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2019年08月16日

地球の文明はあと77年で滅びるかもしれない


フランク・ドレイクというアメリカ人の天文学者によれば、銀河の中の恒星系の2個に1つの割合でその恒星を周る惑星には平均2個の生命が生まれ得る環境があると考えても間違いではないと言う。

フランク・ドレイクの方程式

N=R×A×B×C×D×E×L  (元の代数とは変えてあります)

変数        定義

R 人類がいる銀河系の中で1年間に誕生する星(恒星)の数
A ひとつの恒星が惑星系を持つ割合(確率)
B ひとつの恒星系が持つ、生命の存在が可能となる状態の惑星の平均数
C 生命の存在が可能となる状態の惑星において生命が実際に発生する割合(確率)
D 発生した生命が知的なレベルまで進化する割合(確率)
E 知的なレベルになった生命体が星間通信を行う割合
L 知的生命体による技術文明が通信をする状態にある期間(技術文明の存続期間)

上記のパラメーターの値については様々な見解があるが、ドレイクらが用いた値は以下のようなものである。

R =10 [個/年] (銀河系の生涯を通じて、年平均10個の恒星が誕生する)
A  (あらゆる恒星のうち半数が惑星を持つ)
B  (惑星を持つ恒星は、生命が誕生可能な惑星を二つ持つ)
C (生命が誕生可能な惑星では、100%生命が誕生する)
D (生命が誕生した惑星の1%で知的文明が獲得される)
E 知的文明を有する惑星の1%が通信可能となる)
L [年] (通信可能な文明は1万年間存続する)

以上の値を代入すると、Nは次のようになる。
 
N=10×0.5×2×1×0.01×0.01×10000=10 という事なのだが、最近の研究では銀河系に存在する恒星の数は2500億±1500億個と言われているため、ここでは全天の川銀河の恒星の数は3000憶として計算します。


ドレイクの方程式に当てはめてみると

それらの生命が生まれる可能性のある惑星系のうち1%つまり100個に1つの割合で知的生命が育まれると仮定していて(D)、さらにそのうちの1%が通信電波を出すと仮定すると(E)、この我々の属する天の川銀河の中には3000億個前後の恒星があるため、3000億÷2(A)×2(B)=3000億の惑星に生命が生まれ、さらに1/100(C)の惑星では知的生命が生まれ、さらにその1/100(D)が通信電波を出すようになるとすれば、少なくとも3千万個程の惑星で知的な生物が通信電波を出すようになるという事になります。

そこで、次に時間的なズレによる知的生命の同時性はどうかという問題を考えます。

すると、我々人類のような電波を使った通信手段を持つに至った生命がどれくらいその文明を維持していられるかという予測を計算に取り入れる必要が生じますから、人類が電波通信を利用するようになって僅か120年余り、今後どれくらいの間、我々人類が滅びずに電波を使い続けるであろうかを予測しなくてはなりませんが、ここはドレイクに従って1万年間(L)続くと仮定してみます。

そこから次に銀河系の歴史を考える必要があり、現在では132億歳の恒星が我々の天の川銀河で見つかっているため、132億年のスパンで1万年間続く文明が同じ恒星系で何度出現するかを考えなくてはならないのですが、恒星の大きさによって惑星系が生命を育める期間が大きく異なることから、平均値を求めなくてはなりませんし、人類のような文明を持つ知的生物の滅亡が、巨大な小惑星などの衝突によって全球溶解と言った全生物の大絶滅によって起きるのか?それとも核戦争などによって人類を含むほとんどの生物が滅びるのかによって、同じ惑星で文明が再び起きるまでの時間には大きな差があるため、ここではその最悪のケースを想定し、惑星が生まれて8億年で最初の生物が誕生し、その後38億年で我々人類が誕生したことを根拠として、完全に全生物が絶滅したと仮定しても38億年あれば再び電波を使える知的生命を育むことが出来ると考えれば、それより少ないという事は無いと思われます。

我々の太陽系の恒星である太陽は46億歳と言われていて、それは天の川銀河の中でもかなり若い部類であるのことが挙げられますが、我々の太陽より2倍の質量がある恒星は1/8の寿命しかないので恒星系の寿命も13億年に満たないことになってしまうので、地球と同じように最初の生命が生まれるまでに8億年かかるとすれば生命が生まれて文明を築くまでに至れないうちに恒星系そのものが死んでしまいます。

そこから導いて、太陽の大きさよりもわずかに大きいサイズからより小さなサイズの恒星では生命が生まれるとして、太陽ほどのサイズの恒星では100億年が寿命とされ、100-42=58となり、58億年間に2回目の文明を築くまでに到達する生命が生まれる可能性がありますからチャンスは2度です。赤色矮星の寿命は数百~数千億年以上と見積もられるので天の川銀河の誕生時から3度のチャンスはあると考えられます。

それにしても地球のケースで考えて46億年でたったの1万年しか電波を使うような文明が続かないとすれば、天の川銀河の歴史の中でも同様な時間を必要とするなら、46億年÷1万年ですから46万分の1の確率でしか同じ時期に同じように電波を使える文明は存在しないことになります。

天の川銀河の恒星は、銀河が形成されてから徐々に出来て現在まで増えてきたと考えれば、古い恒星系では132億年前に出来ていたから、そこでも46億年で知的生命が誕生していれば86億年前から1万年の間は電波を出していた可能性はある。しかし1万年でその知的生命が絶滅していれば、2度目の文明がその後46億年で起きても、それは今から40億年前で、その文明も1万年しか電波を出していないかもしれない・・・・。

そのようにすべての恒星系の誕生が均一にバラけていたとして、46万分の1しか時間的な同時期性は無いという事になるわけです。

そこで、先ほどの数的な可能性と合わせて計算するのですが、天の川銀河系の中には3千万個の知的生命を育む惑星があると推測できているため、時間的な同時期性を加味する計算を行うと3千万個÷46万=65個程となります。

この計算の結果から解ることは、私たちの太陽系の在る天の川銀河の中に在る恒星系の中に、同時期の今現在、電波を使うほどに文明を発達させた知的生命体の住む惑星は65個程しか存在しないという事になるのです。

次に距離的な問題について考えますが、天の川銀河はおよそ10万光年以上の直径がありますが、我々人類が電波を出し始めたのはわずか123年前ですから、最初の電波は123光年先までしか届いていないことになり、銀河系の中の1%弱の距離にしか届いていません。

従って、我々地球人の電波を他の知的生命が見つけてくれる可能性は運が良くても先ほどの同時期に存在する知的生物の居る確率を考慮するとわずかに0.65個の惑星しかありませんが1万年のスパンで電波を出した場合での確立上の話でしたから、実際に123年では更に1/100程度可能性は下がり、同時期性という部分の確率が下がるため0.0065%と考えるべきです。

しかし、我々の出した電波ではなく誰かの出した電波を考えれば、今現在約65個の惑星から電波が出ているという風に予測されるため可能性はかなり高くなるはずですが、それでもここ十数年で何ら有力な電波を発見できていないという事をどう考えればよいのでしょうか?


現在まで行われているSETI(地球外知的生命体探査)では、有力な情報はいまだに見つかってはいない・・・フランク・ドレイクの方程式の変数パラメーターに入れるべき数値にさほど大きな誤りがあるとも思えませんが、それでも彼らの入れた数値の何処かに致命的な予測違いがあるのかもしれません。

なぜ地球外生命の出した電波は見つけられないのか?・・・もしかしたらパラメーターL=10000に誤りがあるとは言えないだろうか?、電波を出せる文明は1万年も続かないという事ではないのか?

その理由はドレイクのパラメーターL=10000年ではなく1000年程度しかそうした機械文明は存続しないとすれば納得が行くのかもしれない・・・もしかしたら500年もしないうちにテクノロジー文明は滅びるのが普通だとすればさらに理解はしやすい。

ドレイクのパラメーターLを1万年ではなく、500年にしてみると1/20となるから天の川銀河の中で同時期に通信電波を出せる文明を育んでいる惑星は65個÷20=3.25個となり、僅かに3.25個しかないと計算されるのです・・・・。もし500年ではなく、200年だとしたらあと77年で地球の文明は滅びてしまうという事になりますが、それで計算すると我々の天の川銀河の中には僅かに1.3個という結果になります。

天の川銀河の中で同時期に通信可能な惑星は1.3個しかない!という事はどういうことかと考えれば、その1.3個在る惑星の内の1個は地球ですから、可能性は0.3となってしまい1以下となります。それは10万光年という天の川銀河の大きさゆえの距離を全く無視して、同時通信が可能だとしても0.3個であり、四捨五入すれば0と言うことです・・・。

何となくこれで結論が出たような気になりました・・・。

現在の地球の文明はあと100年程度しか続かず、滅びるのが普通のパターンだという事ですね・・・・そういう事なのだ・・・・・だからSETIでも有力な情報が得られないというのは当たり前のことになりますね・・・・。

天の川銀河の直径の距離と電波の速度を考え、通信電波を使うテクノロジー文明は500~1000年程度しか続かないと考えれば、SETIで有力な情報が得られないことも不思議ではなくなります・・・・1000年その文明が存続できたとしても天の川銀河で同時期に通信電波を出す文明を持つ惑星はたったの6.5個ですから・・・よほど運がよくないと通信は難しいでしょう。

そうした高度な文明の存続する期間が500年ならあと377年人類は滅びませんが、もし200年であるなら後77年で自滅する計算です・・・・。

明らかに、その兆候はあるね!! 我々は今、その瀬戸際にいるのだろう・・・・。

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Posted at 2019/08/16 17:37:31

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この記事へのコメント

2019年8月17日 0:57
遼さん、こんばんは♪

一応、技術者なので構造力学などやってるから数字には強いはず何ですが読んでて数字の迷宮に迷い込みそうになりましたよ😁

しかし非常に興味深い話ですね🤔
夏休みの論文に使えそうです😄
コメントへの返答
2019年8月17日 19:23
こんにちは~・・・・。

ドレイクの方程式自体はもう30年も前の理論ですが、とりあえずそこをれを使ってみました。

銀河系にある3000億個の恒星の内1500億の恒星は惑星を伴っており、その惑星の内の2個はハビタブルゾーン内に存在する可能性が有るため、それらのすべての惑星に生命は誕生すると考えられるわけですね。

生命を育む惑星の中の1%では知的な生物を生み出すと推定し、さらにその中の1%は技術文明を起こし通信電波を出すようになると推測した言うわけです。

3000億÷10000=3000万個の惑星で電波をつかうような文明が起こるわけです。

しかし問題はそうした文明の持続期間だったわけです・・・。

地球は誕生以来46億年で123年しか電波を出していませんから、今後77年電波を出せたとして46億÷200≒2300万分
の1しか時間的タイミングは無いことになる為、もし電波を出せるレベルの文明が200年で滅びるとすれば3000万÷2300万≒1.3となり、その中の1は地球なので、その1を引くと0.3しか無くなり、1を下回り、同じ時期に電波を出せる惑星の存在する確率は銀河系には地球だけになってしまします。

従って確率的には銀河系の中を探すSETIでは見つからなくて当然と言う事になってしまいます。

文明の持続期間が200年ではなく1000年だとしても同時期に電波を出せる星は地球以外では5.5個ですから、可能性は非常に低いですよね・・・。

是非夏休みの課題に使ってください・・・・。

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銀河 遼です。よろしくお願いします。(宝塚とは無縁です) フリーランスの機械系エンジニアです。(面倒な仕事してる面倒くさいかもしれない人です) 3D・C...
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