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点検がてらショック交換＆オイル交換のＳＬです。
綺麗な個体ですがやはり年式なりに傷んでるところもありエンジンマウント
が劣化して中のシリコンが噴き出してましたので交換です。

初期の数少ないディーラー車の500SL-6.0AMGの入庫です。
これが新車当時は、とんでもなく値段が高くバブリーな車のイメージです。

５LのV8エンジンをボア＆ストロークUPで６L化し、ハイカムも入ってます。
ATもシフトポイントの変更、デフはトルセンLSD＆ファイナル変更とエアロや内装だけではなく、中身もちゃんとチューンされております。

別の作業で入庫している、E36T-AMGですが、点検中にエキマニクラック＆排気漏れを発見。
エキマニの取り外しを行いましたが、一番奥がクラックとは関係なく排気漏れがひどく、ナットに工具をかけたとたんにボルトが抜け落ちました。
それも厄介なことに、面より三山ほど奥まったところで折れてました。最悪です。
この車両は、エンジン6番の横は隔壁がかなり近くまともにコーナードリルでもはいりません。
手前のねじ山も痛んでいて、ポンチなどでは全く動く気配がありません。
覚悟を決めてやるしかありません！（と言うかお客様に覚悟を決めていただくしかありません）せっかくなので以前からやりたかったヘッドガスケット交換を行います。

水漏れチェック無事クリアしたので、カムカバーを取り付けます。
いまどきのクルマはカムカバーはフローティングマウントで面圧が均等でよいのですが、このころのは紙パッキンに剛性のたいしてないカバーに少ないボルトの組み合わせです。漏れ止めに、つい強く締めたくなるのですが、よけいに面圧にむらが出て漏れの元になります。

MTとエンジンをエンジン台からはずし台車の上で合体です。オイルストレーナーを曲げないように、ホイスト連打でゆっくり合体。
来週は載せられるかな。

DINOのエンジンももう少しのところまできました。

溶接修理したヘッドですが、心配なので水圧検査です。
ラジエターキャップテスターで圧をかけて漏れチェックです。
内視鏡も使ってエンジン内部の漏れもチェックです。
その後水温を上げて圧をかけます。
以前は、軽自動車の水ラインにエンジンをつないでアイドリングさせて温めていたのですが場所も取るし手ごろな車ももなかったので、簡単なアルミのタンクと、ベンツのヒーターポンプとカセットコンロで温水を循環させます。カロリーが低いのでなかなか温度が上がりませんがガス1本使うころにはブロック表面温度で65度まであがったので水温は70度以上にはなったと思います。
無事テストをクリアしたので、カムカバー類を本組みして、MTと合体です。