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部品を一通り洗浄が終わったら、ピストン、コンロット、クランク、オイルポンプをクラックチェックします磁気深傷装置があればもっとよいのですが現状できることは低コストの染色浸透探傷検査なのでそれを行いました。

結果は前々回のセパンのエンジンのように特に面白いことも無く無事点検終了

今日は朝の涼しいうちに工場に行って11年2月のＫ4ＧＰセパン24時間耐久で使ったＦ6Ａを分解点検。

もう1つ心配だったのがこのＮＡ用のクランク
ターボは550のころから鍛造品さらにピン径も太い、でもこのクランクは鋳造品、メーカーが鍛造が必要と判断したものをわざわざ捨てたので点検は必須です。

メタルのあたりに問題はないし、クラックもないようなので、あのくらいのペースならもうすこしせめてもいいらしい。

今回のエンジンの心配の1つはこのピストン
ＮＡ用だから軽いけどかなり華奢、さらに悪いことに1つだけ１ｇ以上軽い。
ピストン削ったことある人なら判ると思いますが、この小さいピストンでアルミの部分だけで1以上の差を埋めるのは結構大変、　削りすぎてクラックがはいらないか心配でした。
リングからの加給の吹き抜けも心配の1つ

結果はなんともなし。純正のコーティングもあたりいいし、シリンダーのあたりもここ最近作ったＦ６のなかで一番きれいでした、やわらか鋳造ピストンなかなかいいかも。

1000ｋｍ+α走ったＦ６Ａ開けてみましたが、ちょっとわかってましたが、燃料まだまだ濃かったですね。
セッティングだけでもまだまだいけるかも。

7/7に乗ったときは、まだ絞れる気がしてたんですよ、音とかフィーリングとか感覚的にね、その後Ａ/Ｆの較正かけたら、濃い目に出ていたらしい、前日のテスト時間に同じデータで走ったら、すでに希望Ａ/Ｆでメーター見るとびびりで攻めきれず、でもプラグ抜いて内視鏡で見た時はＥＸのバルブも白いしＯＫにしてしまったのですが、実際走行させると、スタートからずっと燃費がマイナス続きレブを下げていくもタイムが落ちるがあまり燃費向上の兆しなしとの報告。

最後のスティントＡ/Ｆメーター見ながら走行してると、3500ｒｐｍのアクセル開度7割程度でもブースト0.5もかかりＡ/Ｆも12.8になってました。この辺は予定では巡航に使うつもりはなく、前が詰まった時など回転が落ちた時のトルク確保と思ってそんなに絞らなかったところを一番使って走ってしまったようです。

せっかくの燃費仕様もセッティングをはずしては意味ないですね～