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2017年09月19日 イイね!

珍車PART725

珍車PART725
珍第725弾は久々にウケの悪いOLDトラックでもやってみましょうか(^^;)

この年代の商用は首都圏や排ガス規制地域では乗れないんで実働車、見れる筈もないんですが地方には意外にいたりするんですよねー、山梨の勝沼辺りで1台生息確認していますが…


まっ、働くクルマだから外見とかはどうでもいいし仕事に支障の出るような壊れ方しなきゃ敢えて代替えする必要もなし、軽い業務ならそうそう壊れないし長年使用に耐える個体も多いのでしょうネ…

⇒『昭和52年(1977)DV28D型初代デルタ2tダンプ(高床)』!!

お決まりの前置き=“ランチアじゃないですヨ!”って訳でwww

ダイハツデルタ、軽メーカーのダイハツがトラックを出してたんですわ、一般には滅多に出回らずダイハツ関連企業とかの使用が多かった印象、依ってマイナー車ですしお若い衆は知らんでしょうネ~。

デルタには大きく分類して3機種が存在、今回取り上げるトヨタダイナや日野レンジャー2/デュトロと3つ子兄弟OEM版の1.5t~3tクラスのモデル、トヨタライトエース/タウンエーストラックの双子OEMであるデルタ750(セブンハーフ=750㎏積からなるネーミング)、そしてデルタワイドはライトエース/タウンエースバン、ワゴンのOEM版となり現在では廃番になっていますがデルタは先代のダイナ/デュトロ迄(03y)、750は2代目82年迄、ワイドが先代40型タウンエース/ライトエースバンorノア(04y)迄立派にダイハツの商品ラインアップを務めていました。

↓初代ライトエーストラック(KM10)のバッジチェンジであるデルタ750(1971~79)


軽メーカーの意外な?普通車商用という印象をお持ちになるお方もいるでしょうがダイハツは古くからトラックにも進出、その歴史は50年代からで当然まだトヨタ傘下に入る前、自前で『ベスタ』というとトラックを出しており軽とは縁遠い小型ディーゼルエンジンが当時非常に好評、このベスタの後続がデルタとなり古くからのダイハツトラックユーザーのために残された訳です。

好評dDeはOEMとなってから(念のため申し添えれば当時はOEMなんて言葉はなし)も存続、初代デルタは2t級はダイハツ製Deエンジンを搭載(3tクラスはトヨタ製De)しダイナとはボディは同じでもダイハツでなければならない選択肢が残されました。
今では当たり前になったOEM、当然現在はエンブレムのみの差異でしかないのですが昔はエンジンのみ、或いはエンジンは他社製でもボディはオリジナル等各メーカーの最後の?矜持も気概もまだある時代で同じダイハツでパブリカ-コンソルテ、三菱ミニキャブ-マツダポーターキャブやダイハツフェローMAX-スズキフロンテ、GMホールデン-マツダロードペーサー等様々な事情でエンジン、またはボディは借り物というシチュェーションもある意味面白味もありました!

まぁトヨタとダイハツの場合は現行パッソにタウンエース/ライトエースバンも、そして過去のデルタやパブリカ、スターレット、デュエット等々…純粋なトヨタブランドですらダイハツが下請けで自分の工場で造ってますんでデルタ、どっちがOEMなんだか?って感じもしますね、ラインで一緒に流れるデルタとライトエース他を順番によりエンブレム付け替えてるって感じで(実際見た訳ではないのであくまで個人的な想像…笑)

さっ、出品車です!

40年経過の個体、初代デルタは70~77年のモデルライフでしたのでこの個体、初代最終型です。
恐らく出品地(北海道)から推測して牧草等を運んでいたダンプなのしょう、草は痛まないですからねー。
内外はD評価と年式並みですが総合3は距離の少なさとサビやすい下回りをきちんと整備しているからでしょう、土砂ダンプですと40年も使えば下手すりゃフレームがサビで崩れ落ちかねない個体も少なくないのでこの年式で特に下回りは驚きです!

↓走行距離も短い実走37000km、恐らく構内(牧場内)使用だったのかなぁと!。


このデルタはダイナで言えば3代目のU10系と同一、ダイナはつい最近仕事で見か(この時)けじっくり見物してますんで親近感湧きますw

一時軽トラが現行規格に改正された時、このダイナやデルタの時代(他にトヨタトヨエース、マツダクラフト、サニー/チェリーキャブ等)に却りセミキャブを採用、主にクラッシャブルゾーン確保の為にサンバーやアクティ、ミニキャブ(クリッパー)、キャリィ(スクラム)等が採用しましたが現行ではそれこそダイハツ製タウンエース/ライトエース、そしてキャリィ(スクラム、ミニキャブ)が採用、昔のもそうですがこの形式は乗降性はいい、しかし座るとタイヤハウスが邪魔だったり運転席では特に軽の場合、ペダルがオフセットされたりで慣れないと不自然な運転姿勢になり個人的にはあまり好きじゃない、小回りもフルキャブに較べると効かないですしね、ただセミキャブはタイヤの上に座らずに済むので段差乗り越え時のあのフルキャブの“ズキン”と来る嫌な突き上げがないのとW/Bがあるのでこの点でも乗り心地がいいのが利点ですナ。

↓当然3代目ダイナと同一インパネ、40年の車歴を感じさせない程度を示しています!


出品車、ダンプなので一番重要なのはダンプを上げ下げするホイストやシリンダー、その部分の画像がないので何とも言えないですが前述の通り外見はボロながら見えない下回りは結構しっかりメンテされているので恐らく重要部分もきっちりやられているでしょう、荷台も波打ち等もなくまだまだダンプ作業、イけると思います。

↓シャシブラ塗布できちんと下回りも整備、逆にサビ隠しの懸念もありますが恐らくこの個体はいい状態でしょう!



↓トラック(ダンプ)の重要点である荷台は非常に綺麗な部類、現役続行はまだまだイけます!


2t積みですがダンプですのでハイパワーのトヨタ製B型Deエンジン搭載、この代ではデルタのみ1.5t積が設定(トヨタは1.5t、トヨエースが受け持ち)、デルタには他にダイハツFA型1.5Lのガソリン、同FB型2LDeエンジンが設定されていました。

↓キャビンはサビで一見ボロですがペイントすれば格段に見違えるでしょう!



当時も今もレア物トラック、まさか年式的に輸出ではないでしょうがエンジン狙いでその可能性もあるか?落札額結構高く仮に小売りすれば80~90位で売らないと厳しい金額、部品取りには勿体ないながらバリバリ現役としても不安がある年式、一体どういう使い道で落としたんだろう?と考えてしましますが希少車です、できる限りの残存を期待したいモンですね(^^)/
Posted at 2017/09/19 20:51:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ダイハツ | クルマ

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