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2018年09月01日 イイね!

珍車PART787

珍車PART787
オオーッ、今時ワンダーが出てましたゼワンダー!!

現在のホンダの立ち位置をシティと共に築いた1台と言ってもいいでしょう、80年代の飛ぶ鳥の勢いだったホンダの立役者が今回のお題

⇒『昭和59年(1984)3代目AH型シビック25R』!!


コイツは売れましたねー、ベストセラーと言ってもいいでしょう、80年代の街中ではかなりの数見かけました。

72年の初代、79年の2代目が初代のセンセーショナルさからなるキープコンセプトだったのに対し3代目はガラリとイメージを変えたシビック、初代~2代目の通算10年を超え完全にシビックのイメージが世に根付いた中での3代目の大改革はホンダにとって相応の冒険だった筈、しかし81年のシティが大ヒットして勢いつくホンダに時代は味方、更に欧州のVWゴルフ(Ⅰ型)が世界的HITを飛ばす中これをお手本としたマツダファミリアBD型やトヨタカローラⅡ兄弟(2代目ターセル/コルサAL10型)等、似たようなCセグメント=現在のコンパクトクラスの中でメインの3HBでは個性的な出で立ちが好評、他社ライバルがほぼゴルフ模倣の中で初めてロングルーフ&垂直ゲートを採用、ともすればライトバン的ダサさに陥る危険性もありながらホンダは見事にライトバンのラの字も感じさせないお洒落でスタイリッシュなデザインで言わば2BOXの中で革命的な訴求を行い後発のカローラFXにも多大な影響を与えていたと思います。

確か自動車では初めてのグッドデザイン賞を受賞したんじゃないかな!?個人的には当時好みとは言えませんでしたが今改めて見るとエポックだったと素直に思えますし今でも通用する先進的なデザインだと感じます!

ワンダーにはやはり個性的な5HBのシャトル、そしてセダンが存在しましたが街中で見かけるのは圧倒的に3HB!元々2BOXでデビューしたシビックですがこのワンダーで更にシビック=2BOXのイメージを決定付けた印象があります。

先ほどからワンダーワンダー言うとりますがワンダー→シビックと変換する世代も少なくなりつつの現代、現行シビックがタイプRや無限仕様で何かと話題ですがそれも初代、そしてこのワンダーの大成功が基礎にあるのは間違いない、むしろ現行復活まで60年代の2輪片手間の4輪メーカーだったホンダが80年代の大飛躍となる立役者であったシビックが一時途絶えていた(国内)の方が不思議、まぁかつてのライバルで残るのはカローラだけ?サニーやパルサーは消えランサー(ミラージュ)やファミリアはOEMバンだけとなりましたしシビック自身も代を追う事にデカく海外向け要素ばかりになってしまいましたから致し方ないとも思いますが…

“ワンダー”を印象付けた3代目シビックのCM、セダン/シャトルとそれぞれ別CMでアピールしてました。


さて現車、エンジン一流造り三流と言われた80年代のホンダ車が残存するのは大変稀、往時うれまくったワンダーももう30年レベルですんで探してもまずない、全体評価はRで内装C外装Dは決して高い評価ではないながら実走10万㎞ならまだイケるかな!?機関的不具合はない様子!


出品車、見た目の意匠で25Rとしましたがホンダはあまり詳しくないのでそこは識者にお任せ、3HBが25/23(2がボディ形状、5/3が排気量を表し5=1500 3=1300)というBM的グレード表記も当時は新鮮、セダンは35(1500のみ)、シャトルが55/53でしたよねー。

ワンダーはドライバビリティも初代~2代目の味付けとは変わりいい意味悪い意味、FFをそう意識させないイメージ、先代まではトルクステアが顕著で慣れないと扱い辛くFR世代には嫌悪感すら憶えたんですがワンダーはかなりそれが弱まりナチュナルに近づき技術の進歩を感じましたねー、しかしトヨタや日産の保守層を意識したFFとはまた違う味もありその辺はホンダ好きを虜にした部分かと…

しかしワンダーは何と言っても84年追加のSiがインパクトあり過ぎ!ツーリングレースでも活躍したホンダ久々のDOHC ZC型エンジンもライバル機の4A-Gとはまた違ったエキサイティングさには一度乗るとスタイルとかFFとか抜きに魅せられる名機、兄弟車CR-XのSiと共にホンダの一時代を表す名機だったと思います!

現代ならばホンダの高性能モデル=タイプRは勿論なのですがワタシ世代だとSi若しくはSiRが印象強い筈、現代の性能からしたらシビックSiなんて性能的には驚く事もないレベルですが当時はねー、タマげたもんですヨ(笑)

HOTハッチをカローラFX-GTと共に牽引したシビックSi


出品車は3バルブのEW型の普及版でしたが1300含めホンダらしく元気なエンジン、何度か転がした経験ありますが非力さは感じない必要にして充分なパワー感だった印象、現車は10万㎞ですしまだ部品さえ出ればまだまだ活躍できるでしょう。

当時のホンダテイストを表すトレイ型インパネもイイ状態!


ワンダーを始め同時期に移行FMCしたプレリュードやアコード/ビガー、クイント→同インテグラ等が立て続けに大ヒット、80年代のホンダ大躍進となる訳ですが60~70年代の偏屈な!?マニア向けのイメージを払拭、マツダ、三菱を抜き日産に並ぶまでの地位を築いた当時の勢い凄かったですナ~、
同時に軽い、大衆迎合し過ぎの姿勢に批判もありましたがこの時の改革が現在のホンダの基礎になっているのは間違いなしです。

色褪せは顕著ながらALLペンでは見違えるようになるでしょう!


希少なサンルーフ装着、A/W以外はほぼオリジナルな様子!


出品はお膝元のサーキットに近い近畿、Siならばかなりの高額でしょうが落札は一桁ですがホンダマニアなら見逃せない?くどいですがこの時代のホンダ車なんてアクティ除いてまずもう残ってないからそのレア度ときたらトヨタ日産の同年代よりも高いですヨ、えぇw
Posted at 2018/09/01 13:04:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホンダ | クルマ

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