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2013年12月24日 イイね!

保存版・ 珍車PART358

保存版・ 珍車PART358業オク珍車、弟358弾はこれももう見ないですねー、FXですよ!FX…

因みに『FX』と聞いて金融商品を真っ先に思い浮かべる方は正常、カワサキZ400を思い浮かべるヒトはバイク変態(笑)、カローラFXを思うヒトはド変態、スタンザFXのヒトは変質者ってとこでしょうか(・∀・)!!

さて今回の主役、かつての2BOX/ホットハッチブームの頃は結構おりましたしつい近年までは地方のおばぁちゃんの足とかで生き残りもいましたがこれも“エゴカー減税”の被害車に感じます

⇒『1988(昭和63年)2代目AE91型カローラFX5ドア1500L』!!

前にも一度取り上げましたがこの時はありきたりのGT、今回は凄い!!低グレードの希少1500Lというのが出た来ました~!

カローラFX、84年に当時の80系カローラセダンをベースに2BOXのHB化、弟分のAL20系カローラⅡ/ターセル/コルサやEP70系スターレットが折からの2BOXブームで需要も人気も高く海外に於いても同様、このため1クラス上のカローラにも新たに3/5ドアのHB専用ボディにしてカローラの派生モデルとして追加されたものでした。

ファミリーカーのカローラセダンに対してターゲットはヤング層、最上級モデルにはレビンに搭載していた4A-GEUを横置きに搭載した4A-GELU、スポーツツインカムのGTも設定、スターレットのターボモデルと共に80年代のHOTハッチブームをリードしていました!

現車はこれの2代目E90系、FXは計3代に渡り生存しますが2代目が最も長寿、初代80はベース(セダン系)が83~87年だったのに対し途中追加のため1年短い84~87年という3年、そして後続3代目(E100系)は先代、つまり今回の出品車である2代目がセダン系の90→100系へのFMCと歩調が合わずFXのFMCは1年遅れましたので92にデビュー、しかしHBブームの衰退が要因で3年後の95年、セダン系が110系になった時点で打ち切りられ他の出3代目も3年という短命に終わっています。

2代目のE90系は更に海外(南アフリカ)では2007年まで計20年生産されたとのも有名です!

カローラ系のHBは国内では2001年の『ランクス』デビューまで不在、このブランク期間はあれだけ持てはやされたHOTハッチ/スポーツハッチ2BOX冬の時代だったと言ってもいいでしょう…

出品車は今となっては珍しい低グレードの1500Lというグレード、E90系FXは上から3ドアが1600GT/1500Zi/1500G/1500・1300L/1300D、5ドアは1500Zi/1500G/1500・1300Lという布陣でLに関してはセダンのDXに準じる最低限度の装備の素グレードであり素地バンパーや無塗装ドアミラー、手巻きウィンドウが今見ると“漢”のモデルって感じでなかなかですよね(^^)v

現役時代はセダンDX等と並び各企業の営業車なんかで首都圏では結構お目にかかったグレード、その代り明らかな個人ユーザーでこのグレードというには前述の通りお年寄りが多く使っていた気がします、事実80時代は販売側におりましたが80FXも低グレードはカロⅡの次ぎによく社有車/営業用需要の高かったモデルでした。

↓総合3点評価ながら内外D、走行は年式的には決して多くない実走14万㎞!


距離は走っていますが軽い不具合で致命傷はない模様、25年で14万㎞ですから決して走行は多いとは言えないですが低グレードがこの距離まで生きていたとはまず珍しい事と感じます、GTとか上位グレードならあり得ても真っ先に下取り→価値ナシ→潰しが運命の低グレードですからね、もしかしたら1オーナーで乗られてきた個体かもしれませんね。

↓内装D評価ですがダッシュ割れ等もなくインパネはいい状態!90カローラと全く同一のデザイン、当時のトレンドだった山なりのデザイン、結構好きでした~!


この代のFXもさんざん乗りましたが乗り味は当然の如く90カローラと一緒!と言いたいところですがHBで全長が短い分、結構乗り味は雑な印象、90が車格に合わないカローラとしては素晴らしい乗り心地を実現していましたからRrが軽い分尻がやや不安定なイメージ、ハンドリングなどにはあまり90との差はなかったもののFrヘビーな印象はややあった感じで4A-G搭載のGTはジャジャ馬的でRrが暴れやすいので90からはFFとなったレビンGT系(AE92)よりも“走り”の部分では腕が求められ面白味はこちらの方が上だった気がします。振り回すのもレビンより短い分ラクでFrヘビーのコツさえ掴むとかなりのスポーツマインドを発揮できるものだったと思いますね、80の方がより軽くて90では運動性能も落ちますがセダンやレビンに加え“HOT”な印象は間違いなくあった気がします。

GT以外では新開発1500と1300を用意、1.5LハイメカツインカムEFIの5A-FE型94PS/1.5Lハイメカツインカムシングルキャブ5A-F型85PS/1.3Lの2E-LU型73PSが搭載されていました。

↓個性的だった80FXのキープコンセプトだった90FXのRrビュー、左のRrドアの凹が惜しいですが鈑金3マン位で直るかな!?


90FXは89年にMCされているので現車はこれ以前の前期モデル、尚MC以降はスポーツ系グレードの名称変更と1.3L 2A及び1.5 5Aシングルモデルの廃止や4A-Gの馬力UPや5A-FEの改良(→5A-FHE換装)やTEMS(電子制御サス)、Gtの簡略装備版GTVの追加などより走りに振ったモデル展開となりFXシリーズは“全種16バルブ”が売りになっていました。

↓ハーフキャップのホイールカバーも4枚揃っているのが嬉しいですね!


この希少低グレードFX、出品は新潟、落札は二桁半分+αってところで26年前の低グレード大衆車としてはまぁまぁの値段です、MTという点から輸出の可能性は大きいですが既に消えつつあり忘れ去られた存在になり始めた“FX”、どこに行こうが取りあえずの延命に拍手を贈りたいですね(^.^)/
Posted at 2018/08/16 17:20:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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