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2016年08月02日

保存版・珍車PART644

保存版・珍車PART644
旧くなった商用は価値を見出される前にコキ使われそのまま解体というパターンが多いのですが今回取り上げるモノ、そんな定番コースを潜り抜け現代の流通の場に姿を現した希少?車…

4ナンバーバンってのは当然仕事車需要が多くタクシー並みまでは言いませんが乗用に較べ遥かに過走行、一部構内車を除けばお役御免後の再販価値があるモノは非常に少ないので商用旧車はなかなか出て来ませんので今回のも貴重です!

⇒『昭和63年(1988)7代目U11型ブルーバードバン1600L』!!

ブルバンですねー。

ブルバンは59年の初代ブル(310)から続く歴史長いコマーシャルモデル、ブルーバードを名乗る以前から日産は小型商用のラインナップは充実しており乗用以上にかつてはシュアが高かった…

U11はそんなブルの最後のバンモデル、主軸のセダン系が87年に次期型U12にFMCされた以降も同一ボディのワゴンと共に継続生産、90年にスカイランンバンとの統合モデルのアベニールに後を託しています。

個人的な思いですがU11は非常に苦手なモデル、FR世代なのでFFになったという点も大きいですが何より先代で一世風靡の人気を誇った910型ブルをキープコンセプトを意識するばかり910のシャープでスマートな佇まいをFF化によるワイドトレッド化がスタイリングのバランスを崩しその醜悪さは中国の劣化コピーのような出で立ち、この表現はこれまでもさんざん語りお叱りも受けてますが正直今見てもその思いは不変なのでね、また書かせてもらいました(^^;

しかしバン/ワゴンはロングルーフのスタイリングがこのワイトレに似合いセダン以上のバランスの良さ、これも昔在籍していた会社で営業用に存在しており時々乗りましたがブル初FFの割には素直で先発FFのT11オースター系とは見違える乗りやすさ、しかもFF化により積載時の安定感は過去のブルバンにはない力強さを感じましたし何よりFR時代で好きになれなかった旧態以前のゴムねじりのハンドリングもFF化により大幅に現代的にリファインされバンに限っては当時でもFFアリだな!と思ったモノです、あくまで個人の思いですからね(くどい位書かないとまた攻撃されかねんのでw)

↓ベースのセダンに較べ遥かにバランスの取れたスタイルが好み(㊤U11セダン㊦U11バン)



商用ならではでセダンに比較しこてエクステリアやインテリアも簡素化されるもそれでもスタイリングは絶対ロングルーフ、同じボディのワゴンは当時のRVブームに引っ張られセダンを上回る好評を得ておりましたしこちらは5ナンバーですので外装も内装もセダン並み、いや、ウッドパネルの装備などはそれを上回る高級感があり好感を持ちましたっけ。。。

↓910まではあくまでサブ的存在のワゴンもU11ではRVブームあり人気ワゴンの一つ!


さて出品車、外装、←ルーフサイドに大きな傷(錆?)と後部両側に凹が目立つも約30年経過で実走7万?、評も3付いてますからね、機関部は無問題の様子。

↓外装C、内装B、商用としたらなかなかの程度!


この頃から現在に於いてブルに限らず各社、それまでメインの乗用モデルのコマーシャルカーとしてバンモデルをラインナップしてきたのを改めトヨタはカリーナバンとコロナバンを統一しカリディナバンに、そして前述の通りブルバンとスカバン→アベニールへ、これ以前にサニーバン、バイオレットバン/オースターバン→AD、後年にはカローラバン、スプリンターバン、カルディナバン→プロボックス/サクシード、更にはメーカーを超えたOEMモデル(AD−ファミリアバン、ランサーカーゴ、レオーネバン-ジェミネット?等)という感じでどんどん統一、これはやはり各モデルでコマーシャルカーを乱立するコスト高を抑えるためのものでしたがかつてはバンやトラックも乗用モデルとほぼ同様に各社がラインアップしており商用でも個性溢れる時代をリアルに体験してきたんでこうした流れは時代の流れながら淋しく感じたモノです。

↓30年前の商用で内装B評価というのは凄い!


ブルバンにはCA16/CA18エンジンを搭載(他にLD20型ディーゼル)、このCA型というのはかったるいエンジンで走りではストレスもの、しかしバン搭載のモノは排ガス規制が緩くセダン系の低グレード搭載モデルよりは元気、まぁ、当時はこれ以前のL型/Z型はよりトロかったのでね、当時はこれでも随分良くなった!!と感じたものですが(笑)

↓右クォータパネルや左Rrドアの凹が目立ちますが軽い板金で綺麗になるでしょう…


現車、アルミ以外はオリジナルで多少の凹、キズはあるも全体的にシャッキっとした印象、距離少ないのでまだまだ現役を続けられそうな感じ。

この時代のバンモデルは以降〜現行のようなただただコストダウン感よりもワゴンと共用ボディのためお洒落な印象もある、機能的には現行のバン専用ボディには及びませんがかつては平日は仕事車、休日はレジャーにと用いられましたのである意味割り切っていない時代の余裕を感じたりします。

↓丸目4灯の低グレード然の出で立ちが今となっては味がある(笑)


出品は東、なかなかの値段で落札されており店頭価格は驚く金額になると思います。

かつてのライトバン文化の最後のモデル、U11バンも街で見る事はなくなりましたよねー、これもお化粧直しの上まだまだ現役でありますように(^^)v
ブログ一覧 | 日産 | クルマ
Posted at 2017/12/03 21:56:59

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