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2016年03月30日 イイね!

保存版・ 珍車PART601

保存版・ 珍車PART601 シリーズ、600回も超えたんで菱ヲタ丸出しも小休止(笑)

アンチ?菱の皆さん、お待たせです(^^ゞ
みんな大好き!?日産車やりますよ〜w

って訳で今回ご紹介するのももう見なくなりましたね、この手のモデルとしては爆発的に売れたので00年代中頃まではウヨウヨしてましたがクルマがクルマだけに荒く扱われた個体も多く普及した割には今ではすっかり死に絶えた感じもします。

⇒『平成3年(1991)5代目PS13型シルビア2000Qs』!!

S13と言えば真っ先に思い浮かぶ姿はドリドリの出で立ちって方も多いと思いますがこの個体は珍しい、ほぼオリジナルを維持しておりなかなかこの状態のモノは探しても出てこないと思います。

シルビアは元々60年代のスポーツカー、フェアレディSPのシャシにクリスプドカットと呼ばれた美しいデザインのスポーツクーペボディを載せた言わばオープンのフフェアレディのクローズド版でしたが少量生産による高額な点が災いし試作的な存在で終わったモデル、65年〜68年の僅か3年で絶版となりました。

その後70年代に入るとスペシャリティカーという新たなジャンルがトヨタセリカ、三菱ギャランGTOのデビューにより確立、これらに対抗する為に75年、ブルーバード610、バイオレット710やサニー210のシャーシやパーツを使いシルビアの名称が復活、初代とは異なり他モデルとの部品共有によりリーズナブルな販売価格にて大量生産するモデルでした。
この2代目S10シルビアはOILショック前に日産が開発していたロータリーエンジン搭載を前提に開発されたのは有名ですが不幸なOILショックによるこれの先駆、マツダの悲惨な状況を見て断念、ブルーバードのL18型と言う何ら変哲ないレシプロエンジンを搭載してのデビューでした。

79年に3代目、83年に4代目、88年に出品車の5代目がデビュー、3代目はターボや16VDOHCなどの搭載もありライバルセリカに肉薄する人気を呼びましたが4代目で大コケ、これはスペシャリティとしてはゴツ過ぎるスタイルとこの時期、“デートカー”ブームが到来、これに被るシルビア(兄弟のガゼールもラインナップ)はデートカーブームの立役者であるホンダプレリュードに撃沈、そのプレリュードにリベンジする気合いでデビューしたのがS13でした。

S13は当初対プレリュード色が鮮明で走りというより雰囲気を主題とするコンセプト、この時期の日産らしく美しく流麗で気品あるサマは大人気、アッという間にプレリュードを撃破しこの類のモデルといしては稀な30万台オーバーを達成した人気車でした。

S13のラッキーだった点はデートカーブームが沈静化以後もFR機構であったためスポ車好きにも高い支持を得た点、当時の同クラスライバルはシルビア(と兄弟の180SX)以外全てがFFか4WDとなっておりFRの味わいが叶えられるのはクラス的に上級になるスカイラインやZ、スープラ、RX-7等どれも高額、このため当時は評論家などからは「時代遅れ」と揶揄されながらも安価でFR走りが愉しめる唯一の存在として長い間、走り屋層を中心とした高い支持を受けました。

さて、出品車は91年にMCされた後期型、前期は旧態CA18型(NA/ターボ)エンジン搭載でしたが後期からは新開発SR20型(NA/ターボ)に換装、このエンジン変更はシルビアの走りを一新、雰囲気のスポーツは本格的なスポーツ走りができるものに変貌、CAとSRを乗り較べるとその差は歴然で同じクルマか?と思える程の変わりようでした。
特にNAはCAではどうしょうもない非力感がありましたがSRになってからはNAでも充分、1800→2000になった事もありますがレスポンス、フィーリングとも目を見張るものがありましたねー。

↓内外はC評価で年式並みですが総評3.5はかなりの状態を示します!


『○○501』ナンバーからしてワンオーナーではない可能性が高いですが走行も8万?台、脚廻りとシート他ほんの少しのカスタマイズ以外はほぼオリジナル、往時をご存じの方ならオリジナルのS13がいかに珍しいのがご理解いただけますよね!

C評価の内装ですが付け替えバケットの状態があまり良い状態でないのが要因かな?インパネ等は非常に綺麗でS13としては珍しく丁寧に扱われていたと推測できます。

↓割れ、歪みもなくインパネだけなら楽にB評価でしょう。


↓オリジナル度がここまで高いとノーマルシートの有無が気になります!


S13は私も一時遊びクルマで欲しかったですねー、現在の30後半〜40前半位の方はこれでFRの愉しさを学んだ方々も多いのではないでしょうか?

これの往時はAE86レビントレノと兄弟の180が峠の定番、若気の至りでこの頃DR30で峠走りとかもしてましたが86や180ではいかにもガキ臭い、やや気品もありかつDRよりも軽量で小さいS13、魅力的でしたがね、既に所帯持ちでしたし反社会的な遊びに理解なきカミさんの許可が出ず2ドアは乗れませんでしが(笑)

↓これも既に懐かしさをも感じるRrビュー、白いボディも充分綺麗!


Js,Qs.Ksと言うグレードもお洒落でしたよね、KsはSR20DETのDOHCターボ、QsJsはSR20DEのDOHC NA、現車はQsなのでNAですが上述の通りNAでもSR搭載のS13は気持ちのいい走りを提供してくれましたし逆にKsになるとシャシにやや不安もありトータルバランスも良く装備も不足ないQsは売れ線でした。

↓S13、今見ても美しいスタイリングに色褪せない魅力があります!


出品地は東、車検もそこそこ残っておりすぐ乗り出し可能な出品車、落札は一時の底値な通り越しておりそこそこ上がってきていますね、店売りだと5〜6程度の表示になりそうな落札額でした(^^)v
Posted at 2017/11/30 17:32:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

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「大化けした往年のNICE MODEL VOL.3~日産C10-R32スカイライン4気筒編~ http://cvw.jp/b/2682511/47678835/
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