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軽さが命のこのエンジンですが、カムホルダーまでけちらなくても。

調整用のシムが入荷したのでバックラッシュと歯あたりを見ながら数回のシム交換で、ＯＫな感じに仕上げることができました。
今回、何度も組み付け＆分解をするのに効率ＵＰのためウォームギヤで回転できるエンジン台に固定したく、余ってるおかまを半分に切って固定用のアダプターとしました。これによって格段と作業性ＵＰです。でもこんな車両はめったなことでは入りませんのでもう出番ないかもしれません。
画像は、ギヤを全部組み付けて、５速とリバースを２重勘合させて、プライマリーシャフトとセカンダリーシャフトのロックナットを13.5/20キロで締めてるところです。

使うケースと使うファイナルセット、デフの組み合わせが違うため、歯あたりの調整をしなければなりません。
空のケースにデフ単体のみ組み付けて、プリロードがかかるところまでの仮の位置だしをしてまたばらして、次にファイナルドライブピニオンとデフを組み付けて、先ほど設定したプリロードがかかる部分までアジャストスクリューを締めこんでいきます。
当然一発でなんて奇跡は起きませんで、希望位置までしめこむ前にバックラッシュがゼロに、
通常アジャストスクリュータイプはデフの両サイドが調整できるのですが、このＭＴは片側だけで反対側はサイドベアリングのインナーレースの内側にシムがあります。せめてアウターレース側にしてほしいです。またばらしてベアリングはずしてシム交換です。
シムは国内在庫なしなので、手持ち部品の組み合わせで同じことを繰り返しましたが、希望0.12のところを0.18までしかつめれず、汎用シムをオーダーして本日終了。

ミッションネタつながりで、同僚はヒューランドを開けているので、私はアルピーヌＡ610のＭＴを開けていいとこどりしてＭＴを一基再生しようと試みてます。
シールは何とか国内にありそうなので後はガスケットを探してと。

この間ロータスで見たようなＭＴの一回り大きいのが入ってきました。
１速が砕けてます、ほかにも破片によるダメージがありますね。
これ部品出るか怪しいんだよな～。
多少の組み換えで流用できそうなＭＴは、近所の業者さんから分けてもらう話にはなっているのですが、うまく組み合わさればよいのですが。