最近釣り記事ばかりですいません。
しばらくの間はこんな感じで記事が続きそうですwww。
さて四国単身赴任もあっという間に3年が過ぎ今年で4年目に突入しましたが.....
これからは、例えば本州に戻っても中々出来ない釣り!
かと言って財源も限られておりますからそれなりの楽しみ方の出来る釣り!っちゅうモノを出来るだけ楽しみたい。
そんな気持ちになりつつあります。
とは言っても....
今回の場所も高松市よりナビの走行距離が約270kmと言うほど近くはありませんね(爆)。
さしずめ大阪の自宅より和歌山県最南端の串本に行くのとよく似ているなぁwww。
まぁ四国の良さは昔に比べて格段にインフラ、特に高速道路が整ったのに対して渋滞がほぼ無いのが魅力。
本州では土日の夕方は拷問ですからね....
で、こちらの地元にお住みの釣りに基地と外が付くほどのお方であるH氏よりのお誘いです。
1人の釣りは大好きですが、精通された方との釣行は上達の早道でもありますので2つ返事でお誘いに乗りましたwww。
さて今回は太平洋側貸しボートでのカセ釣りです。
狙いは? シマアジ、モンズマ、イサギ、グレなどが釣れます。
朝方バタバタしたくないので私は前日の金曜の夜より出発。
日付変わるか変わらないかくらいに現地港へ到着。
しかし結構風吹いてるなぁと海上天気予報を見ると....
ここは南寄りの風に弱いエリアですが.....
それでも最大10m以上(赤丸部分)の予報に閉口。
まぁ波高は1m未満(青枠部分)となっているので大丈夫かとは思いますが.....
あまりの爆風っぷりにホント大丈夫かな?と少し心配になりましたが貸しボートは普通に営業しとるみたいなので心配を余所にしばし仮眠。
4時過ぎに起床しましたが、すでに他のお客さん2名はボートに荷物積み始めております。
こりゃ大丈夫だな(笑)!
いずれも常連さんのようで、1人の方は以前にもお話させて頂いた方。
しばし情報交換をしながら私も荷物を積み始めます。
そのうちH氏も到着。
夜明けとともにいざポイントへ!。
ここ最近の良い場所は岬最西端より沖の30m辺りが一番熱いと貸し船店の主人が申しておりました。
しかし港を出てしばらくすると....
やはりと言うか何というか1.5~2mほどのでかいウネリがorz
南海上に下がった梅雨前線からくるウネリです。
こいつを抑えるには強い北風が吹いてくれるしかありませんが.....
20馬力の和船ですが横に向いたらやばそうな大きさ。
なかなか画像ではウネリ具合が伝わりませんねぇ....
一度は岬の出口まで行くもののバックギア入れて退散www。
横波と追い波が嫌なのでこのような操船に。
仕方無いので釣り開始ですが....
このような大きなウネリなので、完全フカセの仕掛けは手持ちしか出来ません。
そして襲い来る船酔いwww。
海に撒き餌こそしませんでしたが10時くらいまでずっとムカムカして気持ち悪い状態が続く。
で、釣りの方ですが.....
さすがHさん、開始早々にモンズマ釣りあげ....
更に2匹と続く。
焦る私に待望のHIT!
が、ハリス4号も鋭い歯で敢え無く切られ....
2発目も同じように切られ.....
今度は鈎のチモトに根付を付けると....
アタリが一切来ない(笑)。
そうならば!とハリス4号通し仕掛けに6号ハリスを1ヒロだけ直結。
これでドヤ?
で、何とかかんとかまずまずのモンズマ1匹ゲト!
その後H氏はコンスタントに釣り進めますが.....
今度は1~2mほどのサメが出現しだして獲物を横取りし始めます。
連続で掛けるH氏もハリスを上げていきますが、切られる・サメが掛かる・サメに獲物奪われるで4連敗。
特に最後のタモ入れの際が一番危険。
そこで止まった獲物をサメは狙うようですwww。
本当頭が良い。
なので入れ食いの際はある程度の固い竿でブリ上げてしまうのもアリですね。
そしてその内にサメが興奮しだしてジャンプする始末。
こうなるとお手上げですね.....
迫力あるけどwww。
そんな状況故に場所変えしてポイントを休ませるのですが、他の場所に行くも芳しくありません。
最後11時ごろ元のポイントに戻りまして再開。
最後の最後の撒き餌に私1匹、Hさん1匹と仲良くフィニッシュ!!
終わり良ければ全て良し?
私の釣果...
まぁボーズでなくて良かった.....
H氏の釣果!
流石です! 左側に見える茶色い影は目高級魚のメイチダイ、羨ましい。
さてこちらのブログでモンズマと書いているお魚。
標準和名はスマガツオ。
縞模様であるシマがもじってスマになったらしいですが、大きな特徴として胸鰭下あたりに黒い斑点が見られます。
高知県で『スマ』と言いますとソウダガツオを指しますので、この模様を紋に例えたモンズマと言うのがここらの所謂俗名なのです。 他の地方ではヤイトガツオなど面白い俗名もありますが.....
いずれにしましてもこのモンズマ、全身がトロのような脂身で癖も無く超美味な魚。
本ガツオのような大きな群れも作らず、岩礁帯に近い暖水域を小さな群れで回遊するので水産資源としては漁獲高も少なく足も速いので限られた地域でしか食べられません。
また最近では愛媛県愛南町でさかんに養殖化されて『びやびや』と呼ばれる愛称で高級ブランドとして確立されている魚です。
是非お見知りおきを!
で、折角のこのような高級魚ですが、青魚全般に言えることは釣った後の始末をどうするかで良く薯悪くも全く違うモノになります。
1.まず氷は惜しみなく使う事。
職業漁師と釣り人とのおおきな違いはまずここ。
テレビでやってるマグロ漁を見れば分かりますが、ヒスタミン中毒防止の観点と良質な身を維持するために身体をとにかく冷やす作業として大量の氷が必要。
2.活〆と血抜きを速やかに行う。
活〆で即死させたら、血を抜きます。
これで鮮度と味が良くなります。
3.出来ればエラと内臓は速やかに除去。
エラは細菌など多く付着している、また内臓にはアニサキスなど寄生虫も居ます。
特にアニサキスは死後硬直が始まると内臓から身に移るので内臓は素早く除去する方が得策。
4.海水を汲んだものに氷を入れて塩氷に。
浸透圧の関係上、真水の氷水に浸すのは厳禁。
海水を汲んで冷やすと身が一気に冷えてカッチリとした身になります。
活〆の後に内臓を触ったら判りますが、大きな個体ほどすごく熱を持っています。
お腹の中に氷を詰めてあげると更に良し。
アニサキス中毒やヒスタミン中毒については機会があればブログ掲載したいですが、赤身の青物は面倒だけれども身質の特徴などを良く理解して対処しないと不味いどころか中毒も起こしかねないので注意が必要です。
さて持ち帰りましたモンズマをいつものまな板で大きさを見ましょう。
50cm弱と言うところでしょか?カツオなどは重さで見分けますが、すでにエラも内臓も釣り場で除去してますからwww。
でも体高がしっかりとあって良い魚体。
たった2匹でも自宅の生ごみは一気に増えます。
なので頭や尻尾などある程度の落とせるところは落としてまずは半身のみお刺身に。
てか捌くときの生臭さが半端ないのでサクにして冷蔵庫に保管しておきます。
たった2匹なのにようけ身があるでしょ!
一番楽しみな時間!
道具片付け終わって、魚も捌き終わって、風呂も入って.....
これだけで半身(今回2匹だから1/4)。
しあわせタイム(笑)。
ルービーがめっさ進みますwww。
しかし身体は未だグラグラ揺れておりますわ(笑)。
翌日日曜日のお昼からも宴会状態で更に半身+α。
変化球にタタキも。
調味料は、刺身醤油、ポン酢、塩とすだち、みょうが、大葉をあしらいました。
生にんにくはちょっと苦手。
結論!1人では1匹で十二分でした。
贅沢の限りではありますが、さすがに3食続けては飽きるので....
残りは友人に取りに来て貰いました(笑)。
また食べたくなったら行きます!