squash12vのブログ一覧

点検のためにアンダーパネルも取り外しました。

このエンジンから308から続いたタイベルからチェーンになりF周りがすっきりしてます。

このエンジンレーシングカーのようにMTのクラッチハウジングにドライサンプのオイルタンク内蔵されております。ポンプもW/Pと同軸上にありコンパクト設計でいいかんじです。

今日は天気も悪いので出張作業では頭打ち気味のＲＲには手をつけず、Ｆ430のメンテナンスを行いました。
この手はリフトに上げるのが一苦労。エンジンオイル＆フィルターはサービスホールがあるのですが、ＭＴオイルは、リアディフェーザーをはずす必要があります。はずすと結構重いので、乾炭の物に変更したくなります。
点検のためにアンダーパネルもこの後取り外しますが、家のようなタイプのリフトだと、ジャッキアップポイントがパネルをまたいでるのではずすのがこれまた大変。

先日からはまっているロールスロイスの目覚し作業。
昨日の段階ではまだ点火メインの作業では４発しか起きてくれません。

順番が少しずれますがこの車両はＫＡジェトロというちょっと古い機械式ＩＮＪなのですが、まずは２箇所の燃圧測定からはいるのですが、見事にどちらもだめ。
ポンプ＆フィルターだけ交換してイニシャル燃圧だけは確保。コントロールプレッシャーは、水温増量がないだけなので今のところは保留。
簡単な右バンクのみインジェクターノズル洗浄してやっと５.５気筒ぐらいまできました。

次ははずしにくい（ＩＮＪにたどり着く前にはずすゴムパーツが割れそうで触りたくなかった）左バンクに手を入れます。

エンジンの基本三要素が。たいしてよくない点火、すごく低い圧縮、そろわない燃料
最悪だ。

テスターにノズルを固定して、テスト中です。
詰まってこそいませんでしたが、低圧のときの噴霧状態が悪いので、ケミカル＆超音波洗浄機を使って洗浄、とりあえず許せる程度には復活。

現在10年ぶりの路上復帰のために整備してるRRですがいろいろと問題が多く、燃料系（KAジェトロニック）が詰まりなどの問題を抱えてるようで、久々にノズルの単体テストをしようと思ったらテスターのポンプが固着してました。

単純な作りなので洗って組み直せばOKなのですがシールを使ってないポンプなのでさびたり引きずりキズが付くと性能が出なくなるので、グリスはマイクロロンを温間で塗布しておきました。