
桜で心を落ち着かせてきたんでまたいつものやりますか^^;
【セドリック製廃記念】で何故か話は横珍?いや、横道に逸れプリンスの話題に行ってしましましたのでその“プリンス繋がり”で今回はコレを取り上げます⇒『昭和48年(1973)4代目GC110型スカイラインセダン2000GT-X』!!
出ました!旧車の王道であるケンメリ!!
4ドアは“ヨンメリ”の愛称で今でも親しまれる人気モデル、出品車はワタクシが免許取った80年代初頭の街にゴロゴロいたヨンメリのカスタマイズモデル、30年の時を経てそのままの姿で現れてくれました(^^)v
前にも一度触れたと思いますが数ある人気のスカイラインの中でケンメリは多分、最高人気だと思うんですがワタシはどうも苦手、先代のハコスカ、次期ジャパンにはときめいたもののケンメリはとにかくあり過ぎ、見かけ過ぎでとにかく子供時代~青年期はもうエエ!って位見かけましたしね、それだけ神話的人気があったモデルである事は今更語るべくもないでしょう。
猫も杓子もケンメリ、ケンメリ騒いでいた頃、ハコスカの芸術的な美しさに較べケンメリはどうも今風に言えばチャラい?軽い?感じがあくまで個人的印象ですが好きでなかった…
勿論今も当時も“さすがスカイライン、カッコいい!”とは思いますがね、例えばケンメリGT-Rはいくら天の邪鬼のGureでもそりゃ萌えますよ、でもハコスカGT-Rがいる以上、ケンメリRの方が希少度が高く値段も高いのは承知の上で迷わずハコスカを選んでしまいます、まっ、これも主観ですから大した問題ではないですが^^;
そんなケンメリですがセダンとHTとバン/ワゴンのラインナップで72~77年という5年の在任!
75年までは未対策のパワフルなL20をメインとする2000GTが神がかりな人気でしたし“ケン&メリーのスカイライン”のCMも素敵でしたよね!
他には発売時は旧プリンス車らしく1600/1800の所謂ショートノーズモデルはプリンス製G型エンジンを搭載し同一カテゴリーの純日産であるブルーバード(当時は610)と一線を画していました。
あまり好きでなかったケンメリですが造りの随所には“プリンス魂”が見られ細かい一例ですがライティングS/Wが他の日産車がまだノブ式がメインの頃にマルチレバーをS50、ハコスカから継承したりしていましたし個人的には合いませんでしたが独特のペダル配置、シフトレバーの位置などありきたりな日産車とは異なり“これぞプリンス”を思わせてくれ見た目のチャラさ?の影で硬派な部分も感じさせ“スカイライン”を意識させるに充分なモデルだったと思います。
個人的には超人気のあったHTよりもセダン=ヨンメリが好みでこの頃から速い箱に憧れてた変なガキだったんでしょうかね?コロナGTとかカリーナGTも4枚ですと見とれていた気が(汗)
昭和50年の排ガス規制以降、G型は日産製L16/L18に置き換えられL20も未対策時代のパワフルさを失い鈍重な“名ばかりのGT”になり下がってしまいました、73年のOILショック以降は前述のGT-Rも製廃、続くNAPS化(排ガス規制)によりスカイラインに冬が来てしまいます…。
GT-Rに次ぐハード兼普及型であった事実上の最高グレードのGT-Xも未対策時代はSUツインキャブ125psで勇ましい金属音を奏でる魅力的なモデルながらNAPS以後はこれもEGI化、シングルキャブモデル(GT、GT-L)はもちろんEGI(GT-E、GT-EL、GTX-E、GTX-E・S)モデルですら登坂では息つきが酷くとても未対策モデルとは比較できない代物になってしまいましたがさすがケンメリ!走りではライバルの後塵を仰ぐ結果ながら販売/人気はFMCの77年までそう大きくは落ちず“スカイライン神話”には脱帽モノでしたねー。
さっ、また長くなってしまいーの(汗)
現車ですが73年モデルなので当然未対策、しかもGT-Xですからね、ツインキャブ付きというのがポイント高い!
↓総合3、内外D評価は比較的まだ残っているケンメリ(ヨンメリ)でも極上部類と言っていでしょう!
E/gはライトチューン、ソレックス40Φにデュアル管、タコ足の所謂”ソレタコデュアル”に外観もシャコタン(ケンメリやブタケツはローダウンよりこの言葉!)でハの字、A/WはスピードスターかワークがZEME弥生か?(爆)画像では判断できませんがこれもキまってますね!
そしてトドメはパイオニアのTS-X11かな?定番の置き型スピーカーまでやってます、40代後半~50大後半には涙チョチョ切れの定番ヨンメリ、70年代後半~80年代当時の雰囲気そのままです(^^)v
↓年式的にD評価ですが40年前のクルマとは思えません!ステアリング以外はノーマルというのがまたイイ!
ケンメリは75年にMCされグリルが現車の2分割から変更、NAPS化もありますがこのデザイン変更も要因でやや人気を落としています、テールはこの代から伝統の丸型2連になっており大幅な変更はなくモールの大型化程度でしたが後期モデルはグリルセンターに大きく【S】文字の入るデザインになっています。
この顔は前期のショ-トノーズモデルを彷彿させ当時は何せスカイライン=GT以外はこれに非ずという時代で4気筒は論外の雰囲気、子供心にGTを見慣れた目でではやはり4気筒は苦手だったので後期はイメージが被り好きになれませんでしたねー。
未だケンメリは前期2分割派です、逆スラントではありませんが魅せられますwww
↓75~77yの後期ケンメリGTモデル
歳を取ってから見ると ショートノーズ もそれなりの存在感ありますしね、昔ほどアレルギーはないのですが同じ4気筒なら610ブルーバードUの方が萌える天の邪鬼なんでショートノーズファンの方、申し訳ナイ(大○会さんとかM○IAさんあたりか!?…笑)
↓後にスカイラインの代名詞となるこのテールも初めて出た時は苦手でした…
ハコスカのサイコロ赤目が妙に気に入っていたのでこのテールになった時はガッカリだったんですが後にこれがスカイランのトレードマークになりましたしね、今は純粋にカッコイイ!と感じますし当時日産が凝っていたインボルブメント・デザインのHTのRrビューよりも素直なセダンのノッチバックでこのテールの方が好きです、HTは内側の◎が小さかったですしね、それがロケットサニー(B210エクセレント)よろしくロケットの噴射口みたいでどうも。。。
↓外装Dながら何ら無問題のFrビュー、ヨンメリながらRグリルに替えてしまう手合いが多い中純正2分割のままってのが最高!
極力オリジナルにこだわるワタクシ、何もカスタマイズに否定的ってわけではありませんがHTならばイザ知らずセダンに設定のなかったGT-Rのグリルをヨンメリに付けるのがあまりにも多くてこれは邪道に感じますが出品車の元オーナーさん、分かってらっしゃる!!
出品は静岡、落札額は何と!ってか予想はしていましたが80万1歩手前!!
これだけの王道、不滅人気のケンメリですから当然な額ですがこれも底値時代も見てます、西部警察で破壊されまくっているのも見てますからねー、ワンパターンの記述ながらアノ頃に2、3台確保しておけば今や三国一のリッチマンだったかも(+o+)
これは店頭並びは間違いなく落札の倍は安くても付けますなー、それ位なら平気で出すケンメリファンは永遠に不滅でしょう(^.^)/
Posted at 2018/03/24 19:39:17 | |
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