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2020年05月20日

マツダボンゴ生産終了に思う…

マツダボンゴ生産終了に思う… 恐らく殆どの方は気に留めないこの記事 
         ↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/08d62d32cd62a23308b43c0b0509638c920812df

長い事小型キャブオーバートラック/バンで堅実な人気を誇っていたボンゴが遂に生産中止、バンは既に製廃(5/13)、トラックも夏中には生産を終えるとの事…。

惜しまれつつも!?38年の歴史に幕引きとなった現行4代目ボンゴバン
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残るトラックも後僅か!
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仕事柄ボンゴの製廃は数年前から知ってはおりましたが遂に!という感じ、ひと頃ではないにせよクラス唯一のキャブオーバー型バン/トラックで設計は何と80年代(1983年デビュー)、言わば商用車の”シーラカンス”で現代目線では旧石器時代並みのドライバビリティでキャブオーバー独特の遮音の悪さ、煩く非力なエンジン、当然ながら商用チューンのサスと相まって空荷だと跳ねまくる最悪な乗り心地etc…いや、ボンゴの名誉のために言っておけば昔の商用なんて他車だってみんなこうだった、ハイ。

しかしそれでもクラス唯一のキャブオーバーはその寸法からは想像できない積載力を誇りワタシなど好んでこれを選ぶタイプで小型商用ユースの顧客にもOEMだった日産バネット、三菱デリカ含めて勧めたり自らの作業でもレンタカーでこれを指名借りしたりしています。 ( 引越し使用など )


旧山梨ベース転居時は大活躍のボンゴバン!


商用ですから走りとかパワーとか乗り心地以前に積載効率優先、他社が続々とこの形態から撤退していく中でマツダが長年提唱し続けたボンゴの存在は今や唯一無二、まだ存在価値はあると思っていたんで無くなると聞いていても暫くあるんじゃね?と安心?していたらこの哀しいニュース、現行型は一応4代目となっていますがデビューは3代目1983年に遡り99年に安全対策を強化する為FMCという触れ込みながらシャーシ他はキャリーオーバー、衝突安全基準に適合する為のボディ前部だけのモデルチェンジといった内容でしたんでね、ワタシが弱冠二十歳の時にデビューした3代目(4代目)ボンゴが無くなるというのは何か感慨深い、青春が終わった?(とっくに終わってますがwww)

この安全基準をキッカケにかつてはゴロゴロいた同クラスのライバル達は消えるかノーズを付けた所謂ミニバン形態の商用に変化した中、頑なに再開発費をかけてまでも純粋なキャブオーバーに拘ったマツダの姿勢、当初は時代遅れとかFMCする金がないとかさんざんな言われようでしたがライバル達が新型になってみるとその積載能力が新型に拘わらず退化、その中でボンゴは以前の積載効率を誇る部分が見直され今日まで根強い支持を受けてきました。

消えゆくボンゴに敬意を表してここで簡単にボンゴの歴史を振り返ります!

初代ボンゴはRrエンジンRrドライブと独特なスタイルが印象深かった…
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(1966~1975)

2代目では70年代後半の1BOXブームに応えワゴンや大量積載時代に備えた積載量を拡大したボンディ(後のブローニー)を追加!
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(1977~1983)

そして現行4代目の原型となる3代目デビュー!
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(1983~1999)

3代目時代はRVブームに対応して4WDワゴンやミニバン形状のフレンディ等も追加
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(ワゴン)

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(ボンゴフレンディ)

90年代のマツダ5チャンネル時代ではユーノス店向けの『ユーノスカーゴ』、オートラマ向け『J80/J100』『スペクトロン』『フリーダ』、更にマツダの訴求が効いたのか?ミニバン形態の商用バンやトラックに不満を持つユーザーも多く日産や三菱に『バネット』『デリカ』としてOEM供給し一時はボンゴファミリーが増殖し特に日産の販売力もありトヨタ(タウンエース/ライトエースバン・トラック)ですら霞むボンゴファミリー、石を投げたらこのファミリーに当たる!!という時代もありましたっけ…(地域によります)

ワンクラス上のボンゴブローニーは一足先にハイエースのOEMに切り替わっていますが純粋なボンゴの名前はどうなりますかねぇ、記事にもあるようなお化けハイゼット=タウンエース/ライトエースOEMでは役不足、これまでのボンゴの役割は担えないと思いますしこのまま消滅かな?まぁ軽トラ/軽ハコが旧規格時代ならともかく今や小型商用は軽でも充分担える位になってますし大は小を兼ねる じゃないですがハイエースやキャラバンは未来永劫的に健在でしょうしやはりボンゴは潮時なのでしょうねぇ、販売量が本家を上回っていたバネットが2017年に自社開発のNV200バネットに切り替わり販売量が落ちたのも大きな要因でしょう、時代ですねぇ‥‥

元々商用で始まったマツダの自社開発最後の砦であったボンゴの製廃、これでマツダ商用はトヨタやいすゞのOEMとなってしまい別にマツダファンではないものの非常に残念、かつて商用にも力を入れていた三菱、ホンダ、スバル、いすゞ等全てが撤退し商用ラインナップ図はほぼトヨタと日産(軽商用除く)となってしまった中、孤軍奮闘で頑張っていたボンゴの終了、商用故寂しい終了ですが商用車にはさんざん飯喰わしてもらった元Gure、偉大なるボンゴにも色んな意味でお世話になったんで最後に栄誉を称えたいと思います
(^^)/
ブログ一覧 | マツダ | クルマ
Posted at 2020/05/20 23:05:44

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この記事へのコメント

2020年5月21日 2:08
こんばんは。残念ですね。日産OEMバネットも長らく売ってましたが日産はC22バネットの生産設備をマレーシアに移して2011年までつくっていたのに日本はマツダOEMという。
トヨタのタウンエースはインドネシアダイハツ・グランマックスの輸入で中途半端な大きさで評判良くないです。日本の商用車は軽とエルフクラスのトラックの間がまったく選択肢が無くなりますね。 そういえば珍車シリーズの610ワゴンが売りに出てました、175マン。
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goocri/13/700050074430191105001.html?utm_source=rtbhouse&utm_medium=cpm&utm_campaign=rtbh_domestic
コメントへの返答
2020年5月21日 12:48
こんにちは。
バネットにOEM時代は日産の販売力はさすがだと思える生息数の多さ、ADバンとの相互OEMでしたがADファミリアバンの数と較べるとマツダは気の毒でしたが日産にかなり救われた事でしょう。
インドネシア製タウン/ライトエースは明らかにボンゴ代替品には役不足、積載という意味以外でも設計が30数年前とは言えクオリティはボンゴが明らかに上でアレを仮に後釜に据えると旧ボンゴユーザーは納得しないと思います。
610ワゴン、驚きの値段になってますがもう何台もないでしょうから当然かもしれませんね。
2020年5月21日 20:40
こんばんは。
お疲れさまです。
以前の勤め先で二台乗り継ぎました。古くなるとDPFの不具合が出てくるのと基本設計の古さを辛抱すれば道具としてはなかなかの機能性と機動性を兼ね備えていたと思います。その後付き合いディーラーをトヨタに変えたので私はマッシーダイナ、同僚はお化けハイゼットになり同僚の印象はあらゆる面ちゃちっぽいの印象でした。
二代目ボンゴワゴンはハングマンのブラックの愛車でしたねえ~
コメントへの返答
2020年5月21日 22:21
こんばんは、お疲れでーす!
そう、さすがにこれのワゴンを今売ってたら苦しいでしょうが商用バントラなら道具としての価値はまだまだある、お化けハイゼットのクオリティに比較すると裕福な時代の産まれな分、ボンゴの方が遥かに質感もいいですしね!
アハハ、ブラック殉職時に爆発していましたが燃えたのは替え玉の初代KM10ライトエースになっていたと記憶しています(笑)
2020年5月22日 2:31
とうとうボンゴも終わりですか!
三代目ワゴンは実家車としてははじめてのワゴンでしたが、さほど大きくない車体なのに室内は広く またフルフラットになるシートアレンジで ちょうど姪っ娘・甥坊の子育て期だったので重宝したものです(笑)
子供たちの成長と、偶然 出物があったのでE24ホーミーに乗り換えましたが、あのクラスのバンは絶対必要かと思います。
ワゴンだから全長4m越えてますが、バンパーの出っ張りを除けば4mを切る車体なのに6畳カーペット(折らずに巻いたモノ)が載りますし、親戚の引っ越しにも活躍しました。
残念ですが、時代の流れ なのでしょうね(涙)
コメントへの返答
2020年5月23日 1:27
ホント、正にとうとう終わるという感慨深さがあります、前時代の遺物かもしれませんがクラス唯一のキャブオーバー、存在価値は高かったと思います。
昔のBOXはライトエースワゴンのように3m台の全長、1700mm以下の幅でも悠々7~8人乗れましたからねー、安全基準的には確かにヤバいかもしれませんが古き良き時代でした。


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「あぶない… http://cvw.jp/b/2682511/47792612/
何シテル?   06/20 23:51
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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