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「日産NOTE e-POWER SPECIAL TEST DRIVE」についての記事

昨年末に応募したことすら忘れていたNOTE e-POWERの試乗会、お杉さんと違ってくじ運の悪い私がなんと当選！　こいつは新年から縁起が良い、というわけで本日参加してきました。

場所は「悪夢」でタカが赤い117クーペと死闘を繰り広げたり、最近ではおぎやはぎの愛車遍歴のロケ地として使われている辺り。同じ横浜でも山側のうちとは違う、海っぺりです。昨日辺り雪が降るかもと言われていましたが、結局はいつもの降る降る詐欺で終わって良かったです。

販売と開発スタッフの説明を受け、いざ試乗。試乗コースは一般道メインで軽く高速も走るルートで小一時間じっくりと乗らせてもらいました。

曰くつきなのが試乗車で、1台だけ明らかにハズレ感漂うホイールカバーのXがあって、見事にそれに当たりました（涙）　他の4台はメダリストとモードプレミアだというのに、イベントに当選したことでくじ運は使い果たしてしまったようです。まるで430の中に230が混じっていて、「あ、こいつは爆破されるな」というあの気分。

どうせならレアグレードのSを持って来て欲しかったところです。

ウレタンステアリングでテンションダダ下がりの中説明を受け、いざ出発！　まずはノーマルモードで走ります。モーターらしい立ち上がりの良さはe-POWERの分かりやすい魅力でしょうね。

市街地～高速までストレスなく静かに走れるのはモーター走行ならではだと思います。その分ロードノイズが目立つようで、特に後席はやかましいみたいです。
この辺はベースがベースだけにしょうがないかなと思うところ。

ノーマルモードで走った後はSモードとECOモードを試してみます。
SモードのSはSPORTではなく、SMARTのSなんだそうです。

どちらも強回生モードですが、この2つのモードがe-POWERらしさ全開の1ペダルドライブが堪能出来るモードです。

最初のうちはアクセルを離せば停まることに驚きだったですが、どうも自分が思っているより回生が強くてだいぶ手前に停まってしまうように感じます。昨年末、i-MiEVにパドルシフトが追加されたので、そういうのがあると良いかもと最初は思いました。

Sモードでの走行を重ねて行くうちに、アクセルワークだけで回生具合が調整可能であることが分かって来ました。なので例えば停止しようと思ったらアクセルを離して強めの回生を発生→停止寸前になって来たらアクセルペダルをほんのわずかだけ踏んで回生を弱めて行くとうまく停まれます。このアクセルペダルに対する反応は大したもので、不感領域だろうと思って操作してもちゃんとその分だけの反応をしてくれました。

慣れて来ると1ペダルで済むのが楽しくなって来て、普段3ペダルに乗っているのでその極端な差を堪能出来ますね。

強回生時はいわゆるエンジンブレーキみたいなものなので、後続車にはブレーキランプが点かずに強い減速をするから迷惑なんじゃないか？　と心配になりましたが、そこはさすがに考えられていまして車両の減速Gを感知してブレーキペダルを踏んでいなくてもブレーキランプを点灯させるようにしているのだそうです。今までの常識が通用しないクルマと思いました。

参考までにECOモードも試してみましたが、これはその名の通り遅い。回生力はSモードと同等らしいので、これでも1ペダルドライブは出来ますけど、個人的にはSモードに入れっぱなしでe-POWERドライブを楽しむのが良いかなと思いました。

単なる「踏めば走る」だけの2ペダル車に乗るのとは違って、コツが必要で新しい運転体験が出来るというのがこのe-POWER最大の魅力ではないでしょうか。
乗って楽しい、操る楽しさがあるのが本来の日産車ですからね♪

今後に期待して注文を付けるなら
・メーターの文字が小さくてかつ白一色で味気ないので改良して欲しい
・ASCDとサンルーフの設定が欲しい
ですね。メーターは目盛りの大きさに対して文字が小さいと思うんですよね。フォントもイケてないし。あの上品フォントが復活してくれれば言うことなし（笑）

以前、日産にはアジアという単位で商品企画をする部署があって、日本はその一部でしかないから日本向けの（まともな）ものはもう出ないという話しを聞きました。さすがにあの体たらくを反省したようで日本向けの商品企画をする部署が新設されたらしく、e-POWERもその一環なんだそうですね。日本向けにちゃんと企画した商品だから私でも魅力を感じるモノに仕上がっているのではないでしょうか。

うまく乗れば1ペダルで操れる、この楽しさにはすっかりハマッてしまいました。参加出来てとても有意義でしたね。

※この記事は 日産NOTE e-POWER SPECIAL TEST DRIVE について書いています。