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2014年08月15日 イイね!

保存版・ 珍車PART446

保存版・ 珍車PART446回は久しぶりにマイクロなんぞ取り上げます!

排ガス規制の掛からなかった地方などでは比較的旧いマイクロが自治体や観光地の宿などではつい最近までは多く残っていました。

レンタカーや企業送迎使用など違い極端に走行距離が伸びないのとやはり高額ですから20年30年は当たり前に使っていましたがこの数年の排ガス規制の強化によりその数もかなり減ってきた様子、それをチャンスと捉え?程度のいい中古の宝庫と世界中に知れ渡った日本ですから外人さんの手により貿易値段も跳ね上がりもう国内に残る旧式の実働マイクロ、かなり減った事でしょう。バブル崩壊後の90年代後半、あっちこっちで観光施設やホテル、旅館の倒産が相次ぎ中には夜逃げ同然で廃墟となったそれら施設と一緒に送迎用マイクロも放置されたりして最後は悲惨な運命を辿ったクルマも多かったこの年代のマイクロですが今回ご紹介するモノはそんな悪夢を見ずに21世紀まで生き延びた昭和のマイクロ!

⇒『昭和58年(1983)2代目BK215F型三菱ふそうローザ』!!

2代目のローザですよ、このコーナーでは2度目の取り上げになりますがこの型もまずもう見かけないですねー。

バントラ業に携わり10数年のGureですがこれ触った事はない、ローザもマイクロでは2強と言われるうちの1つですのでそれなりに扱ってきましたがワタシが携わりだした10数年前でもこの型は流通はほぼ0でした…。

ローザは“ダルマローザ”と言われた初代が1960~73年のモデルライフ、ワタクシの子供の頃はそのあだ名の通りのダルマみたいなズングリした巨体の移動図書館やらキャンピングモデルやらを見かけたものですが後発トヨタのコースターや日産エコー→シビリアンの台頭で初代の頃は唯我独尊状態だったローザもこの2代目の頃(73~86)辺りは厳しい時代でライバルよりは見かける度数も減っていた印象。

予断ですが国産でこの“ダルマ”とあだ名された車種、思い付く限りで初代ローザに初代コロナ(ST10)、初代セリカ(TA20)に日産UDの大型等がありますがこの中で一番ダルマさんのイメージに近かったのが初代ローザだと個人的には感じます(笑)

↓初代ローザB21D型


ローザは初代が3t~4tトラックのジュピターをベースにしておりトヨタ(この頃はコースター以前のライトバス)や日産エコーよりは大柄でより本格的“バス”であった事が反面そこまで本格性を求めないマイクロとしては手に余る存在に後半なっておりこの事から初代在任時でも一回り小さい三菱ふそうライトバス→ライトローザで後発ライバルに対向しました。

↓ライトローザB12型 2代目~現行ローザはこのライトローザが直系となります。


現車である2代目では元々のローザとこのライトローザを統合、大きさはライトローザ=コースターやシビリアンと同等としながらバスとしての堅牢さはローザを継承してシュア回復を目指したモデル、ただコースターが強かったですので実際の回復は次期型3代目のBE系になってからでした。

ワタシもこのBE系は何回か買ったり売ったりしましたが当時のふそうファイターの流れを含む斬新なデザインがとかく没個性になり易いバスの中でも三菱らしさを全面的に感じる斬新さが魅力的!

一方の2代目B210はやはり当時のふそうFK 4tモデルをベースとしているので顔付きや全体の雰囲気はこれのイメージ、Rrスタイルには往年のダルマローザのイメージを残すモノでしたがこれといった特徴のないオーソドックスなマイクロでした。

さて現車ですが31年経過ながらその年数が信じられない状態、さすがに塗装はくすみルーフには腐食?も見れますが加工してありますが腹には温泉旅館の名前がありきっと宿←→駅の送迎程度で使われていたのでしょう、31年で38万kmは立派な少走行です。

↓ボディの経たりはあるも機関の不具合記載がないのは如何に31年間メンテをしっかりやっていたかの証拠!


走行は※付き不明ですがバスやトラックはタコグラフ装着からこの判定になるのでほぼ新車時にタコが付けられるケースが多く実走行に近いモノと推察します(例外もあり)

この時代の初代コースターやマツダのライトバス(パークウェイの前身)が非常に個性的なスタイルを採っていましたからね、地味な2代目ローザはやはり同様に垢抜けなかったいすゞジャーニーや日産シビリアンと共に埋没していた感がありましたがバスとしての本格度はさすがトラックメーカーだけありエンジンやフレーム、ボディの耐久力はローザ、そしてジャーニーが上であり同期のコースターやシビリアンが皆無の中、時々こうしてまだ現れたりしています。

↓多くの温泉客を運んできたと思われる室内も年式を考えると上物!


マイクロの中古は貿易以外でも10数年前に非常に高騰した時期がありました、アウトドアライフが定着した事によりキャンパーへの改造ベースとして注目されたり身障者の支援学校の開校が盛んなな時代には何人ものリフト乗車を可能とする事から新車では○千万かかるものも中古なら改造費出してもそれの半分以下で収まる事が注目された要因、この事からローザは前述の通り3代目~現行BE4~6系もかなりの人気となりコースターに次いでコレ持ってりゃ(在庫として)確実に儲かるといった時代があったのですがねー、現在はそうした需要も落ち着きほぼ旧くなったマイクロは貿易に出した方が跳ねる時代になっている様子…。

↓Rrビュー、このテールにどことなく初代ダルマの残像が…


↓どことなく当時の中型トラック、ふそうFKの香りがするFrビューももう見てたのは大昔…


このクルマは旧くなった国内商用最後の砦?的な国内バントラ専門のオク会場の出品、落札は例によって30年超えでもいい値段が付いており40万を軽く上回りました!

東南アジア方面でしょうかね~、エンジンはまだしっかりしていそうだし異国でまだまだ活躍できそうな2代目ローザ、検討を祈りましょー(^^)/~~~
Posted at 2018/02/04 19:41:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱ふそう | クルマ
2014年08月15日 イイね!

保存版・ 珍車PART451

保存版・ 珍車PART451今回は三菱の誇る名車の一つであるこのモデルを拾い上げてきました!

このクルマは過去に幾度となくワタシにとっては特別な思いのあるクルマという事を述べてきていますので若干興奮気味ですわww




⇒『昭和60年(1985)2代目A175A型ランサーEX 1800GTターボI/C』

ご存知ランタボ、久々の取り上げですが出品票にあるようにこれは評点の付かない現状(事故・不動車含む)コーナーからの出品ですので現車、画像で見る限りRrの脚回りが明後日の方向向いてますし不動車、部品取り目当ての出品だと推察します。

ランタボも最終(87年)からもう27年、かなりパーツもなくなってきている様子ですし仲間のランタボ乗りさんも、またこれを購入した専門店さんもパーツ確保にはご苦労されていますので言葉悪いですが腐ってもランタボ、こんなになりながらも需要は確実にあるんですよねー(-。-)y-

確かにワタクシも今や“旧車”の端くれになるモデルのオーナーですからランタボ乗りには置き場所さえあれば喉から手が出るほど欲しいお宝だと実感として思いますネ。。。

しかし珍しいのがこのランタボ、グレードは少数だったGTターボという点!!

ランタボには初期(81~83)のI/CナシG62Bターボ135psの時代に豪華版かつ普及型のGSRと競技ベースのGTが存在、83年のMCでそれぞれG62B I/C付き160psに換装、I/Cレスは新グレードのGSLターボとなりました。
今の(歴代エボの)パターン同様ですね、GTはエボのRSやこれのご先祖ギャランVR-4 RSに相当、さしずめGSLはランタボ唯一のATがラインナップされていましたのでこれはランエボGT-Aの元祖ってところでしょうか(^_^;)

GTとGSRに分ける手法は兄貴分のA164Aギャラン/エテルナΣ・Λでも行われますがこちらは当時のラージクラスとなりGTといえども競技とかは無関係、単なる廉価版でしたが豪華装備を廃したスパルタンさはランタボGTと同様に“漢”の雰囲気満点でした!

ランサー2000ターボで少しブランクのあったラリー界にA73型初代ランサーから久々に復活し内外のラリー界を席巻したランタボ、この事から草ラリーストにも愛されるモデルになりそういった層はGSRなんぞ無用でGTターボが多かったです。

勿論街乗り派の方が多かったのは間違いなく街角で見る素の?ランタボはほぼGSRでしたが競技場に行けばこの比率は逆転、その分今のエボRSも同様ですが酷使された挙句に潰しが常識でしたので今の世に例え不動でも一応マトモな形で残るGTターボは非常に稀有な存在で珍度も高いと思います…。

↓現状コーナーなので出品票から得る情報は皆無、走行距離は一応実走扱いですがこれも要注意!


距離が本物なら真に低走行、エンジンや各駆動部などもまだまだ使えそうでオーナーさんなら見逃せませんね!

GTらしく内装はカーペットもなく鉄板むき出しとされフルバケやコンソロールを廃しているあたりが競技使用か?なんちゃってか?の判断がつきかねますがインパネや内張りは比較的綺麗な状態なのでこれもGetしたいですね~。

↓ナルディ(タイプ?)が腑に落ちませんがグローブBOXの蓋がないのはラリーコンピューター外しの痕かな!?!?


因みにGTと判断したのはGSRですとインパネ中央に時計がありますがこれ、蓋付きの小物入れになっていますでしょ、この部分と外装でサイドプロテクションモールがない、Rrのガーニッシュがない点ですがGSR→GTに仕様変更しているケースもありますからあくまで画像のみでの断定となりますんで(^^ゞ

現車、ボディはボンネットフードとトランクフードがもう使えませんがそれ以外のパネル類は凹も見受けられず退色しやすいボディカラーの割にはまだ綺麗、上記2点を除けばC~Dレベル位の状態ではないかな?と感じます、さすがに27年以上経過するとヤレたランタボも多いですからこれはかなりの貴重です!

↓トランクは使えません(鈑金次第では可能?)が全体的にはまだボディ、しっかりしています!


バンパーやミラー、三菱車の弱点であるサッシュや窓枠のブラックアウトも綺麗、恐らく塗り直ししているとは思いますが最近まで愛情かけられてきた個体である事を伺わせます。

↓ボンネットはトランクよりも酷いですがやはりバンパー類は非常にイイ状態!


しかしこのランタボ、何故に前と後ろで左側だけ酷い腐食、しかもボンネットとトランクだけってのが不思議、長年放置でしたら全体的に痛むでしょうしね、ボディの他の部分は充分現役でいけそうな感じなので保管場所の関係なのでしょうかねぇ…

致命的なのは上2枚の画像でも確認できるRrの脚、アクスルなのかサスなのかは不明ですがこれではもう走れないでしょう、しかしこんな姿でも立派に値段は入り2桁超えで10万後半の落札!

同年代のAE86に較べ絶対数がもうかなり少ないですからね、このまま部品取りになるのかレストアで復活かは?ですが希少なGTの残存に胸を撫で下ろしてしまいましたとさ(*^^)v
Posted at 2018/02/01 21:15:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ

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「大化けした往年のNICE MODEL VOL.15~3代目A30型日産プリンスグロリア http://cvw.jp/b/2682511/48509525/
何シテル?   06/26 19:01
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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