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2017年09月24日 イイね!

珍車PART726

珍車PART726
珍726弾もつい4~5年前までは業オクにチラホラ出ていましたが最近ではすっかり見なくなりました。
最終型でも30年超えましたしね、良質で真面目なファミリーセダンで耐久性もありトヨタの良心を感じさせるクルマでもありました…

⇒『昭和60年(1985)初代SV10型カムリ1800ZX(グレードは推察』!!

カムリ、この型の前にセリカカムリ(A40/50型80~82年)が存在し“カムリ”としては2代目となる訳ですがGure的にはセリカカムリはカリーナの派生車種かつセリカの1バージョンですのであえて現車を初代と記しましたが2代目(以降1代ズレが発生)でも間違えではないですネ!

SV10も若き日のセールス時代の扱い車種、セリカカムリが若いモンの心を惹くスポーティセダンでしたので特にこれの18R-GEUを積む2000GTなんて憧れましたし欲しかった1台、ところが2代目となり“セリカ”のファーストネームが外れ独立、セリカカムリのイメージは見事に消され地味ながら真面目な、真剣にトヨタが今後を担うFFの中級ファミリーセダンに生まれ変わり当時は若い身空で考えがまだ足軽だったんでねw「カムリ、ダサくなった」と敬遠しましたっけ、FR世代ですのでFFになった事が一点とデビュー時はDOHCも設定がなくホントに地味、しかしFF化とスクエアなデザインで小型クラスとは思えない室内の広さにはデモカーで店に来た時は心底驚きました、当時のクラウン(S110系)よりも後席も広い、大袈裟でなくセンチュリー並みでしたからね、従来のこのクラス(FR)であるコロナ、カリーナ、ブルーバード、ギャランΣ、カペラ等の大きさ(車室空間)が当たり前だったのでその衝撃は結構なものでしたっけ。。。

↓82年、田中邦衛氏がキャラとなりデビューした新生!?カムリ


SV10はこの年オープンしたトヨタビスタ店(現ネッツ)のメイン車種となるビスタと双子兄弟、カムリはカローラ店のカローラからグレードUPするユーザーがペット店(コロナ)、トヨタ店(カリーナ)に流れるのを食い止める目的は先代セリカカムリよりも強固な姿勢を打ち出していました!

FR→FFに慎重だったトヨタはそれでも時代の波はFF化に確実に流れておりこれに乗らない訳には行かない、しかしワタシのような保守的ユーザーはまだFFというモノにある種の偏見を持っていたので日産や三菱のように売れ線であるブルーバードやサニー、ギャラン、ランサー等を一気にFF化したのに対しトヨタは慎重、Bigネームであるコロナ、カリーナに先駆けてカムリ/ビスタでFF市場に乗り込み一定の成功を見極めてからBigネームをこれに移行して行った訳です。但しそれでもカローラ、カリーナ、コロナはFFも出しながらFRも残す、石橋を叩いてもまだ渡らない的にFF化にはかなり消極的でしたよね~。

国内ではコロナやカリーナ(プレミオ/アリオン)の存在もありカムリっていうクルマはどこか影が薄く堅実ながら驚く人気も販売もなされないながら海外ではトヨタの稼ぎ頭、これは現在でもそうですが海外ではBigネームなんですよね、国内では歴代、どうも地味ですが…

現車を見てみます、32年経過で実走3万㎞台というのが驚き!!失礼ながら大事に納屋に格納するようなクルマでもないですし走って使い倒して解体というのが王道のこのクラスのセダンが総評3.5点レベルで残っている事が凄いです!

↓内外C、総合3.5、昭和60年という年式ではかなりの好成績!


このSV10も主に仕事でかなり乗りましたが地味な外観に対して意外にパワフル、当時の新開発である1S-LUエンジンはややメカニカルノイズはあるものの元気で気持ちよい吹け上がりで乗るとこのクルマの印象を変えたモノでした。
タイヤがまだ13インチの時代、1.8Lでこの大きさ、このパワーでこれは明らかな容量不足で少しアクセルワークを雑に行えばたちまちホイルスピンしてましたしね、いちいちスキール音で喜んでいた若い小僧にはオモロかったかも(^^;)

デビュー当時は1キャブの1.8L横置き1S-LUエンジンのみ、その後1.8LDeターボ(1C-T)、2L(2S-ELU)や2LDOHC(3S-GELU)とワイドレンジ化しますがこのカムリ、最初の1Sで充分パワフルでしたし良心的、前述の通りセダンとしては驚異的な広さ、トランクルームも広大、L10型ターセル/コルサに続くFF初期(横置きFFとしては初めて)モデルの割には極力、FRとのドライバビリティの差を感じさせないよう努力の甲斐はあり日産他がFFの悪癖を晒す中、FR派でもそれほど違和感持たずに扱えたのはさすがトヨタ車だ!と感心したものです。

↓C評価の内装、何と内張にはビニールもかかったままで前オーナーさんの出来合いぶりが伺えます!




惜しいのはA/C不良、塗装もこの色からして仕方ない褪せ、クリア剥げもあるようですがね、塗装は何とでもなるもA/Cだけは…もう部品もないでしょうしこれ乗るには夏季厳禁って感じですか(笑)

SV10は82年~86年のモデルライフ、出品車は85年MC後の後期モデルで後期は前期に較べメッキパーツが増え全体的に高級感を増した印象、素朴で気取らない前期がSV10カムリらしかったですが高級化により販売もより増えたらしいです、ツインカムモデルや2Lが加えられたのも後期からですんでその影響も多分にある筈ですが…

↓赤いボディはやや褪せてはいますが大きなダメージもなくイイ状態!


↓よく手入れされ年式を感じさせないエンジンルーム!


まぁ、このクルマをそう弄るオーナーもいなかったですからA/W以外はオリジナル状態、どうしても日産と較べるとこの年式位だとトヨタ車、まだ旧車というイメージ湧かないのですがこれもALLペンでビッチリ仕上げればA/Cだけ目瞑ってまだまだ現役続行、行けそうです。

↓懐かしのフィンタイプのアルミ以外はオリジナル!


出品は北の国から、落札も無事なされていますが二桁に乗らないレベル、北で使うならA/C不良もそう問題ではないでしょうから部品取りとかではなく現役で頑張って欲しいモンです(^_^)v
Posted at 2017/09/24 17:56:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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