昔O/Hしたエンジン

今日は仕事してないので、ねたがなかったので過去にやったエンジンの画像
があったので乗せて見ます。

フェラーリのエンジンはウエットスリーブでスリーブの突き出しが7/100ほどありますが、これが曲者で、燃焼室内に水が入る事はあまりないのですが、ブロックとヘッドの面圧が少なく、社外のガスケットではつぶれが甘く面圧がほとんどかかってないもがあったりします。当然外に水漏れします。高年式の新車でも漏れてたりします。
F社のエンジンを組むといつもどきどきします。面研までして、規定道理くんで水漏れする事があるので参ります。一度漏れても一度暖まって翌日からなじむのか漏れなくなる事もあります。
そのドキドキ感を和らげるために､温間水圧検査を行います。
方法は簡単､エンジンのウォーターラインをホースで延長し､動くほかの車のラジエターラインにバイパスさせ半日ぐらいエンジンかけておきます。これなら､実装状態に近い温度と圧力をかけられます。またヘッドと水周りだけつければ良いので､温間でのバルブクリアランスの測定や､ヘッドのまし締め､ブロックなどの暖めにくいところにもマイクロロンが温間処理されます。
万が一､漏れてもバラス手間や､おろす手間が激減します。
国産エンジンなら､絶対にやらないようなことでもFやL社の車はやっておいた方が自分のためにもなります。
ベンチテストして乗せるほどの資金力はありませんので自分でやれるだけの工夫はしてみます。