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銀河遼のブログ一覧

2021年10月04日 イイね!

車ほど利便性が高ければ人命は軽んじても良いのか?


前回、有人ドローンの実現性について考察したBlogを書いたが、それに関連して乗り物の安全性を少し考えて見た。

先ず現代社会には欠かせない移動・輸送装置としての自動車について考えて見たが、この「みんカラ」Blogに最も相応しい話題と言えるだろうか?・・・・。

有人ドローンに比べて車の安全性はどの程度か?と考えると、未だ有人ドローンは一般的には実現していないので、先ずは現在の飛行可能な乗り物の事故率を知ることで現在の自動車の安全性が如何程かを考えて見ることになる。

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上のグラフは、「商用飛行機」で見ると約3%であるから、営利目的で運用される飛行機100機がそれぞれ10万時間飛べば3機の機体で墜落事故等が起きることを示し、個人運用のヘリコプタと営業でのヘリコプタの合計では7.57%となり、10万時間飛べば100機あたり7~8機が墜落などを起こしていることになる。(整備状態や操縦者のミスを含んでいるはずだが主原因がどちらにあるかはこのグラフでは不明)

この事を自動車の事故状況と単純に比較することは難しいと思うので、少し考えて比較できるように扱ってみたい。

先ず日本では、車で事故を起こす確率は1年間で見れば、およそ100人に1~2人が事故を起こすと保険会社の調査で判っていますから数値は100人につき1.5人とすれば1年間では約67人に1人は事故を起こすことになる為、ドライバーは67年間運転すれば1回は必ず事故を起こす側となっていると言って良いでしょう。

自家用車であれば1年間に10000km走るのが平均だそうですから、平均速度が40km/hとすると250時間/年となり、67年では16,750時間となって、10万時間あたりで言えば約7回の事故を起こすと言えそうです。

しかしこれはドライバー1人についての数値なので、直接比較はできません。

ヘリコプタの場合で計算した時、10万時間で7~8回の事故が起きて、100機がそれぞれ10万時間飛んだ場合でしたから、ここでも1人10万時間を100人のドライバーに置き換えねばなりません。

ドライバー1人が車を10万時間運転すれば、7回の事故を起こすという事なら、ドライバー100人で計算すれば100人×7回=700回になりますよね?

もし私のその計算の方法が誤りでなければ、ヘリコプタが飛行で起こす事故は10万時間を100機が飛んで7~8回でしたので、自動車では同じように100台(100人)でそれぞれが10万時間走れば700回の事故を起こすという事になるのではないでしょうか?

そこで問題なのは、「有人ドローンは、現在の自動車並みの事故率でも許可になるでしょうか?」という事になります・・・・。

充分危険な乗り物である自動車がその大いなる利便性の為に現在許可されているわけですから、自動車と同等な安全性が有るのであれば有人ドローンを禁止にするのは不公平では無いでしょうか?と言う事になりますが・・・、皆さんは如何お考えになるでしょうか?

もしそう言った論理が認められるなら、現在のヘリコプタよりも100倍事故が起き易いとしても認められるべきではないか?という事になり、少なくとも機体に原因がある場合でも、現在のヘリコプタよりも10倍墜落し易くても許可しなくては不公平と思えて来ます。

皆様の意見を聞かせていただきたいと思います。

参考資料:昭和の事故と平成の事故との比較

昭和45年(1970)事故数 718,080件  事故死者数  16,765人  1日の事故死者数45.9人
平成26年(2014)事故数 573,842件  事故死者数   4,113人  1日の事故死者数11.2人
Posted at 2021/10/04 14:00:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 思う事 | 日記
2021年10月02日 イイね!

有人ドローン(空飛ぶ車)はいつ現実になるか?


空を飛ぶ車と言う夢の乗り物は技術的に見ればかなり現実に近づいて来ている。

実際に滑走を必要とせずに飛行できる小型のビークルは既に幾つも登場した。

私が生きているうちに実用化されて自分の家の周りで見ることは無いとは思うが、実際に法律が整備され運用が許可される日はいつ頃になるだろうか?

当然問題になることは墜落事故であるからメカニカルな飛行方式は必ず壊れるという宿命があるのでほぼ不可能に思える。

機体に何らかの問題が生じた場合でも、安全に場所を選んで着地出来る機能は必須であるはずだから、決して墜落してはならないという縛りが運用規則に盛り込まれなければ一般化などし得ないだろうから、その壁は限りなく高い。

飛行可能な場所を地上に人間が居ない場所に限定したとしても、何かの故障でコントロール不能に陥った場合、搭乗者を無傷で守れる機能も必要である。

飛行中に不調になっても街の中に安全な場所が直ぐに見つかる保証はないから、市街地では飛行許可は出ないという事になるのだろうか?飛行できる場所を人里離れた所に限った場合、本来の目的とは違う乗り物になってはしまわないだろうか?

そもそも有人ドローンと言う物が地表20センチを車のように運用されたら意味は無いに等しい。

それどころか車の邪魔になって許可される日はやってこないと考えられる。理由は急発進や急停止が困難になって車と共存するには遅すぎて話にならないはずだし、路面の砂埃を巻き上げて迷惑なものになることは請け合いだし、衝撃安全性を担保することも、車程に積載性を高めることも、軽量化が必須な機体ではほぼ不可能に思える。

都市や住宅街の上空を、搭乗者も、地上にいる人にも、危険なく安全に飛行できるという保証をどうやって確保するのか?私にはアイディアが浮かばないのだ。

たぶん広大な砂漠や草原、山林、海上や山岳地帯のような場所以外でそれらを運用できる日は、少なくとも日本ではやってこない様に思えるが、如何だろう?

つまり、もし運用が許可されるとしても飛行制限の多い安価なヘリコプター的な乗り物と言うべき商品でしかないように思えるのだ。(そう考えるとヘリコプターの安全性と言うのはかなり厳しく審査されねばならない乗り物と気づくが、それでも偶に墜落事故は起きるよね?墜落した時に2次被害を起こしやすい場所の上は全て完全な飛行禁止区域になっているようにも思えないが・・・)

現在の車に取って代われる日は、反重力理論で浮き上がるビークルの登場まで諦めるしかないように感じるが、そんな日は人類にやって来るだろうか?
Posted at 2021/10/02 09:49:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 思う事 | 日記

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