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2016年01月03日

保存版・滅びてしまった美しき正統…トヨタマークⅡ“ザ・ベストテン”

保存版・滅びてしまった美しき正統…トヨタマークⅡ“ザ・ベストテン”
車種別ベストテン、一部では大変ご好評頂いております(^^ゞ

マークⅡ、30代以上なら型は違えどクルマ好きなら免許取得前後から憧れ一度は手にしたいと思った御仁も多いのではないでしょうか…

マークⅡは元々はコロナの発展先行モデルでデビューしましたがそのコロナと決別し独自路線を歩み始めると同時に人気が高まり始めバブル期のハイソカーブームの火付け役にもなりましたしね、実際それほど高額ではないながらイメージは常に上質な高級車っいう感じがウけバブルを挟みそれまでの庶民のレギュラーだったカローラよりも販売台数が上回るなど庶民性も発揮、2000年代までトヨタを力強くけん引してきたのは皆様御承知ですよね。

リーズナブルと言っても今で言う貧困層?でも200万するマークⅡグランデを買い競っていたバブル期、今振り返ると異常でししたが国産車の歴史に強い印象を残したのは間違いないです。

デビューした60年代はコロナのスポーティモデルの性格、トヨタが火元の2ドアHTとセダンを揃えお得意のワイドバリェーションでコロナと併せ中身では1歩も2歩も上回っていた日産ブルーバード510と新鋭ローレルを撃沈、その後70年代には照準を“ハイオーナーカー”を名乗るローレルに完全に合わせクラウンに迫る高級路線で訴求、80年代に2HTを発展させてスタイリッシュな4HTをリリースして人気を不動のモノとしながらファミリーユース、業務用までカバーする伝統のセダンと共に広い層に愛されたモデルになりました。

そんなマークⅡも最後はミニバンブームの煽りは避けられず人気/販売は減少、2004年には現行のマークXに後を託して(ワゴンのマークⅡブリット除く)製廃になり早10余年ですがバブル時代の若者だった我々世代では忘れられないクルマのNo1かもしれません、当時のあまりの人気で現在でも旧車人気は高く残念ながら美しき正統(70系マークⅡのキャッチフレーズ)どころか汚らしく?品のかけらもない族車の出で立ちにされたモノばかりになりみんカラでもそれを得意満面で自慢する71と同年代のイタイかぶれが多いように感じ素の美しさに魅せられてきた年代としては溜息しか出ませんがね、まっ、個人の嗜好にとやかくは言えませんから憎まれ口はこの辺にしてトヨタマークⅡザ・ベストテン” 、早速やりましょうw

尚、定義としてはいつものように“マークⅡ”の名前が入ればどれもランク対象、4代目までのコロナマークⅡも5代目以降のトヨタマークⅡも分け隔てしません、マークⅡブリットもカムリベースのマークⅡクオリスも同様です。

反面一族兄弟のチェイサークレスタは勿論含みませんし60系までコロナを名乗っていましたが当然この時代のコロナも対象にしていませんので宜しくどうぞ。

尚、一部に過去自ブログからの転載、コピペもございますのでご了承願います。


さぁ、今週の!?第10位!!

【9代目マークⅡGX/JZX110系(2000〜2004)】


最後のマークⅡ、最終で12年落ちになったばかりですし重課税にもなっていないんでまだ見れそうですね!

スタイルとか細かい事語る前に個人的にはこの110でマークⅡの華麗さ、伝説は終わったと出た瞬間で思いましたね、何故ならば…セダンボディに統一された点。

マークⅡというクルマ、1980年に4HTが追加されて以来メインはこれ、冒頭にも書きましたが2HTの発展なのできっちりのセダンに較べると中は狭い、トランクも狭い、でもカッコはいい!非効率ながらカッコ優先、それが良かったと思うんですよね、ワタシもオーナーの時(チェイサーですが)は使い勝手なんかは二の次でただカッコに魅せられていた、殆どマークⅡ(4HT)を選ぶヒトってそんな感じだったのでは?と思います、どう言えばいいのか?無駄な部分に金を払う、それがマークⅡ(4HT)の美学?みたいな空気があったと思うんですがいくらブームが去った、安全基準に合わないと言えども110がセダンになって出てきた時にその美学は終わった、当然後続のマークXにも言えますがクルマとしての完成度、剛性、使い勝手は確かに〜100系よりは優れますがワタシにはセダンになったマークⅡ、裏にはクラウンとシャシ共有しコストダウンを図るという側面もありましたが魅力は薄れてしまった、、セダンだったら他にいいのいくらでもあるし…

やはりそんな点からどうしても110系には好感持てない、いや、乗れば非常にしっかりした好感持てるモデルなのですが何と言うか夢がなくなったというか遊び人が急に公務員になったような面白さが、ワクワク感が消えてしまった、そんなところからこの順位としました。

しかし最後の縦置き6発、伝統のツインターボのラインナップや廉価高級車?の1Gエンジン搭載モデル等のマークⅡの伝統はしっかり継承、そこが最後のあがき?いやいや最後の矜持を見せてくれたようにも思います(^^ゞ


続いて第9位!!

【6代目マークⅡセダン SX/GX/JZX/MX/LX/YX80系(1988〜1995)】


どうやら先が見えてきましたが今でもコンフォートでシャシは現役である最後のマークⅡセダン80系、60→70と続いた6ライトを捨て30/40以来久々に4ライトに戻り当初は戸惑いましたねー、何か安っぽくなったなぁと。

この時期のトヨタトレンド通りのスタイルは格下の170コロナにも似ており高級感では先代70系よりも退歩した印象ですが程よく角を削ぎ上品に丸み帯びさせたデザインはHTと共通して新たな高級車像を提案したと思いますしね、セダンはオーソドックスでこれと言った特徴、個性はないながらも飽きのこない落ち着いたデザインは好感もてました。

乗り味は70に較べ進歩、FRセダンなので広いとは言えないもののレッグ、フットスペース、頭上の余裕も増し実用セダンとしては及第点でしたし6発以上のモデルならG型、M型に関わらず静粛性は高級車を名乗るに相応しいものがありましたねー。


さぁ、8位行ってみましょー!

【5代目マークⅡセダン、バン/ワゴン YX/SX/GX/MX/LX70系(セダン1984〜1988)(バン1984〜1997)】

↑セダン

4HTと混在期のマークⅡのセダン/バン・ワゴン系では一番こちらの保守的機能的モデルにも力が入れられたモデルだと思います…。

セダンがメインの4HTと同様の4年の存在、バン・ワゴンに関しては何と13年のロングライフモデルとなっておりその裏側には好景気に支えられ開発されたシャーシが秀逸だった点でしょうか?

セダンはタクシーや教習車などの営業用でも広く使われワゴンは90年代のワゴンブームに古いボディながらもリファインを行い“マーバン”の愛称でも親しまれましたしね、機能的ワゴン派は勿論Y30ワゴン同様にアメリカかぶれにも愛されたモデルでした。

↓ワゴン


セダンの場合、メインの4HTに対しグレードが制限されるもTC24(1G-GEU)搭載の高性能グレードも用意、気品ある6ライトは先代60系からの継承ながら4HTの売りであるフラッシュサーフェス化されたスタイルは美しく正統派セダン、高級セダンの風格も充分でした!

高級セダンと書きましたが4HTでは恥ずかしい1800とかもセダンならそう卑屈にならず乗れますし廉価盤1800でも1Sエンジンは非常に軽快でオーバーウェイトをそれほど感じず普通に走るには充分、2Lや2L-TDeエンジンも特有のガラガラ音も車格的に防音には気が遣われていて快適なDeセダンでしたし…。

この類のクルマでは4HTマンセーのGureですが70セダンは数多く存在したマーク?セダンで30/40系に次いで好みのモデルですので並いる魅力的4HTが存在する中でセダンでこの順位は高いと思いますヨー(笑)


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【3代目コロナマークⅡ2HT TX/RX/MX30・40系(1976〜1980)】


マークⅡを国産屈しの人気車にノシ上げたのがこの3代目X30/40系、7位ランクはその中のHTモデル限定です!

まだこの時代は2HTモデルでしたのでどうしてもセダンに較べるとスポーティさを訴求しがちな車型ですがこの代で双子兄弟のチェイサーをラインナップ、マークⅡのローレルターゲットに対しチェイサーはvsスカイラインでしたので当然チェイサーの方が若向きでスポーティな味付け、チェイサーにはマークⅡにないハーダーサスのSGSなるスカイラインのGT-ESにぶつけるグレードも存在しましたし個人的には高級意匠の2HTであるマークⅡよりもチェイサー2HTの方に惹かれました。(逆にセダンではチェイサーよりもマークⅡ支持)

30/40マークⅡは新車時でもクラシカルさをイメージ、これが功を奏したセダンは英国紳士的な魅力がありましたが2HTはどうも高級味付けにミスマッチな気がして…

いや、マークⅡにも若向きのGSLというグレードもありましたがやはりこの類のモデル、最高級グランデに目が行く訳でして4発の排ガス規制でどうしようもない21R-U型エンジンのGSLなんて眼中なかったw

尚よく聞かれますし誤解しておられるケースも多いのでついでに書きますが30と40の違いは30が51年規制、40が53年規制モデルとなります、78年のMCによる前期後期ではありません、後期型の30も存在しますのでね…。


どんどん行きます、第6位!!

【8代目マーク?ⅡHT GX/JZX100系(1996〜2000)】


80年から築いた4HT偏重路線?の最後が100系、6位です!

100系は77年追加以来共に切磋琢磨してきたチェイサーに初めてメインのマークⅡが人気で負けた記念すべき!?モデルでしたよね、今も100系チェイサーのプレミアム価格に対しマークⅡはそれほどでもない…
これはメーカー施策もありミニバンの台頭に対する策もありチェイサーは歴代以上にスポーティに特化、この事によりマークⅡを年配層向けに振りますが結果的に40/50代にも若々しいチェイサーに人気が移ったというモノでした。

この代からセダンを廃止、と言うかセダンはやはり兄弟車のクレスタが受け持ち68年以来存在してきたマークⅡセダンと言うモデルは消滅、変わって97年から折からのワゴンブームに呼応する『マークⅡクオリス』を設定、ただこれは当時のカムリのマスク付け替えモデルでししたしカムリベースですので当然FF、名前こそマークⅡ、顔だけはマークⅡでしたが自分的には別車種にしたいですし6位ランクは対象外です。

110の項で記載したように80年から続いた伊達4ドア?の4HT文化を象徴するマーク?4HTの最後のモデル、個人的にはこの代までのマークⅡに安心感を憶えますねー。

100系はバブル崩壊後のモデルだったのでシャシは先代90系のキャリーオーバー、内装にもコストダウン感は拭えず70/80を熟知する世代には残念なモデルでしたが少なくとも“美しき正統”はここまでは維持されていたように思います!


☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかったマークⅡはこちら…

【初代コロナマークⅡ1900GSS RT72型(1969〜1972)及び2代目コロナマークⅡ2000GSS RX22型(1972〜1975)】

↑初代1900GSS

11位はグレード限定で2世代のマークⅡが入ります(汗)

初代、2代目の初期はまだマークⅡをスポーティ路線で売っていた時代、初代は“高級コロナ”の側面もありましたがこれはセダンが受け持ちHTはコロナHTを廃番にしてまで肝を入れたモノ、続く2代目はスタイリングからしてアメリカンのイケイケデザイン、セダンもHTもファストバックスタイルを採用し格下の後発セリカ並の派手さがありました。

初代はまだしも2代目はモデル途中から急にクラウン路線に変更、M型6気筒をデビュー時から搭載していましたがこれ推しに変わりシリーズ展開が高級路線なのかスポーツ路線なのかが曖昧でしたし6気筒(Lシリーズ)にしても派手派手な外見にクラウン並の豪華な室内は当時非常に違和感あり好きになれませんでした。
市場の反応も同じだった様子、2代目マークⅡはその後の名声が信じられない地味なジリ貧モデルでしたねー。

初代はHTではそれなりにスタイリッシュではありましたが見慣れたコロナRT50系HTの焼き直しって感じで新鮮さはなくこれもライバルローレルHT(C30HT、70年追加)の方が好みでした。

そんな訳で初代、2代目は個人的には刺さらないモデルなのですがそんな2世代にも心躍るモデルは存在=GSSです!

初代は9R→8R-Gに改称した1900ccDOHCソレックス140os、2代目は18R-G2000ccDOHCソレックス145psを搭載、何せまだDOHCが神時代の頃、GSSの存在は決定的に日産勢に差をつけていました。

またGSS以降トヨタはDOHCモデルをGTに統一しますので唯一の非GT名でのDOHC(90年代以降は除く)搭載というのも何故か惹かれる存在感がありました。

↓2代目2000GSS


初代は他グレードにはないRrフェンダー前のダミースリットや2代目ではブッ太い専用ストライプがまた格別、高性能車感ハンパなかったので幼年期のGure、他のマークⅡはダメでもこれには目を奪われていましたのでね、GSSに限り圏外最高順位としました!


さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【6代目マークⅡ4HT SX/GX/JZX/MX/LX/YX80型(1988〜1992)】


バブル期にバカ売れした80系4HT、個人的には70の方が好きでしたがこれも好景気時代のモデルだけあり質感、豪華さに対するコスパは非常に優れ当時の最高級に位置したセルシオやシーマより200万以上安く(2000グランデ)手に入る“廉価盤高級車”としての威力は絶大!

ペキペキスタイルでスポーティだった70に較べ落ち着き気品を得た感は80に軍配上がるかな?
Rrサスを70のセミトレからWウィッシュボーンに変更した事も大きく乗り心地は70には比較できない重厚感を得ていました。
勿論性能云々言えば上級車には敵いませんが当時はこの手のクルマに求める庶民の意向は性能は二の次、ただ豪華な内装にフカフカシートと柔らかな乗り心地があればいい訳でしたのでその部分では上級車に近いモノをこれで充分味わえましたしそんな庶民の心を掴む造りは70時代からの継承でさすがトヨタさん!と膝を叩くものでしたw

売れ線が圧倒的にシングルカム125psの1Gエンジンのグランデ(90年税制改正以後は1JZ系をメイン化)が、これ以外により廉価な1800とかチョイ高性能のTC24、そして280psバージョンのツインターボややや分不相応な3Lモデルも揃え幅広いチョイスを可能とし老若男女、全てに訴求するモデルでした。

90年のMCで前期後期が存在、個人的には前後意匠が後期が好みですが5位はそれで分けてはおりませんので前期派の方御安心を(笑)


いよいよ上位に行きます、第4位!!

【7代目マークⅡ4HT SX/GX/JZX/LX90型(1992〜1996)】


まだバブルの余韻を感じさせる質感、初の3ナンバー専用ボディ、セダンとの決別と色んな意味印象深いのが90系…

3ナンバー専用になりながらも相変わらず狭い室内はマークⅡらしかったですし長らく歩調を合わせてきたセダン(バン・ワゴン)モデルはこの代では旧80系をそのままラインナップしマークⅡのメインは初めて堂々と?4HTである事を宣言、その潔さが良かった(笑)
この時期のトヨタトレンドである丸み帯びたスタイリングは大型化されたボディで見切りも視界も悪く運転は決してし易いモデルではなかった、そしてくどいながらこんだけ図体デカのに何でこんな狭い?なんでこんな荷物積めん?責任者出てこい!!って感じでしたがカッコは良かったですからね、全て許せたりと(^^)

やはりメインはグランデでしたがこの代から長らく使ってきたGTグレードを変更、NA版をツアラーS、ツインターボをツアラーVとまたカッコいい名前にし非グランデでもしっかり訴求しファンを増やしたと思います。

GSS→60系でGT復活以後70/80と継承したGTグレードの廃止は保守的なワタクシとしては問い正したい思いもしながらもあまりにも『ツアラー』の名前のカッコ良さにシビれたりと。
これがカローラみたくGT→BZ-Gだったらお客様相談センターに電話したかも(爆)

90系は不便さを感じながらも愛車(チェイサー)にした位カッコは好きでした、なので4位という高順位にしてますがこれで使い勝手がもう少しマシならベスト3でしたでしょうね。。。


いよいよベスト3に入ります!

【3代目マコロナマークⅡセダン/バン・ワゴン RX/TX/LX/MX30・40系(1976〜1980)】


7位のHTを尻目にセダンは堂々3位入り!!これも元愛車ですから(^^ゞ

3代目の頃はまだセダンもHTもシリーズ展開で五分五分だった印象、次世代の60から4HTメイン化が始まりどこかセダンは手抜き的な印象がそれ以降あるのですが3代目はそれがなくセダンでもしっかり真面目にデザインされたのが手に取るように分る、そんな古き良き時代のマークⅡです。

後年“ブタ目”と言われるマスクはジャガーをモチーフさせる品格を感じますし大人しくも高級間溢れる正統派のセダンスタイルも主張し過ぎず好み、4灯式ライトが高級車の証と思われていた時代に堂々丸目2灯でこの風格、トヨタのデザイン力はやはり随一を感じました。

当時でもクラシカルで悪く言えば先代の10系より古臭く感じましたがそれがなかなか英国の由緒ある高級セダンのように飽きの来ないデザインですしね、このデザイン、今の世の中でも遜色なく高級車の出で立ちで通ると思います。

この後マークⅡの代名詞にもなる『グランデ』のグレード名もこの代でデビュー、それまでGLとかLとかLGと表していたグレードをいきなり“グランデ”ときましたからね、セドグロの“ブロアム”に次ぐインパクト絶大でした。
またこのグランデの内装はビニールレザーに慣れ親しんだ身ではもう圧倒される豪華さで装備はフル装備、古さは当然ながら現代車に付いている贅沢装備は40年前で既にほぼ揃っていました…

HTではどこかアンバランスな印象を拭えなかったこのスタイリングテイストはセダンのためにあるように未だ思います!

ただ排ガス規制過渡期のモデルでしたので動力性能はNG、M型6気筒EFIの売れ線2000グランデでもアップアップ、まともに走るには当時バカ高い税金だった2600モデルしかなかったのが痛いですがそれでもこの年代唯一の4ATを搭載していた点が後年のトヨタと日産のシュアの差に表れたと感じます、燃費どうのこうのよりATの静粛性、ローレル、いや、各上のセドグロですらマークⅡには敵わなかった…

この世代にもし1Gが載っていたら30/40系、ワタシの中では2位ですナ!

尚、バン・ワゴンもこのクラシカルデザインと非常に調和が取れておりましたので3位に含めます。


とうとう来ました!第2位!!

【5代目マークⅡ4HT SX/GX/MX70系(1984〜1988)】


旧車マニアや80年代ヤンキーかぶれにはこれが多分1位でしょう、歴代マークⅡで1番人気の5代目70型もワタシにかかれば2位ですってwww

バブル、4HTブームの象徴的70マークⅡ、上級の120系クラウンで話題になったクリスタルピラーを採用し先代60系以上にミニクラウン化し当時庶民の憧れ、“いつかはクラウン”に近いクルマが100万以上廉価で持てるラインナップがウケてこれもバカ売れしました。

80年代後半の街角にはウヨウヨしましたし今ではタチの悪い40〜50代バブル女も当時はピチピチの20代!最低このマークⅡじゃなきゃ乗って頂けない、そんな時代でしたねー。

“ただグラ”が有名になった70、幅広い車種に載せる事で廉価に供給できる1Gシングルカムエンジンを載せ装備はクラウン並、そして当時持て囃されたワインカラーのフカフカド派手なキャバクラシート&内装は実際の値段以上のステータス感をオーナーに与える“ただグラ”はそれまでカローラやコロナで頑張ってきたお父さんの救いの神的存在になり狭く性能も大した事ないながらも低くスタイリッシュで高級感&若々しさも表現できる4HTグランデ、これの勢いたるや凄かった!現代のプリウスアクアなんて足元にも及びませんでしたよね、御同輩!!

ただグラばかり書きましたが例によってワイドバリェーションは完璧、1800と1G-GEのTC24、M型ターボに1Gツインターボと幅広い需要に対応しますが意外なのが先代と次世代に用意した3ナンバーモデルが70では存在しない点、30/40時代は最高のステータス、80時代は新税制の普及版かつステータスモデルとしてラインナップされましたが狭間の70にはそれがなし、まぁ、変に3ナンバーなんか必要ない位売れまくりでしたしGTツインターボが3ナンバーのパワーは持っており影響は皆無、この辺がうまくクラウンと棲み分けできていたと思います!


さっ、そしてオオトリ!今週のTOPを飾るのは…

【4代目コロナマークⅡ4HT後期型 SX/GX/MX60系(1982〜1984)】


Gure的にはこれも過去欲しくて欲しくて買えなかった1台、永遠の憧れの1台ですので1位としましたがここは1位だからこそ拘ります!!

60系のデビューは80年ですがランクインは82年にMCした後期のHTのみ、つまりは通称“イーグル”と言われるモデルです!

エーッというブーイング聞こえそうw
そう、遥かに後続70や80の方が巷では人気ありましたしね、しかしワタシ的にベスト・オブ・マーク?はこれ以外には見当たりませんし余裕の1位、ブッチ切りの1位です。

60系は80年、まず三つ子兄弟になるクレスタが先行デビュー、当時40系も人気モデルのマークⅡ先行車と言う事でクレスタのデビュー、かなりの注目でした。

クラシカルな40系に較べいかにも新しく前年の79年にFMCした110系クラウンの小型版のような出で立ちに新鮮さはなかったですが40マークⅡのレトロなデザインに見慣れた目にはクレスタの新しさはまぶしかった!!

ブタ目の丸目2灯からいきなり新鋭の角目4灯のスマートなマスク、スクエアな80年代らしいクリーンなデザイン、クリスタルカットされた個性的テールランプは思わず目を惹かれましたしまたCMの山崎努氏がピッタリで当時高校生だったワタクシ、大人の男はこういうクルマだ!と勝手に思い込んだりと…まぁ、実際当時の山崎さんの年齢に今なってもエボとか乗って喜んでる変態ですが(*_*;

まぁ、予談はどうでもいいですがそんな素晴らしきイメージだったクレスタに遅れて出てきた60系マークⅡは…残念ながらクレスタを下回るイメージ、メーカーも新車種のクレスタに力点を置きマークⅡ(チェイサー)はサボッたか?って思える程のクレスタとの差はガックリ、そんなイメージがあり前期モデルは好きになれんのですよ未だに。。。

クレスタはピラード4HTのみの設定に対しマークⅡはセダンと4HT(ピラード)の2種で4HTはドアパネルを共有しながらもオリジナルなデザイン、マークⅡはスラントノーズ化されサイドダクトをRrサイドウインドウ後部にアクセント的に際立たせクレスタよりはスポーティな印象でしたがクレスタのシンプルさをこれが阻害しゴテゴテした感じが好みでなかったですねー、心奪われたあのクリスタルカットのテールもマークⅡは不採用、クレスタ程の訴求力はなかった…

セダンに関しては先代とは大幅に異なる6ライトのアメリカン調になり新しさは感じるも逆に個性は失われた印象でどことなく野暮ったく好みではなかったです。

そんな60系マークⅡ、82年のMCはBigマイナーに迫る大幅改良が施されFrとRrを大幅にリデザイン、どこかツルンとした感じの前期に較べ大型化したFrグリルとフォグ埋め込みライトがスラントノーズを際立たせ一部ブラックテール化されたRrスタイルはスポーティかつ高級感を醸し出し横を見なければ全く印象を異にする改良はズバリ刺さりましたねー、ワタシ好みのデザインテイストw

同時にMCされたクレスタは逆に前期より個性を失い魅力半減、現金なモノでちょっとの手直しでコロっとマークⅡ派になりました(笑)


クレスタの直線美に対しどこかウネウネ感が嫌だったサイドビューも迫力あるFrとRrのデザインのおかげで見違えるような流麗さをを感じましたし憧れました、実際これ買うつもりで貯金しながら思わぬ事態(結婚)が勃発し新婚旅行代に消えましたがorz…

60マークⅡにはこうした若くして地団駄踏んだ思いがあり今も乗れなかったのを後悔しているモデル、当時は後期で追加されたTC24のMTを狙っていたんだよなぁ〜。

尚、セダンも後期は大幅にイメージチェンジされますが元々のスタイルが好きな部類ではなかったのでランクには含めません、1位は誰が何と言おうが後期のHT厳守です!!

以上がマークⅡ“ザ・ベストテン” ですが如何でしたでしょうか?

ご意見、思いは各人それぞれですので文句言わずそれぞれのマークⅡ・ベストテンを考えて頂けたらと思います(*^-^*)

尚、マークⅡは全9代ですが車型を分けたりしている関係上圏外もありますのでそれを記載しますと

12位:4目マークⅡ4HT前期/セダン/バン・ワゴン前後期X60系(1980〜1982/1980〜1984)
13位:初代コロナマークⅡセダン/HT/バン・ワゴン・ピックアップPT/RT60・70系 GSS除く(1968〜1972)
14位:マークⅡクオリス SVX20/MCV20系(1997〜2002)
15位:2代目コロナマークⅡセダン/HT/バン・ワゴン RX10/20系 GSS除く(1972〜1976)
16位:マークⅡブリット X110系(2002〜2007)

と言う結果となります。

昭和43年〜平成16年という36年の歴史を誇るマークⅡ、国内有数のBigネームでしたしトヨタがいとも簡単にこのネームを捨てた時には唖然でした。
後続の2代に渡るマークX、時代の推移による変化はありながらもマークⅡの精神は未だ継承している部分、あると思うんです。
なので余計ネーミングチェンジが惜しい、慣れ親しんだマークⅡの名前だったら特にこの価格帯を買える層はワタシ含めて保守的な考えが多いですからね、売れ行きや人気ももう少し高いのではないかな?なんて妄想してしまいます。

他社に較べトヨタ車の場合、名前変わっても昔のモデルのDNAを感じられるモデルも多くその点ではミニバンメーカーに成り下がったりフルラインOEMなったり本業欧州モデルの相の子ばかりでお茶濁すよりはよほどいい、伝統を重んじる部分もなくはないですが2000年代初頭に相次ぐ歴史あるネーミングを葬りそれがセダン離れの一因になったと感じる部分もあります。

マークⅡ-マークX、確かに脈打つ伝統は感じるも昔みたいに訴えかけてくるものがなくなってしまったと思いませんか?セダン系の衰退という要因を除いても…
それはやはりXと名乗った時からマークⅡにあった庶民性を置き忘れているからと感じます、プレミアムカーに発展するのもいいでしょう、しかしトヨタには数多きモデルがウヨウヨしてましたし末期でもそれなりの人気と販売力、そしてBigネームの訴求力は絶大だった『マークⅡ』を消してまでXが成功しているとは思えずただただ寂しさを感じてしまいます。

まぁ、これだけミニバンが幅利かしトヨタでもこればかり熱心、マークⅡだマークXだなんて言ってる時代ではないのは充分承知なんですがね、HVエコや多人数乗車の利便性と引き換えに失ってしまったモノも大きいと今もマークⅡの生き残り、数少ないビカビカの新型マークXを見るとそんな思いが胸よぎるGureでございました。

死んでしまった美しき正統…トヨタマークⅡ“ベストテン” …終
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Posted at 2017/08/05 18:11:00

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