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2016年07月17日 イイね!

保存版・珍車PART638

保存版・珍車PART638スポーツ/スペシャリティ“珍”まだ行きます(^^;

コイツは売れなかった!次世代型が爆発的ヒットを飛ばしたのに対し超不人気車、新車時も街で見かける割合はかなり低かったと記憶しています…

コレがダメだったのは何よりスタイリング、流麗で美しく実際は別でもいかにも速そうなスタイルが求められるこのジャンルの中で重々しく無骨で美しさの微塵もなかったのが要因、無骨なのは三菱の得意技でしたがそれを上回るイメージ、ただただ鈍重な印象しかなく走り的にはTOPモデルであのFJ20ターボを搭載しており野蛮な程の内容でしたがDR30で名機?迷機?と言われたFJをもってもこれは人気なかったorz…

⇒『昭和61年(1986)4代目S12型シルビアHB1800ターボR-X』!!

シルビア、初代(CSP311型1965〜1968)がフェアレディのシャシを使う少量生産のパーソナルカーとしてデビュー、その後一旦日産のラインナップから落ちますが75年にトヨタセリカに対向するスペシャリティモデルとして復活、初代とは異なる大量生産で広く訴求する新モデルでしたがこれは当初REエンジン搭載を前提にした開発ながらマツダの惨状を見た日産はこれを諦めブルーバード他の何てことないL18型エンジンで出てきた事もあり人気はサッパリ、先陣を走るセリカに対してはもう問題にすらならないの不人気に終わりました。

そのリベンジを掛けたのが3代目S110型、これは敵失=77年にFMCした40型セリカが初代程の人気は得られずに人気低下、正直アレはダサダサだったぁwww
逆にS110シルビアは前衛的な鋭いシャープなデザインが人気を呼びセリカと逆転した好評を呼びます、S110はセリカLBを見習いHBクーペ(とノッチバッククーペ)をラインナップ、時代の勢いにも乗りターボエンジンやDOHC 16Vエンジンが次々に与えられスポ車ファンのハートを掴む事に成功を収めました。

↓ジリ貧のシルビアも3代目で人気車の仲間入り!


S110はA10型バイオレットベースの小さなシャシを持ちガサツなクルマでしたが前衛的なスタイルが受けマイルド化し2代目セリカに対し若々しくスポーティなイメージは格段に上、双子兄弟にガゼ―ルも投入、このジャンルにトヨタのみならず三菱やマツダ、ホンダに遅れを取っていた“スペシャリティカー”を日産として強く印象付けるモノとなりました。

さぁ、その後を託されたのが現車である4代目S12、83年に好評S110からFMCされますが冒頭申し上げたとおり全てが重々しいデザインがぶち壊し、先代から更にエキサイティングに振った(つもり)流行のリトラスタイルでしたがリトラを採用しながらこれほど流麗さを感じさえないデザインも他にはなかなかないと感じます。

先代から継承してターボやDOHC、同ターボなどハイパワーエンジンも充実ラインナップしていたのですが何せこの時期はホンダの2代目プレリュードが神的人気、王者セリカさえも超える人気は“デートカー”なる標語までこさえ都会的でいかにも軟弱なチャラさが時代に受け体育会系のシルビアは全く歯が立たず…

そんなS12、出品車は売れない中でも一番普及したCA18ETを搭載するHBクーペR-X、そこそこの速さと高級感も得るインテリアは日産としても普及させたいグレードで装備だけは一流で何らプレリュードに劣る事はなかったもやはり…

↓S12ノッチバッククーペ


S12も先代同様にこのHBクーペとノッチバッククーペの2つのボディを持ちいくらかHBの方がお洒落だったかな!?クーペの方はマジ無骨で「誰が買うの?」って感じ、私なんか醜悪U11ブルの2ドアにしか見えなかったし(笑)

↓総合3、内外C、走行約12万?の極上部類のS12!


しかしS12も最近は見直されてきた感じ、S13全盛期なんかはもう絶滅か?と思える程見なかったですが近年は旧車として再評価されている様子でマニアさんがい慈しくむ個体も見かけたりします、私も昨年の愛知旧車探索ツアーに赴き当時ナンバー1オナ然モノを確保しました(^^)v

イベント等でもそこそこ出てきているようですね、私が行ったあるイベントではS110系が圧倒的に多かった(ほぼRS)ながらその独特なフォルムが異彩を放っていた感じ。

↓C評価の内装は当時のバブルに向かう派手or下品?を色濃く残した文化遺産に見えますw


S12はあまりに不人気だったため86年の後期MC時に兄弟車ガゼ―ルを廃止、また同じくFJ20を積むスカイラインがR30→R31にFMCされた事によりFJが廃盤となりシルビアからもカタログ落ちとなり一気に車種整理が施されますが後期になってもその人気は上がる事なく88年にS13へと引き継がれました。

↓Rrビューもゴテゴテして好きになれませんでしたネ〜…


出品車、脚廻りのヘタレ程度で大きな不具合はないみたい、傷凹類も大きく目立つものはなさそうですしS12を探しているマニアさんにはお奨めモデルですね、絶対数少ないしなかなかこのレベルのものはもう出て来ないと思われます!

↓外装もまだまだ綺麗、手厚く保護されてきた感じが伝わります!


出品地は西、落札額は驚く程ではないながら一時の底値を知る世代としては「さすがにこれも上がってきたなぁ」と言う印象、これも色々手をかけて店並べると3桁に迫る価格になる可能性もある…

往時はただけなされるだけのS12でしたが30余年を超えた再評価は別にファンでなくとも嬉しく感じます(^O^)/
Posted at 2017/12/03 23:32:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

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