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赤い車、椅子外して、パネル外すと、有る程度作業性はいい方ですが、やっぱり降ろしが基本でしょうね～

フロントのベッタンの取り付けステーを作って、やっと着地いたしました。
オーナーのご希望があったのでコーナーウエイトも測定

この車328ＧＴＳ前期、外観はホイールまでノーマル。でもちらっとドアからのぞく炭色、光の加減でわかる繊維の目があやしい車です。
開く部分はみんなカーボンです。それも既製品では有りません。１０年ちょっと前でしょうか、当時にご近所のカーボンやさんで前後フードとルーフを製作しました。その後追加で左右ドアも製作しました。
もちろんドライで、ハニカムいりです。型も本人がもちなので完全に一品モノです。

クラッチ交換も終わったので、アームと一緒にショックもシ組み付けます、これが今回のメイン作業です。

実はこの車、以前アップした某メーカーのショックにクラックが見つかってそのまま怖いから置いて帰ってしまった車なんです。

ショック作るのに１月ぐらいかかるのでその間ただ預かってもらうのは申し訳ないのでと、ブッシュやらクラッチやら水、油脂全交換などさせていただきました。

ショックはいつもオーリンズ＆クワンタムでお世話になってるスキルさんに、いろいろわがまま注文を聞いていただき、一緒に採寸も付き合ってもらい作ってもらいました。
今日はショックのセットアップにいろいろ持参で来ていただき先ほど無事組み付け終了。
明日はベッタンのブラケットを作っていろいろ調整です。

ブッシュ交換のＦ３２８は、一緒にクラッチもやっちゃいます。

アームの錆び止め塗って乾くまでの時間もあるので、アームつけずにやれば作業スペースも広くてやりやすいです。

クラッチは、Ｂ＆Ｂ/ＡＰロッキードが付いておりました。今回も同じものですが会社の名前が変わってＡＰＲａｃｉｎで来てますね。箱もレースパーツと同じものでした。
価格もニスモの強化より少し高い程度で買えますので、Ｆの部品としてはかなりリーズナブル、これがカウンタックだと、とんでもない価格だったりします。

足周りリフレッシュ中のＦ328です。

ブッシュは以前純正部品にて交換済みだったのですが、走行距離はたいしたことないのですがゴムが劣化してきたので交換です。


社外品は耐久性で評判が悪いですが今回は、ためしに強化品を輸入して組んでみました。
この手のフェラーリのブッシュは圧入代が緩めなので、純正で点付け溶接されているのでそれをはがすのが一番の仕事になります。

溶接後は錆び止め塗って完成。アルミのスタビリンクもブラストかけてからワイヤーブラシで磨いて化粧直しして完成。