
クルマ屋にとってはいよいよ繁忙期突入、この時期暇こいてるようならこの仕事、辞めた方がいいという位なんでね、陸屋稼業もMAX期、当面自分のブローカー仕事は封印で陸屋稼業に精を出さざるを得ませんわw
今週、2月末から受注も増え始め多忙、あちこしグルグルと動いてましたわ、1週間の総走行距離は1500㎞に迫る勢いだったし(*_*;
という訳で余裕ないのでなかなか捕獲やってる時間もなかったし今週は小口中心でオークション会場は訪問ナシ、従って捕獲もほぼナシという状況。
まっ、そんな中でも珍車に触れない日は滅多にないというこの稼業、少ないながらネタはあるんんでご心配なく(^^;)
週明け月曜日に当たったのがコレ
いつも書いているように元Gureは外車は守備範囲外なのであまり語りませんが93年、最終のボルボ240GLEですねー!
1974年にボルボ245(5ドアワゴンの意)でデビュー以来93年まで20年近く基本ボディはそのままに存在したこのモデル、ワタシなんか子供期~大人になるまでボルボと言えばこの型が染みついているのでこの後にブームになった740とか850とか現行とかって全然ボルボのイメージがない、いい意味でスマート、洗濯され過ぎだろ?やっぱボルボは野暮ったいながら質実剛健を絵に描いたような240シリーズに限る!!って感じw
無骨でオシャレさは微塵もなかったながらこれぞボルボ!という雰囲気はある意味厳粛!?
この240GLE、昔の同僚が気に入って乗っており何回か借りてレジャーした事ありますが当時としては国産ステーションワゴンにない積載性に感動、重々しい走りながらいかにも頑強というのが手に取るように分かり事実この個体、13万㎞走行ですがボディにヘタリ感は皆無、カッコ優先のワタクシですから740以降が好みなのは正直なんですが240の剛健さこそボルボ独特の味、雰囲気と含蓄がありますナー!
事故落ちながら全体A、内装Cという内容でマニアは見逃せない上物240です。
20年超えとは思えない上程度、プラ部品などもヘタリがなく前オーナーさんの溺愛を感じさせる個体、これもトレにて東海地方から関東入りし2積で単独にて埼玉お届けでした~(^_^)v
火曜日、街を走っているとこんな街角天然に出会いましたヨ
おぉ、天皇陛下もご愛用の2代目DA/DBインテグラ、まだ天然が神奈川県内でも生息していました!!
89年~93年のモデルライフ、先代の初代インテグラ(クイントインテグラ)がクーペメインでリトラのイケスタイルで割と好みだったんですがこの型はファッショナブル4HT人気もありクーペも継続するも大きく、豪華に変貌した4HTがメイン、まるでインスパイアやビガーの小型版のような出で立ちは先代にあった個性が失せ好きではなかったです、異様に寄り過ぎた目(ライト)の印象もNG、しかし好景気を背景にこれも往時は良く見かけましたね~…
どうしても“エンジン一流ボディ三流”と昔から揶揄されるだけありこの時代のホンダ車が残ってるのは奇跡に近いのですがこの個体もボディ艶々だしかなり大事に慈しまれている様子、セレスマリノやプレセアとライト級4HTとして競い恐らくそれらライバルよりも見かけたんではないかな?このテのモデルは何もこんな小さいのにわざわざ狭っ苦しいHTにせんでも…と当時は否定的でしたが飛ぶ鳥を落とす勢いの当時のホンダでも売れ線でしたね、懐かしいですわ。。。
水曜日、既出ですがフェリー発着場に搬入時、すっかり縁遠くなったトラックの新型をとくと眺めたりと…
ふそうなんて大型も4tも2tもFMCとか言いながら顔付とインパネだけ今風にしてキャビンは旧型の流用、基本骨格やドアパネル等は20年超えですから横から見ると新鮮さはないながらその20数年前のデザインが秀逸だった!?今も通用するのがスゲェですナ、プロフィアも同様10数年前のキャビンながらやはり現代でも違和感ナシ、いすゞが最近大型(GIGA)で完全フルチェンジしていますがまんまエルフのデカいだけみたな感じになりセンスねぇし(あくまで個人的感想)
木曜日、来ましたヨ自走移動でこんなのが!!
平成2年、ド初期の旧NA-1型NSX!!いやー、これ乗るのも20年ぶり位かな…?
コイツは逆に横浜のオークション会場から西に旅経つクルマですがこのレベルになると特別料金、車高他の関係でローダー以外の積載では何かと問題起こる可能性があり陸屋としては自走で回送した方が安全という判断になります、依って何があっても事故れませんからプレッシャーは新車以上かも!?!?
NSXが高額取引されている会場に船で移動のた川崎のフェリー乗り場まで20㎞程のドライブ、商品車なので攻めるなんて走りはできませんが久々にNSXのフィールを確認、背中で吠えるC30A型 V6 3.0L DOHC VTECエンジンの鼓動はもうイきそうになりますわw
13万km近く走った個体、足がやや抜けている印象がありますがMRならではの鋭い回頭性は健在、エンジンもホンダNAらしいどこまで廻るの?って感じがイイ!ホンダの魅力はやはりエンジンですねー。
仕事柄ハイパワー車に慣れた身なのでNSXのパワーに気後れする事はないながらやはりNAでストレスなくここまで廻ってくれると気持ちがいい、ボディ、特に特性上ケツ(というかRrオーバーハング)が長くMR独特の挙動もあり小さなコーナーなんかは気を遣い街中で速く走らせるのは特異ではないでしょうね、サーキットでガンガン走らせたい、そんな欲求を抑えるのには苦労しそうです(笑)
向こうでどのような評価になるのかは分かりませんが事故ナシと仮定すれば総合3.5、内外Bは確実でしょう、赤いボディは未再生の様子、屋根付き保管で大事に保護されてきたんでしょうね、退色しやすいカラーながらもうビッカビカ!
内装本革シートにお約束の割れが出ている以外は非常に綺麗、発売時外観の割にシビックとあまり変わらずスパルタンさに欠けるなぁ…と思ったインパネも無問題、新型2代目NSXも勿論いいけど初期NA-1も今でも憧れです、ワタシには絶対に合わないけどこれも一度は所有してみたい、夢か幻って感じですがね(^^;)
このRrからの眺めはとても国産車には思えん!カッケーなぁ。
先日の32GT-R、今回のNSX、愛車エボにVR-4他、現在エンジンそのものが否定され始めている中で90年代のこうした日本が競ってハイパワーを追及していた当時の名車達の味、これを給料貰いながら味わえるのはこの仕事してて良かったと思える瞬間、その代わり腰痛と肩や首凝りとはお付き合い必須なんですがね(汗)
金曜日は前日ハードに動いていた(NSXの自走後は2積とトレ仕事で帰宅深夜…泣)ので軽めでお願いしまぁす、って感じで陽のあるうちに終了、娘から時節柄「お雛様飾ったヨ」とLINE来ていたので帰路立ち寄り孫チャンと戯れ1週間の激務を2歳児に癒してもらいましたwww
関東はこの2~3日暖かくなり桃の節句らしい陽気になっていますが寒の戻りも来週はあるみたいだし孫チャンに癒してもらいながら来週以降の忙しさ本番を乗り切りたいモンです(^^)/
Posted at 2018/03/03 16:08:56 | |
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