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乗って来ました新型スイフト。

直噴ターボ6ATとデュアルジェット5MTの両方があったので、MTメインでATを軽く試乗させてもらいました。グレードはどちらもRSです。

直噴ターボは正直普通～でした。所詮は2ペダルなんで、踏めば走るというだけで大して面白みは無いです。最大トルクを1,700～4,500回転の間に発揮し続けるという、このテのエンジンに良くあるフラット過ぎるトルク特性で盛り上がりに欠けるんですよね。1.0Lなんで、さすがに発進時のトルクは薄いです。

さて、本命のMT！

先代RSのMTにも乗ったことがありますが、あちらは最後まで非デュアルジェットエンジンのままでちょいと非力でした。新型はようやくMT＋デュアルジェットの組み合わせとなり、先代比100kg以上軽くなった車重（なんと870kgしかない！）とあいまってさぞキビキビ感があるだろうな～と予想されます。

そして、その予想は裏切られることはありませんでした。RStとは違って走り始めからして楽しい。やっぱりクルマはMTですよ～

ワイヤー感をうまいこと抑えて適度なシフトストロークを持つ静かでしっとりしたシフトフィールに、パワフルとは言えませんけど軽量ボディにギリギリ＋αぐらいのパワーを持つエンジンで引っ張って乗る楽しさがあります。

同じ軽量ボディでもやはりアルトとは全然違う剛性感としっとり感がありますね。

欧州を向いたクルマだからか、初代はともかく2代目以降は代々シフトノブの位置が私のシートポジションからするとちょっと遠くて直立しているのが気になると言えば気になります。この点はセドリックにしろドラハスにしろ、日本向けのクルマだからかシフトノブが斜めに生えていて手を下した位置にシフトノブが来ている方が個人的には好みです。

デザインは正直、私の大嫌いなブサイクマツダ顔に影響されているきらいがあるのが気がかりですが、日本車のこのクラスとしては間違いないクルマでしょう。

軽量化とコストダウンを兼ねているのだと思いますが、質感は先代のが上ですね。せっかく中央のルームランプ＋マップランプで大人になったなぁと思いきや、またもやルームランプはルーフ前端のみに逆戻り…インパネの仕上げなどを見ていると先代よりは2代目の後継モデルっぽいですね。

バックドアを開けたら内側のとってが左右に付いているのには感動しました。これなら「なんで右側にしかないんですかねぇ、こんなもの窪ませるのにいくらもからないでしょうあなた！」と番組中でよく怒ってらっしゃった晩年の三本さんも満足でしょう（笑）