
続きです。
6.ASCD(クルーズコントロール)
三菱のクルーズコントロール車なんて乗るのは初めてなんですが、日産のASCDに比較して操作系は若干不満が…
日産のASCDだと、たいていメインスイッチ(インパネ)と操作スイッチ(ハンドル)は独立して存在しています。メインスイッチには「ON」のインジケーターが付いており、その状態で操作スイッチの「SET」ボタンを押すとメーター内にある「CRUISE」表示灯が点灯して定速走行状態になっていることを示してくれます。
ですが、ギャラン フォルティスの場合はメインスイッチと操作スイッチが同じステアリングスイッチ群に位置しています。これは良いとして、メインスイッチを「ON」にした段階でメーター内の「CRUISE」表示灯が点灯します。その状態で「SET」ボタンを押すと、定速走行が始まるわけですが「CRUISE」表示灯は点灯したままなのでASCDによる定速走行状態なのか、普通に走っているのか区別が付きません。「そんなもん区別は付くだろう!」と言われてしまえばそれまでですが、ここは日産方式に軍配を上げたいと思います。このロジックだったら、メインスイッチを独立して設けてる意味が分からないので。
制御自体は、さすが現代というべきか、CVTとの組み合わせになっているからというべきか、レパードのASCDよりもかなり自然です。レパードの場合、上り坂にさしかかって速度低下を感知すると、セットした車速を保つべくかなりの加速があって前車との車間がすぐに詰まってしまいます。ギャラン フォルティスの場合、速度低下を感知してもすぐに怒涛の加速が始まるわけではなくてある程度の速度低下は許しているような感じでした。その後ジワジワ~っと加速していく感じで、この辺りはさすがCVT車ですね~。過去のギャランで徳大寺に「ファジィ(恥)の上塗り」と言われてしまった、もはや死語のファジィ制御なのかしら(笑)
下り坂で設定速度を超過してしまう場合はレパードだといかにも「スロットルを抜いてます!」というガッコンガッコンという動きが頻繁に起こって非常に不快ですが、これもやはりうまいこと制御してくれて自然な感じで安心して定速走行が出来ました。
「ACCEL」と「COAST」スイッチによる加減速については、加速は回転数が一気に上がって急加速する感じで燃費に響きそうな加速。減速は逆にジワジワ~っと減速していく感じです。もうちょっと減速感はあっても良いかな? と思いました。ま、レパードとはトルクも馬力もミッションも全然違いますから、比べるなと言われればそれまでですけど…
インジケーターの分かりづらさを除けば、レパードとは隔世の感がある制御でしたね~。レパードだと上り坂の急加速に下り坂の不快な制御でキャンセルせざるを得ないシチュエーションが多いのですが、こいつはキャンセルする場面が劇的に減って快適なクルージングが出来ました。
7.純正ナビ
今回のレンタカーはNAVI PACKAGEだったので、純正のMMCSが装着されていました。
ナビの性能は…可もなく不可もなくといったところでしょうね。特に突出しているところはありませんでした。ちなみに、ALPINEの某超高性能ナビで表示されずに私が
憤慨している高速道路の入口案内はちゃんと表示されました(笑)ホントにあのナビ表示されないのかな…なんか不安になって来た。
オーディオ性能も私の耳には十分の音でした。これにロックフォードを付けておけばかなり良い音が…するんでしょうねぇ。あのALPINEのナビはホントに何なんでしょうか。
センターコンソール奥にはRCA入力のピンジャックが用意されており、ここにiPod等の外部機器を簡単に接続することが出来ます。最近のトヨタ車はステレオミニジャックによるAUX入力でしたが、このMMCSは映像入力も可能になっています。iPod普及のおかげで、純正オーディオ/ナビにもAUX入力が簡単に出来るようになったのは喜ばしいことですね。自分のクルマだったらちゃんとiPod対応のナビやデッキにしますが、レンタカーだとAUX入力が出来るというのはポイント高いです。
携帯電話接続機能も付いていますが、トヨタや日産が採用しているBluetoothによるワイヤレス接続ではなく、未だにケーブル接続というのは微妙なところです。これでBluetooth対応だったら、ステアリングスイッチともあいまって言うことないんですけどね。
と言っても、やはり純正ナビでは満足出来ないので(屋根との組み合わせが出来ませんが)、オーディオレスにして社外ナビを入れたいところです。
8.唯一と言っていい不満
このクルマ、シートが全然合いませんでした…
固さの違うクッションを使っていて、最初は「おっ」と思ったもののバックレストが平坦過ぎるのかとにかく疲れました。合ってるシートであればじっと運転に集中していられるのですが、このクルマの運転中は何度体を動かしたことか…
行きだけ疲れたのであれば、体調が万全で無かったんだということで片付きますが、それほど疲れてはいない状態で出発した帰りも同様に疲れたので原因はクルマ側でしょう。百戦錬磨の兄様も「ダメだこのシート」と一蹴してらっしゃいましたので、少なくともレパード乗りにはこのシートは合わないようです。
シートは体の大きさや体重、その人の体型によって合う合わないはかなり分かれてしまうものなので評価は難しいところですけどね。日本では「ギャラン」の名前が付いていることに違和感の無いサイズではありますが、ことシートに関してはこのクルマが実はランサーだった…という感じですね。
ちなみにルミオンは翌日に全身筋肉痛になりましたけど、フォルティスはなりませんでした(苦笑)
9.総評
FFの2.0Lクラスで手頃なサイズと値段のスポーティセダン、となると今やこのクルマしか選択肢は無いと言っても良いでしょう。「MT・屋根・ASCD」の組み合わせが出来るのはこのクルマしかありません!
もう1クラス上だと思いますがアテンザ、後はモデル末期のアコード辺りがライバルになるかもしれませんが、どちらもちょっと違うかな、という気がします。かといってプレミオ/アリオンにブルーバードシルフィは5ナンバー枠を頑なに守っているという点で別格だし、スポーティさはありません。
バブル期にスポーツセダンを愛し、その後ワゴン→ミニヴァンに乗らざるを得なくなって、もうミニヴァンはいらないからまた走りが良いセダンに戻りたいなぁ…なんて人には打ってつけではないでしょうかね。「ギャラン」の名前が付いていることにいくらか郷愁と安心感もありますし。
価格と装備は十分バランスが取れていて、他のクルマが不当に高くなっている今、安過ぎるぐらいの戦略価格だと思います。この値段でこのガッシリとしたボディと走り、そして充実装備が手に入るんだから「値段に見合う満足度」は高いと思いますよ、このクルマ。
レパードに出会っていなかったら、日産からはまともなクルマが出そうにも無いので買っていたでしょうね~。買ってからシートのダメさに参って、シートは即替えていたことでしょう…せめて旧エボ用でいいからRECAROでもメーカーオプションで設定してくれないものでしょうか。
買うとしたら、SPORTのMT、ASC・屋根・キーレス&オートワイパー&オートライト・寒冷地にして、ディーラーとの交渉でオーディオレス相当にしてもらってナビはStradaのFクラスを付ける、って感じでしょうか。純正ナビは…いろいろ融通が効かずに後でイライラするのが目に見えているのでいりません。
誰も比べないとは思いますが、私の中でルミオンと天秤にかけると…やっぱりスポーツセダンが好きだし、MT・ASCDが選べるということでフォルティスに軍配が上がります。その2つを妥協して、1.5Lのクルマに300万近い金を払うのと、妥協せずに250万でお釣りが来る2.0Lのクルマを比べたらねぇ。どっちもシートはイマイチだったわけだし。まだトヨタに乗ったことがないのと、下取りを考えるとルミオンでしょうけどね…残念ながら、フォルティスのMTなんて買おうもんなら手放すときの査定価格には期待出来ませんから。
三菱もトヨタカローラもディーラーの対応は悪くないだけに、非常に悩みます。バモさんで思い知ったので、クルマの好みよりも最終的にはディーラー(担当営業)で選びたいなと(苦笑)
超長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
参考までに…バモさんのホントの代替候補にはどっちも入ってません。普通車2台はとてもムリですから。
Posted at 2008/02/29 00:51:27 | |
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