細かいパーツをまとめて注文しようと思います。
そしてやはり怖くてもエンジンのヘッド周りは分解する事に決めました。
一度組上げると中々バラすのが嫌になりますから.....
ボルト破断覚悟で行きますwww。
ではでは。
Posted at 2022/02/23 18:18:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 趣味
2022年02月21日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルを早速バラしてみる!? ギアケース編

分解作業に入りました昭和60年製のDT8ですが、エンジン本体の次に厄介なギアケースをバラします。
外し方ですが、まずはクラッチアジャスターホールのカバーを開けて。
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開けた丸穴から10mmのボルトを回し、クラッチシャフトのロッドを抑えるステンレス製コネクタを緩めます。
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さすればクラッチが分離します。


次にドライブシャフトハウジング(図面1)とを止めるM12ボルト4本を外します。
比較的強度がありますが長期保管のジャンク品や水没機は取り外しハラハラドキドキ(笑)。
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見よこの錆び具合www。



とりあえず無事剥がれたギアケース。
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色付きの○は、コメント返信用に変更。




オイルはべっとり、猫の毛たっぷり付着しとるし、あちこちに内部腐食よる浮き錆多数。
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シフトロッドのブーツも経年使用による変形が酷い。
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唯一付いているジンクアノードはこの有様。
まるで熟成チーズのカビみたいwww。
ちなみにこの年代の下周り、アノードがこれしか付いておりません。
で、腐食の進行が酷かったんでしょうね。
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キャビーテーションの部分、このモデルには何にもありませんが.....
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後期モデルにはちゃんとアノードが付属。
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ついでにクランプブラケットもこの当時は何もありませんが.....
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後期モデルのはアノードが付属されています。
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そしてまぁ普通に外せたら奇跡?のフラッシング用ドレン。
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過去チャレンジされたのでしょう。
ネジ山半分潰れていますね。



ここは真鍮のネジなのでアルミ本体より柔らかいためエクストラクターで大抵取れます。
まずはドリルでセンター穴を開けます。
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エクストラクターをプラハンで突っ込んで.....
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真鍮なので間違ってもエクスラクターが折れることは無いと思いますが、一応じっくりと力をかけていきます。
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無事撤去。
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ここはオイルドレンと同じネジです。
消耗部品と割り切りネジとパッキンは新しいモノに取り替えましょう。
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さてまずはインペラチェック。
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ここは問題なく綺麗にナットが回りました。
恐らく何度もメンテナンスしているからでしょう。
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インペラも外装からは疑うほど綺麗で弾力もあります。
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問題はその下ですよ!!
ここの台座(ベアリングケース)を皆さん外さないんよね。
まぁここを浮かすにはギアケース本体全部ばらさないといけないのですが、出来ればギアオイル交換時にここを少しでも浮かせてあげるだけで長持ちします。
ガスケットも高くないですし。
しかしお決まりの塩の結晶みたいな汚れが酷いわ.....
そして当然の事、わたしゃぁ外しますよwww。
こんなの怖くて放置出来ません。
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少し触ると....alt
湧き出る塩の固まりみたいな不純物。



さてこの台座を外すにはプロップシャフトカバーから分解。
その前にオイルを抜いておきましょう。
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プロップシャフト部M10ボルト2本抜いたら、プラハンマーで矢印方向にコンコン優しく叩いて回転させます。
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ボルト貫通の部分が出たら今度は外す方向に同じくプラハンマーで叩けば取り外せます。
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裏面は今回そっとしておこうwww。
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画像ありませんがプロップシャフトを抜けばギアがむき出しに。
そしてここからが大変な作業です。
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台座とギアケースが綺麗におさまっていれば何でもない作業ですが、固着していると少々厄介です。
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タガネ、マイナスの貫通式ドライバー、更には磯用のステンレスピトンまで持ち込みました(笑)。
と言うのもガスケットは外れているのですが、ボルト部分んと穴の部分が歪んで噛んでいるようです。
やはり経年によるこのような歪などが一番タチが悪い。
外すのに3時間ほど掛かりました。
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台座の穴のどこかがボルトと干渉し最後まで浮いてきません。
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ボルト胴体部分に錆の粉が大量に。
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判り辛いですが最後は板を挟んで叩いて浮かせます。
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無事壊すことなく撤去完了。
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本体まだまだ使えそうですがボルト穴はかなり拡大されています。
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ルーターでお掃除。
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ウン!まだ生きとるなwww。
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さてギアケース他の部分。
このような浮き錆は内部腐食の証なので全て削り地金を出して行きます。
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地味にこのアンダーカバーのプラスネジも固着で取れんし.....
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ここは後日の宿題。



さて余っているインペラの台座(左側)、これをギアケースに付けてみた。
何と綺麗に収まります。
と言う事でやはり外したモノは多少の歪が生じているようです。
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とりあえず下周りは相当磨き倒さないといけないけど、何とか使えそうな塩梅です。



併せてその他もある程度までバラシましたが、まだラスボスとしてクランプブラケットが待っておりますwww。
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過去こやつにも散々苦しめられたからなぁ.....
悪夢再び!?
でもカネの掛からない暇つぶしには持って来いのレストア作業、まだまだ続きますwww。
ではでは!
Posted at 2022/02/21 14:09:19 | コメント(5) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 趣味
2022年02月20日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルを早速バラしてみる!? キャブ&エンジン編

さて先日グレならぬ、船外機を釣ってしまった私wwwalt
まぁ埃と猫の毛だらけなので毎晩倉庫で少しずつバラシを行っています。
完動なんて勿論望んでおりませんし、どのみち一度バラシてしまうと各部ガスケットやゴム類など交換しないといけない場所も沢山ございます。
ましてや8馬力自体登録出来ませんし(笑)。
※ジョイクラフトJCM305は最大搭載6馬力。



まずは一番生きていて欲しいキャブの分解洗浄。
この黒いプラスチック製のパーツは一応サイレンサーカバーだそうです。
でも正直これを付けていて違いが判りませんwww。
しかしこのしょぼいパーツもDT8の証(笑)!
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こちらの燃料フィルターもDT5と比較して大型化されており、また縦に置くことにより水分の混入を防いでくれます。
まぁ中の燃料も樹脂も腐ってるので使い物になりそうに無いですが....
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とりあえず燃料ホース周りは何とも言えない古い燃料臭が立ちこめるためすべて撤去し、新たなホースを仮付け。
一応燃料ポンプもバラシてダイヤフラムをパーツクリーナーでサッと優しく洗浄。
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サイレンサー外しました。
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リードバルブ手前にこんなザルが付いてます。
ここでこれに引っ掛かるような大きなゴミてwww。
まぁごつい目のエアクリーナーって事にしておこうwww。
いずれにしても高年式では見かけないパーツと言う事なので必要ないんかな?
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さて8馬力キャブ開封の儀!
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ちなみにガスケット、折れたまま取り付けられております(爆)。
メンテナンス適当過ぎやろwww。
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ドレンを抜く。
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思っていたよりはマシかな(笑)?
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しかしやはりこうなりますね。
長期保存について燃料抜いたままも金属錆びるのでダメらしいですが、2スト燃料のガム状の固形物は本当厄介です。
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メインジェットの回す部分、歪んでいますね。
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金属部はYAMAHAの強力キャブクリーナーで漬け置き洗浄。
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樹脂やゴムへのクリーナーは厳禁。
あくまでも金属部のみです。
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何度も何度もしぶとく行いますとかなり劣化してオイルのヘドロが取れて行きますね。
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フロートも見事な汚れっぷりwww。
これはキャブクリーナーとパーツクリーナーを薄く付けた綿棒などででとにかく少しずつ磨き倒します。
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燃料の抜き取り口も奥にヘドロが.....
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クリーナーと爪楊枝で汚れ浮きが出なくなるまで洗浄。
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表側もこびりついた頑固な汚れ多数。
まぁ機能的影響はございませんが、折角のレストアなので見栄えも拘りましょうw。
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メインジェット、パイロットエアー、パイロットジェットなどは比較的良好に見えます。
こちらも強力キャブクリーナーに2回漬け置きです。
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メインジェットは真鍮が錆びている感じ。
まぁ穴がちゃんとした精度なら問題あるまい。
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50番の刻印。
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さて慎重に元の通り組上げます。
今回はあくまでもテストなのでシール類はそのまま。
次回スズキ純正パーツを依頼するときに、またまとめて買っておかないと.....
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こちらもとりあえずこのまま使います(笑)。
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折れた部分をなおして!
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で、結論から申し上げるとキャブレター問題なく復活!
エンジンもふけ上がり良好でシリンダーにピストンも生きているようです。
また電気系も大丈夫そう!
とりあえずのチェックに付きインペラ外してエンジンを回しています。
まぁ暖気前の状態なのでまずオーバーヒートはありませんが、良い子は真似しないでください。
※インペラ付けたままでの水なしアイドリングは樹脂製の羽根が千切れますので絶対にしない事を助言申し上げます。
船外機の様子はこちら動画。



さて動くことが判りましたのでエンジンを一旦降ろします。
まずは古いタイプのリコイルスターター撤去。
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この際に船外機アンダーケース下側のM8ボルト4本とM8ナット2本を外さないといけないのですが.....
左側真ん中のM8が塩害で破断!!
これが恐いんですよ。



そしてもう一か所の危険個所(笑)。
アース配線取り付け部分。
こちらはM6ボルトで赤丸はエグゾーストカバー、緑丸はケースに取付けられておりますが、危険度から言いますと赤丸NG。
ここ結構折れるパターン多いです。
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緑丸も相当やばかったですが無事取り外し成功。
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あとはスロットルワイヤー2本外すとエンジン外れます。



とりおあえずヘッドとエグゾーストは開けるの怖いので塩漬けしておきますwww。
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さて先ほどの続き。
DTエンジンのキャブレターから見て右側のエグゾーストカバーM6ボルトやヘッドボルトなどは特に折れる可能性がございます。
理由は水路が近くに通っており、そこに錆が生じるとボルト穴にまで影響を受けやすいからです。

今回一応エンジンは掛かりましたが、船外機においてただ動く!では無く、次にメンテナンスが出来る状態!と言うのが必須となりますので、パーツの外せない船外機を使うのは危険だと言う事です。
まぁとりあえず部品取りなので当面は必要ないのであくまでも遊びとしてレストアしていこうと思います。
ではでは。
Posted at 2022/02/20 15:50:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 趣味

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「ソルト準備 自作12Vポータブルフラッシングポンプの製作 http://cvw.jp/b/1672597/47668390/
何シテル?   04/21 06:18
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