
珍車739弾、コイツもつい最近までは普通に見ていたような気がするんですが先日、自宅前でやたら綺麗なのが通り掛かり何かスゲェ久々の目撃でガン見しちゃいましたんで探してみたら…
いやー、業オクに出てるのも少ない、かつやたら高額落札で驚きました!(但しMTモデル)
やはり90年代のスポ車、新車にこういった魅力的車種がなくなった影響と海外需要の高まりでプレミア付いている感じ、5~6年前が底だったかな、50万位でゴロゴロ出ていたのももう昔という事かぁ(*_*;
⇒『平成3年(1991)初代JZA70型スープラ2.5GTツインターボR』!!
70スープラ、気づいてみたらコレもすっかり見かけなくなってますナ、いや、70どころか80ですらめっきりと見ないし。
ここのところBMと組んで新型スープラの噂も絶えませんが一体どうなんでしょうね、勿論スポ車ファンとしては楽しみな反面、GT-RやNSXのように非現実的な価格で出てこられてもねぇ、ワタシのような貧乏人や若い世代には所詮絵に描いた餅、ならば中古のスープラでも!と思っても程度のいいモノだとこれまたプレミアで手が出ないorz…
ったく、儲かるからと言って貿易出し過ぎなんだよねー"(-""-)"
と、手が出ない愚痴はこん位にして(笑)
現車、R点ながら総評4が入っており走行12m万㎞超えてる割には高評価、外装には評価ナシながら内装はCが入りこういうクルマなんでそれなりに弄ってあるも程度はイイ様子…
事故落ちながらRrを少し当てた程度のようでまだまだ愉しめそうな上物スープラ!
70スープラのR、実はコレも若かりし頃に買いかけたクルマ、当時は元Gureも一番景気のいい30ソコソコの時代で結局は思い悩んだ末に新車のエボⅣを購入しましたがその時、既にスープラは80になっており80はスタイリングが個人的にはNG、リトラに憧れた若き日、これ以前に前任のセリカXX(GA61)も乗り損ねたんで最後の最後まで悩んだんですわ、まだ程度のいい70もゴロゴロしていて180~200万位で買えたような…
先代の60XXに心底惚れてたんで前期型スープラ(86~88年)には殆ど興味なかったんですがMCされワイドボディーが出て新エンジン280psの1JZ-TEが載るともう70に夢中、新車なぞ買える筈なく必ず中古でも手にしようと決意したんですよねー。
神奈川県内だけでなくわざわざ千葉や埼玉まで見に行き千葉の確か2万㎞台の素晴らしい個体を買いかけた時、時の財務省=カミさんから2ドアは却下のお達しがありましてね、その代わり彼女は「新車買えるんだから何も中古買わんでもええんでない?」とあっさり4ドアセダンのエボに許可が出てそれになった訳ですが本気で乗りたかったクルマってのは何年経ってもその思いって消えませんナ、片想いで終わったクルマ達、古くはGX61マークⅡ、ランタボ、TT140コロナHTツインカムターボ、そしてXXにR34スカイライン、JZX100チェイサーにEC5Aギャランとか…
と個人的回想で恐縮です(汗)話を元に戻して70スープラ!
歴史的な部分は人気車ですからワタシづれがクドクド語る事もないでしょうが元はセリカファミリー、型式の「A(JZ”A”)」は元来セリカに割り振られたモノでしてそのセリカが85年のFF化以降、コロナの型式とされましたのでそれ以降、スープラ前身のセリカXXが引き継ぎ最終80スープラまで不変でした、ご承知の通り40時代から輸出名は『セリカ・スープラ』、XXはアメリカでは卑猥な意味と言う事で内外でネーミングを分けていましたが70系から統一って訳です。
セリカXXは初代が78年にデビュー、2代目A40/50系セリカをベースにM型6発を搭載したロングノーズで正直、歴代セリカで2代目は最大の駄作と言い切るワタクシですがXXは見違えるカッコ良さ!
当時はソアラ前夜ですので高級パーソナルクーペとしての立ち位置、マークⅡやクラウンのM型エンジンは排ガス規制後のモノなので正直パワーはないし燃費極悪だしカッコはいいけど欲しいとは思えずで…
↓初代MA45/55セリカXX
そんなXXも81年、ベースのセリカのFMCと共に2代目に進化、高級パーソナルはXXの発売前にデビューした初代ソアラに任せスポーツ色を色濃くした2代目XX(GA/MA60系)が後(次期)70スープラの原型と言ってもいいでしょう。
↓2代目XXは当時としてはスーパースポーツ的存在!
60XX期にトヨタディーラー勤務だったワタクシ、出たばかりの鬼ローン60回払いでXXのツインカム24を買いかけたんですが会社に5年もいねーべ!って感じで最後のハンコ押す場面で踏みとどまりローンレンジャーにならずに済んだというオチとなりますw
何せ当時、会社辞めると残金一括払いでしたんでね、金ねーし若い身空で消費者金融とか走りたくなかったんで(爆)
いけねー、またカビ生えた思い出話になっちまいました(^^;)
現車ですねー、ハイハイw
スープラも一時は首都高やドリ車に重宝されたので程度のいい個体の残存も少なくオリジナルなんてのも絶望的、先述の自宅前を通過していったのは買いかけたモスグリーンでフルオリジナルでしたが既にそのような個体が市場に出てくる時期は過ぎ去りましたが出品車、限りなくオリジナルに近いモノで特に外観は下品に弄られる事もなくなかなかササる個体です。
↓元Gure的には当時後期ツインターボRのモスグリーンに萌え萌えでした!
現車、室内はステアリングとシフトノブ以外はほぼオリジナルを保ちC評価だけありかなりこのてのクルマとしては大切に扱われ綺麗な状態を保っています、センスない走り屋さんにかかると外装ばかりか内装も荒れますからね~
↓“コックピット”の形容がしっくり来る70スープラのインパネは今見てもトキメキます!
残念ながらモスグリーンではなくブラックですが画像の限り傷みやすいカラーながら問題ない感じ、黒だけは現車見ないと写真写りがいいので解りませんが大傷大凹もない様子で評価入ってないのは?ですが画像の限り悪くてもD、Cは付く感じですかね~
↓ローダウン、社外マフラー、A/Wもセンスよく弄られシブい感じがイイ!
S13やC33、GX/JZX90~100と同様に大袈裟にカスタマイズされる個体ばかりだった70スープラの中ではセンス良く落ち着いた弄りがワタシ好みです、オリジナルの美しいスタイリングをブチ壊さない前オーナーさんに敬意を払ってしまします(笑)
また毒吐き御免ですがトヨタも是非60XXやスープラの時代のようなセンスある美しいデザインを思い出して欲しい、CMでこの頃を振り返るのもいいですが現実は軽~大型(日野)までお下劣大口ギレギラのオラオラ顔ばかり(怒)トヨタに憧れたあの日も遠くなりましたわ。。。
↓さりげなくロールバー入ってますが元々低い70のルーフ、乗り降りキツいだろうなぁ…w
出品地は中京地区、落札額はMTなので余裕で三桁超え、数年前の相場からすると倍ですナ、トヨタ車は90年代位だと日産に較べプレミア率低いのですがスープラと20ソアラはやはり上がってます、新車時は誰しも憧れるクルマでしたから当たり前なんですが異様な高額を付ける同年代のF31レパードやR30~31スカイラインGTSにも迫ってきている印象です!
XXは勿論、70スープラですらこれですと若き日に憧れたモデルに今乗るなんてのはもう無理、こうしたプレミアを見ているとあの時乗っておけばという思いが一層強くなりますね、時既に遅しですが…
今や希少となった上物70スープラ、どうか本物のスープラファンに慈しんで欲しい、よくいる80/90年代カブレの手に渡り粗末にされ飽きたらポイって運命だけにはならんで欲しいです(*_*;