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2017年07月29日

珍車PART710

珍車PART710 今回取り上げるのNコロ、これも手抜きで前ブログで関連車種を上げその中で語っているので詳細はそちらにて(^^;)

そう云う訳で珍車710弾はこのクルマです!

⇒『昭和45年(1970)ホンダNⅢ360』!!

デビュー時、従来からある各社軽自動車群(スバル360、スズキフロンテ、三菱ミニカ、マツダキャロル等)にあった概念=普通車を持てない“我慢車” を吹き飛ばし高性能で遊び心満載のシリーズ展開、FF方式により居住性、使い手も普通車(大衆車)と遜色なく価格は従来の軽を逸脱しない、そんな内容から爆発的ヒット作となりました!当然その名声は後年にも語り継がれ現在に於いては“名車”として認識されておりマニア、ファンも数多い…

今でもNコロは半世紀以上経過の軽ながら比較的多くの個体が不動、動作に限らず残っており先にご紹介した派生や後続初代ライフに較べても目撃度合い、高いと思われます。

1967年単一グレードで発売されたN360はその人気ぶりからツインキャブのスポーツモデル、キャンバストップ、ATモデル等数々のバリェーションを拡大、69年(NⅡ)、70年(NⅢ)の2回のMCを施し最終的には72年までの5年を生きたモデルです。

4輪進出間もないホンダの初の大ヒット作でもありNコロの成功が後のホンダ4輪の基礎になった事は間違いないですね~。

ただNコロはまだFFに不慣れなユーザーも多くFFとうい特性と高性能という部分でバランスを欠き横転事故等トラブルも続出、「ユーザーユニオン事件」(欠陥車騒動)が起きた事など古くからのファンには有名な話です。

↓67年、軽として破格な31psという高性能を背負いデビューしたN360初期型


Nコロは昔亡父が一時遊びクルマに持っていた事から影響され私自身も若き頃、僅か3か月程度でしたが下取りを足代わりにしていた時期もありとても馴染み深いクルマ、当時でも既に20年落ちでしたがバイクのエンジンをそのまま載せミッションもドッグ、フィーリングはバイク的でパワーもありまだまだFFの癖が顕著のこのクルマの特性を理解すれば非常にオモロイもので私などはFR主義者ながらFFのドライビングはコイツで学んだ感じです。

Nコロ、外観はミニクーパーのパクリではありますが内面は本田宗一郎氏らしく様々な工夫がなされておりドアを開けないと開けないガソリン給油口(ガソリン盗難が多い時期の開発でしたか…)や60年代に早くもワンタッチでのトランクスルー機構、空冷エンジンながらも特別な装備を施す事なくエンジンルームの熱気をダイレクトに車室に送り込むヒーター等の先進的機構が多いのもこのクルマを触ると驚く部分でした。

70年前後の普通車に巻き起こるハイパワーブーム、その軽自動車でのカテゴリーでこれに火をつけたのもN360、軽初のリッター100ps ツインキャブ36psという高性能モデル(N360TS)がその後のハイパワーミニ群の元祖でした。
ワタシが乗っていたのもこのツインキャブモデル、何せ軽いのとFFのFrヘビーで2キャブの吹けでしたからね、飛ばすとハンドルしっかり握ってないとどこ飛んで行くか解らん、そんな緊張感がありそれを逆手に取るとFRとは違った非常に面白い走りが味わえるモノでした!

想い出に浸るのはこん位で(^-^;
この辺で現車を見てみますね~

モデル的にはNコロ最終のNⅢ360、N→NⅡとは大幅に顔が整形され同時期にデビューしたホンダZと同意匠に変貌したモデル、個人的にはNやNⅡの顔付が好みでしたがスポーティさはNⅢかな!?
グレードは内外の意匠から最高グレードのツーリングだと思われますがNコロはカスタマイズされた車輌が多く断定は避けます。

↓R点内外D、走行不明はこの年式ですので仕方ないですがE/g不調がどの程度なのかが気になります!


5桁メーターのこの時代のクルマはよほど整備手帳やオーナーの信頼できる記録がない限り走行不明とされますが6万㎞程度で不調になるようなヤワなエンジンではなかったですからね、このN360E型空冷エンジンは最低メンテさえすればOHせず20万㎞走れる!と定評もあった位ですから現車、16万㎞か26万㎞か解りませんが構造は単純ですし余計なモノ(インジェクションとか排ガス浄化装置とか…)がありませんからパーツさえ手に入れば調子を取り戻すのはそう難しい事ではないと思いますが???

↓D評価ながら綺麗なインパネ&室内


スポーツ&高級グレードのみ施された木目もイイ状態ですしシート切れ、破れはあるようですが見る限りそれほど目立っておらずそろそろ半世紀を迎えるクルマとしては上物でしょう、画像で見るとサブロク時代のモデル、見るからに狭いですがNコロはFFの恩恵もありそう窮屈な感じもなく他車、特にRRやFRに較べるとこんなところも感心できる点でしたネ~。

↓外装も艶は消えかけてますが再生のレベルではなく逆にこの位ヤレた感じで乗るのもイイかも!?


A/W以外はオリジナル、水色なんて現役時代あったかな?って位あまり見かけた記憶の無いカラーですが確かに存在していました、殆どNコロは白が赤、シルバーの印象ですが珍しい色です!

一時前後意匠をミニクーパー風に整形するのが流行り“マネ・クーパー”なるNコロが流行った時期もありますが今となってはオリジナルが光りますね(私的感想)

↓オーバーライダー、フォグと外装フル装備のNⅢ!


出品地は西、鈴鹿がある関係かホンダ旧車は西に多い感じがします、関東でも狭山とかホンダに縁のある地は存在しますがなかなかホンダの旧車って見ないのでそんな勝手なイメージがありますナ(*^^*)

落札額はこれも軽きっての名車ですから高額、さすがに三桁には届きませんしその半分程度ですが整備、加修の店頭はガメツイ“〇ッ〇ス”辺りだと3桁出すかもしれんですねー(^.^)/~~~
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Posted at 2017/07/29 18:40:19

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