今回ちょっとだけの作業ですが、ご報告させて頂きます。
画像は以前のモノと重複しますが.....
キャビテーションの裏側にありますDTシリーズのジンクアノード、いわゆる犠牲金属の取り付け取り外しですが、こちらの古いモデルは事もあろうにこの一番作業のし辛い部分に小さなモノが取り付けられております。
結局その後はキャビテーションの右上に1つ、そしてクランプブラケットサイドにも1つジンクアノードが取り付けられます。
まぁ要するにこの時代の船外機のアノード取り付け個数と場所は、ある意味不具合と言う事でしょう。
小さくて作業のやり辛い場所と言う事から、内部腐食の進んだ船外機が確かに多いです。
こんなところ普通のプラスドライバーの+3番..... 入るかいってwww。
いちいちプロペラ外さんといかんです、ハイ!
まぁしかしながら今回の船外機はあくまでもタダで頂いたジャンク扱い品!
なので何故かレストアについて妙な力が湧いてきますwww。
で、アノードの腐り具合ときたら.....
粉噴きすぎて真っ白(爆)www。 こうなるとまぁ普通に剥がれることがありません。
ところでこのセンターボルトですが恐らくステンレスっぽい?判らんけど.....
ちなみにアルミとステンレスは相性が非常に悪いです。
過去一度エクストラクターを折ってしまうと言う苦い経験もあり、その時は亜鉛を削り6角の頭を回して破断。
その時の作業画像(笑)、ドリルで掘り起こしていますwww。
その後タップを切りなおすと言う気の遠くなる作業でした。
さて今回はそうならないよう秘密兵器を用意しましたwww。
まずはこちらの潤滑剤。
KURE 556-DX FOR PRO
そして新たに購入したコイツ!
KURE凍結浸透ルブ。
で、ルブって何(笑)?
とりあえずネジを思いっきり冷やしてその収縮で外すと言うすげぇやつ。
まずは適当な余り木材で簡易作業台を作ります。
何せ最後はショックドライバーをまぁまぁの力で叩きますから。
外れない様固定。
ところで例のKUER556 DXは作業2日前から噴き付けています。
が、そんなことくらいではビクともしません。
で、アノード取付位置のケースをヒートガンで火傷するくらい温めます。
凍結浸透ルブを即座に噴き付け.....
ショックドライバー3発ぶち込み。
この作業を2回繰り返すと.....
感動ですな!!
ケミカルと特殊工具の力、恐るべし....
タップで穴を切りなおして.....
無事取り外せたアノード。
以前外して磨いたものに付け替え。
勿論ボルトにはグリースを湿布。
一応綺麗にハマりました。
しかし正直キャビテーションのアノードがあればこいつは必要ないかもしれないんですけどね。
A型だから一応綺麗にレストアしたいんですwww。
ところでそこまでメーカー純正に拘らなければ、トーハツの低馬力アノード!これが一番リーズナブルで取り外し作業もM610mmの電蝕ボルトで一番良さげ。
で、ケースキツキツだった純正品図ると....
22mmくらい?orz
外周を少し削ると丁度良い具合になるかなぁ?
、
と言う訳で自己満足ブログでしたが、こう言った作業で苦労されている方は是非ご参考に。
ではでは!
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船外機 SUZUKI | 日記
Posted at
2022/02/25 18:17:19