squash12vのブログ一覧

もともと市販のエキマニ＆マフラーが付いていた車両でMOTEC制御のこの車両カムを変えたら、予定より全然飲まなかったらしく、マフラーをはずして簡易パイプをつけてセッティングしたら予定どうり燃料が入るようになったそうで、左右バンクを集合させずに独立排気での製作依頼での作業です。
簡易パイプについていたフランジは再使用ですが、エキパイ集合部より、細かったので旋盤で拡大してスムーズに抜けるように製作です。

ご近所の板金やさんよりABSランプ点灯のGMCユーコンの入庫です。
テスター点検でセンサーとでたのですが､単体清掃＆点検でも変わらず、なんとなく傷っぽいし､古いので新品交換することに。
センサーのリングのほうはハブに内臓されていてハブベアリングのアウター＆インナーの間に圧入されています。φ10ほどのセンサーの穴より､センサーリングに鉄粉でもつまってないケガキ針でつついてみると､なんとハブが回ってないのに空回りします。何か起きていること確定です。
部品としては、ハブ＆ベアリング一体タイプなので非分解ですが､部品も無いのでとりあえず分解してみることに。
まず４WDなのでドラシャのナットをインパクトで緩めると予想以上に簡単に緩み。
緩むとすぐにハブはガタガタ､スライディングハンマーでハブを抜くと、家母のベアリングとの圧入部分が､磨耗してやせ､錆びてました。画像の部分です。
ベアリングのつばに圧入されているはずのABSのリングも空回りです。

原因の予想、走行距離の怪しい中古並行に２４インチのデカタイヤ＆ビックブレーキにハブベアリングがいたみABSリングとセンサーが接触するようになって、リングに負荷をかけて､リングの内側磨耗というところでしょうか。
とりあえず部品が無いのではめあいロックタイト＆ポンチでリングを固定してドラシャのナットも思いっきり締めて､応急処置と致しました。

実はこのエンジン、他の作業でエンジン下ろしたのですが、以前初めてこの車両のメンテを請け負ったとき、エンジンオイル交換の時、傷の入ったM6ナットがドレンのマグネットについてきたのです。
このエンジン内部でM6ナットを使ってる部分は、数箇所敷かなく、どこも重要なところなので、この機会に、エンジン全損になる前に開けさせてもらうよう提案してあけることになったのですが、脱落しているナットは、無く組み付け時に紛れ込んだものだったようです。
そんな状態なので怖いので、さらに分解すると、バルブリフターがうまく抜けないところが2箇所、プライヤーでつかんでやっと抜くと、こんな姿に、出てきたM６ナットは、おそらくここで挟まって事件を起こしたのでしょう。割れたリフターでバルブスプリングも磨耗してました。なかなか一筋縄ではいかんエンジンになってます。見た目は非常に綺麗な車なんですけどね、いろいろ事件＆爆弾を抱えていて大変です。

今開けてるエンジンですが、カムは社外新品っぽいのが入っていたのですが、オイル穴の面取りがないのが気に入らないのと、洗浄が悪かったのか引きずり傷がかなり付いてます。

連休最終日は、外も雨なので家で読書してました。
少し前によそのブログで故兼坂爺のことが書いてあったので思い出して引っ張り出してみました。いっしょに数年前の引越し荷物から出してない本が多数合ってそこから数冊読んでみました。エンジンテクノロジーも久しぶりに読みましたが相変わらず難しくて読みきれません。