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ヘッドも分解。

ちゃんと水来てるんですね。

開けて洗っていてわかったこと、ヘッドの横に付いている丸いのがマフラーなのですが､外から見てマフラーに近い側のバルブがＥＸ と思っていましたが､実は逆でした。
わざわざインテークポートを囲うように排気ポートがあり吸気を温めているようです。

ステムの潤滑およびシール？はフェルトのリングにオイルを染み込ませておくようです。

コッターは半割ではなくＣ型のものです

順にばらし手洗い続けてます。

ちょっとびっくりしたのがアルミブロックでした､でもヘッドは鋳鉄､さらにピストンも鋳鉄でした。

ボアＸスト75ｘ90で400ｃｃ　ヘッドはプラグ用のくぼみがあるだけで基本フラットで燃焼室は､ＴＤＣで25ｍｍも下がったシリンダーとなります。圧縮比は4.3でした。

ピストンピンはフルフロー､コンロット大胆部はオイル溝のみでメタルレス。クリアランスは合口にシムを2枚はさんで調製してありました。
潤滑はコンロットボルトで友締めのべろがオイルたまりを掻いてキャップの穴からオイルが流れ込む仕組みです。

クランクはボールべアリングで跳ねたオイルで潤滑のようです。

内部パーツの磨耗は少なく洗うだけでよさそうです。

その洗うだけが､2日もかかってますけど。　
洗浄液がいままで見た事ないぐらい黒くなってしまいました。

今回一番痛んでいたのが､ロッカーアームとシャフト周りでした。
剥き出しエンジンなので､このへんの潤滑機構はありません、運転しなが適度に給油するのですが､過酷に使われていたようで､ガタガタです。

シャフトは､旋盤でどうにでもなるのですが、ロッカー腕のほうが問題です。
サイドのわずかに面の出ている部分を基準に固定ジグを作って､フライスでボーリングするつもりで考えていたのですが、ロッカーの両サイドも斜めに磨耗していて基準になる部分がどこにもありません。
こんな時はどう固定して削るんですかね～

三菱重工京都製作所製　かつら　Ｊ1Ａ　昭和３０年ぐらい製　国家審査最優秀大臣賞第１位受賞
２-３馬力1000ｒｐｍ-1500ｒｐｍ

現状　クランク回る。圧縮ありそう、火はポイント磨いて復活。ロッカー腕（発動機の始動方のプレートにそう書いてある）がものすごくキャンバー切ってるしガタ多し、錆びタ数バルブ＆リフター動き悪。キャブ＆リンク類固着、プッシュロットチューブ、錆びで崩壊寸前、ホッパーの濾し網崩壊淵のみ残る。以外に欠品少なし。

錆びと汚れと格闘しながら、分解中

カムギヤトーレーンです。この後ガバナー系の作業中に振動で、知らぬ間にアイドラーギヤが抜けて、バルタイ＆点火時期不明に、点火時期ってどのくらいなんだろ。アフターかな？