湖北の廃集落を見に行く

最近ずっと良い天気が続いている。



どこかに行きたいと思っていても何かと用事があっていけない。



先週の木曜日にはようやく出かけることになったが、数十㎞走ったところで鼻血が出てきて中止、引き返した。



今日も昨日素焼きしたものの本焼きの準備をするつもりだったが、ついふらふら走ることにしてしまった。



何時ものスプリングスひよし（日吉ダム）でトイレ休憩。後ろに日吉ダムがかすかに見えている。






途中で。紅葉が盛り。







京北からいつもの能見峠久多集落を越えて高島に。



道の駅朽木本陣でトイレ休憩。良い天気だ。







国道１６１のポプラ並木はスルーして、湖北地方ぐるりと回り木之本のヘイワドーで昼食。



そのあと目的の余呉町の県道２８５号の集落跡を目指した。


ここはとても山奥いところで豪雪地帯でもあるので昭和から平成の初期に集団で離村したと先日の新聞記事にあった。



そういうことを知ると、どうしても見に行きたくなるという悪い癖で兵庫県から京都京北の裏道を通ってやってきたのだ。



途中に国道３６５と３０３を結ぶという狭い山道（県道２５４号）があったので寄り道をした。



期待通りの悪路だったが幸いなことに対向車はなく往復は問題なく走れた。



杉本トンネルはとても狭くて１台がギリギリ。





幸い対向車はなかったが、あれば困るところだ。



ライトが点いていたのでまだよかった。こういうトンネルは真っ暗なところが多い。



目的の廃集落前に妙理の里という茅葺切妻屋根を金属で覆った形の家が数件並んだ施設があった。







この近所は切り妻のかやぶき屋根を金属で覆った家の比率がすごく高く、また美しく保存されているので文化遺産として質の高いものだと言える。



いよいよ目的の集落跡方面に。



急に道は悪くなり先のほうで工事をしているらしく大きな車の通った跡がしっかりついている。



落石穴ぼこがひどく、ぬかるんでいるところもあって車はどろどろに。



田戸集落跡は少し広場がある程度で以前に集落があったとはわからない。



さらに進む。



１軒の廃屋でもあれば道々電柱が立っているが、この道路わきには電柱すら１本もなかったので完全に家はなくなっているのだろう。



高時川と県道２８５号が辛うじて深い山の中を貫いている。



鷲見集落跡についたがここも少し広場がある程度で昔の生活をしのべるようなものは何もなかった。


ネットで画像を見たら以前は廃村らしい集落跡があったようだ。



山と川に挟まれた小学校の運動場ほどの広場で何人が暮らしていたのだろうか。



その先に進んで今庄方面に抜けたかったが、工事中で通行できなかったので引き返す。



それから敦賀小浜経由で帰宅。



走行距離は３６０㎞ほどだった。



家まで２０㎞の所で９重なり達成。







あのような深い山の中のさらに豪雪地帯なら、集落ごと移転を考えても仕方がないと思えるところだった。