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2021年12月17日 イイね!

儚い命・短命”ザ・ベスストテン”

 儚い命・短命”ザ・ベスストテン”今回のベストテンは短命、文字通り短い命=せっかくこの世に産まれながら僅かな生産期間でお蔵入りとなってしまった悲運の名車?迷車?をランキングしてゆこうと…

一口に短命と言っても現在では人間同様クルマの寿命=一つのモデルの生産期間は長くなってきており過去と現在ではその感覚も違うと思います、今回のベストテンをやるにあたっての定義としては60~00年代初頭まではモデルチェンジのサイクルは4年というのが常識的、一時的に昭和50年排ガス規制の時期にこれが延びたりした事はあるのと一部スポーツカー、商用車等は必ずしも当てはまらないながらも多くの一般向け乗用車は1モデル=4年、これを過ぎると”古臭い、いつまで造ってるんだ”等揶揄されたものです…。

これを鑑み今回の定義は概ね4年以下で生産を終えたモデル、在庫販売は計算せずあくまで生産終了までを数えたいと思います!

例によって国産車のみ、軽、登録車に分け隔てはありませんが乗用モデルを主としています、また一部限定車(限定グレード)やそれであっても後続限定モデルが存続し通算4年以上、一つのモデルとして生産されたモデルは除きます(例:三菱ランサーエボリューションシリーズ)、尚今回に限ってはワタシの個人的な見地ではなく公式に記録される生産期間に基づいてのランキングになっておりますんで宜しくどうぞ。

それでは早速『 儚い命・短命ベストテン』やってみたいと思います。

それではまいりましょー!今週の!?第10位!!同率で2台ランクイン!

【マツダユーノス300】
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発売1989年10月
製廃1992年10月(生産期間3年)

【フォードテルスターⅡ】
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発売1994年8月
製廃1997年8月(生産期間3年)

第10位は開始早々の同率でマツダコンビでした!

どちらも双子兄弟モデルでユーノス300はペルソナ、テルスターⅡはカペラが本家、この時期のマツダ無謀5チャンネル政策に伴う派生車種大量発生の一環であり両車マツダ店扱いのベースに対しユーノス店、そして提携先フォードブランドを着たオートラマ店向けのモデルとなります。

300の本家ペルソナは1985年のカリーナEDによってブーム化したスペシャリティ4HTに参入するべく開発され質の高い内装、ライバルにない気品を身に着けたのが特徴でしたが人気/販売は芳しくなくテルスターⅡは本家カペラ→クロノスにFMCしたのが大失敗、庶民的なカペラから3ナンバー化し高級さを強調し過ぎたのが仇となり売れ行き不振、急遽マツダは5ナンバーの新型カペラをリリース、クロノスのフォードブランドがテルスター、そして慌てて開発した新型カペラのそれがテルスターⅡでした。

ユーノス300は本家すら販売はイマイチなので売れる筈もなくテルスターⅡも本家カペラはテルスターよりいくらか持ち直すもののⅡに関しては存在すら知られない程のマイナーさ、これにより当時のマツダ派生モデル全般に言える事ですが300、Ⅱは3年という短命にて廃盤となっています。


続いて第9位!

【トヨタスパーキー】
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発売2000年9月
製廃2003年8月(生産期間2年11カ月)

元々は富士重工(現スバル)が軽バンをベースにサイズを最低限登録車としかつ多人数乗車を可能とした小型ワゴン『スバルドミンゴ』(1983)が元祖となるこのカテゴリー、開発費を抑える事ができ当時、主に道の狭い地方などで多人数乗車にある程度の注目を集め需要を喚起、しかしスバル一択という状況が暫く続く中でスバルが開拓したユーザー層に訴求する為、ダイハツが既存ハイゼットのワゴン版である『アトレー』をベースにした7人乗り登録小型ワゴンとして『アトレー7』を発売、これをOEM供給を受けトヨタとして販売したのが『スパーキー』となります。

肝心の元祖ドミンゴは途中、2代目となりますがスパーキー発売前の99年、販売不振と軽の規格改正もあり廃盤、この受け皿を狙うかのようにスパーキー(アトレー7)を始めスズキエブリィプラス→エブリィランディ、三菱タウンボックスワイドなど続々とデビューするもこの時期だけの現象、所詮軽ベース、軽クオリティのこれらモデルはその後支持される事はなく現在ではこのような軽ベースの小型多人数ワゴンは開発されず登録車として専用設計(例:トヨタシエンタ、日産ラフェスタ等)モデルに流れて行きます。

さすがのトヨタもそんな流れに逆らえなかった点、そして本家アトレー7より高級化がなされた事によるベース車からの大幅価格UPが仇となり販売不振、本家より1年以上早い2003年8月をもって廃盤、2年11月という短命はトヨタとしても珍しい部類です!


そして第8位!!同率で2台ランクイン!

【トヨタグランドハイエース】
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発売1999年8月
製廃2002年5月(生産期間2年9カ月)

新世代のワゴン=ミニバン文化の創成期であった95年、トヨタ最上級ミニバンとしてデビューした『グランビア』の兄弟車として99年8月にデビュー、グランビアがトヨタオート店扱いだったところ細かな意匠をリ・デザイン、トヨペット店扱い車種としての登場でした。

当時のペット店最上級1BOXだったH100系ハイエースから名前を取り『グランドハイエース』として投入、97年にデビューし絶大な人気を得ていた初代日産エルグランドに対抗させる為、エルグランドを意識しグランビアに比較して押し出し強いFrマスクなど派手なデザインが与えられました。

大人しめのグランビアに対し派手顔デザインにして若年層にも訴求するこの手法は以降のアルファードvsヴェルファイア、ノアvsヴォクシー等にも受け継がれています。

しかしエルグランドの絶大な人気、販売にはグランビア含めて叶わずこれに更に対抗するために2002年。新たに”打倒エルグランド”『アルファード』を新発売、vsエルグランドとしてハイエースのBigネームを背負い遅れて投入されたグランドハイエースはその期待も果たせないまま僅か2年9カ月での終焉、ベースモデルはぞれなりの在任でしたが派生モデル故の短命となりました。

【トヨタヴェロッサ】
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発売2001年7月
製廃2004年4月(生産期間2年9カ月)

長年マークⅡの兄弟として親しまれたチェイサー、クレスタでしたが本家マークⅡが2000年、8代目X100→X110系にFMCするのを機に2つの兄弟を統合し新たにリリースされたのがヴェロッサでした。
マークⅡのシャシやパーツを共有する点に変わりはないながらヴェロッサは保守的だったマークⅡ、チェイサー、クレスタに比較してイタリア調の攻めたデザインが特徴、車台は同じでもこれまでのような似て非なるモノから完全に別なモデルを訴求しました。

しかしその攻めた、アクの強いデザインが嫌われ一気に不人気車に転落、これまでのマークⅡ兄弟にはない売れ行き不振により僅か2年9カ月という失敗作に成り下がりましたが現在一部ドリフト愛好家の中にはマークⅡやチェイサー(X100系)では数が多く物足りない、変わったドリ車が欲しいというマニアも存在、これもリアルを知る世代からは驚く再評価とプレミア化を実現しています!


さぁ、7位行ってみましょー!

【ホンダエレメント】
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発売2003年4月
製廃2005年12月(生産期間2年8カ月)

元来はアメリカ人向けに既存CR-Vをベースにアメリカホンダにて設計、生産がなされたエレメント、アメリカですこぶる評判が良く人気が高かった為、いすゞのOEMビッグホーン(ホライゾン)亡き後、大型クラスのSUVが途絶えた日本市場向けにアメリカから輸入され2003年に発売されました。

現在エレメントは再評価され中古車市場でも高騰していますが当時は個性的な外観(観音開きドアやアメリカ人好みでも日本人の好みに合わないデザイン)が敬遠され僅か2年8か月で国内販売は打ち切られています、反面アメリカ本国では2002年~2011年、9年という長寿であらゆる面でクルマを遊びに使う文化があるアメリカでは受け入れられてもまだ当時の日本にはそこまでの需要が無かったのが悲運、しかし現在、もしエレメントが存続していれば確実に支持は得られた筈でその証拠に前述の中古車高騰があり出るのが20年早過ぎた!って感がありますね。


さぁ、第6位!!

【三菱500】/
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発売1960年4月
製廃1962年6月(生産期間2年2カ月)

三菱自動車以前の三菱重工時代の初の量産乗用車だった三菱500は時の通産省が掲げた”国民車構想”に応え開発されました。

しかし名乗りを上げたのはトヨタ(パブリカ)、ダイハツ(コンパーノベルリーナ))東洋工業(現マツダ ファミリア)等強敵揃い、そこに軽自動車のスバル360やスズキスズライトも絡み激戦区の中、三菱500は撃沈、大幅MCで質素過ぎた500を反省し1962年には初めて三菱の代表的ネーミングであるコルトを名乗る『コルト600』にバトンを渡し500は僅か2年2カ月という短命に終わっています。

その後のコルト600も3年5カ月で終わりますが500-コルト600通算でも5年2か月と決して長い期間ではなく商業的には成功とは言い難いモノがありましたがその後の三菱乗用車の基礎を造った事には相違なく三菱にとっては歴史的価値と貢献は見過ごせません!

【マツダアンフィニMS-9】
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発売1991年10月
製廃1993年12月(生産期間2年2カ月)

このMS-9も5チャンネル政策の被害車?長年マツダのフラッグシップを務めた『ルーチェ』から改名&FMCされた『センティア』=ルーチェ時代からのマツダ店モデルであり新店舗のマツダアンフィニ店向けにセンティアの顔やテールをリ・デザインした双子兄弟がMS-9でした。

ユーノス300/テルスターⅡの項でも触れたようにこの時期のマツダはバブルに浮かれ数えきれない程の派生双子兄弟を乱発、MS-9もその1台…

本家センティアは旧ルーチェユーザーからの代替え需要、そして時代にあったルーチェ以上の高級路線化、マツダらしいセンスある上品な佇まいでそこそこ好評、これによりMS-9もそのおこぼれに多少預かりますがバブル崩壊と共にマツダの経営悪化=5チャンネル政策見直しの煽りを受けて僅か2年2カ月で廃盤、センティアはその後も継続されますがやはりMS-9も派生車の悲運を味わう事となった訳です。

【ホンダジャズ】
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発売1993年10月
製廃1996年12月(生産期間2年2カ月)

メーカー同士が互いに足りないジャンルのモデルを融通し合う”相互OEM”その一環でデビューしたのがホンダジャズでした。

当時ブームが来ていたクロカン/RVを持たないホンダと乗用車自社開発を諦めたいすゞの相互OEMでホンダはアコード/ドマーニを供給していすゞアスカ/ジェミニ、ホンダはこれの代わりにいすゞビックホーン/ミューの供給を受けそのミューがジャズになります。

本家ビックホーンは時代を反映して人気も高くそれなりに生息しましたがRVのミューは本家でも人気薄、それがホンダバッジになろうとも変わらずでホライゾン(ビッグホーンのホンダ版)含めディーゼルエンジンに慣れていないホンダディーラーも売るのを躊躇、セールスも売りたがらないという中で積極的アピールすらなされず人知れず産まれ消えて行った印象、結局この相互OEMはいすゞ側に多少理があった程度であまり効果があったとは言えない感じ、結局ジャズは国内では売れ行き不振から2年2カ月(ホンダブランドでの輸出は継続)の短命、ホライゾンもジャズよりはマシ程度で約5年で生涯を終えています。


☆☆☆~今週のスポットライト!!~☆☆☆
今一歩、惜しくも(?)ベストテンに入らなかった じゃない方 はこちら!

【日産ピノ】
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発売2007年1月
製廃2010年2月(生産期間3年1カ月)

失われた20年?30年?長引く不況から登録車の売り上げに肉薄→逆転するという著しい軽自動車の躍進、かつて軽を持たず登録車オンリーだったトヨタや日産もこの時代の流れには生き残る為無視できなくなりトヨタは子会社のダイハツ製軽のOEMを受け日産はスズキ、三菱と提携します。

そんな中ピノはスズキMRワゴン→日産モコ、三菱ミニキャブ/ekワゴン→日産クリッパー/オッティに次ぐ日産の軽進出第4弾となるモデルで2006年にスズキアルトのOEM供給を受けて発売、グリルや各部をリ・デザインされた双子兄弟車でした。

バリェーションはアルトから大幅に縮小、アルトの4ナンバー商用は設定されず乗用のみグレードを絞り展開、軽を持たなかった日産がモコ、ピノ、オッティ、そしてこれ以降初代キックス(三菱パジェロミニ)やクリッパーリオ(三菱タウンボックス)と一気に軽バリェーションを拡大して攻めの体制に入った訳ですね!

しかしベースのアルトが2009年にFMC、この後も旧型を1年程販売継続しますがオッティやモコが順調でピノの存在も不要との判断から3年1か月でカタログ落ち、アルトは他にマツダにもキャロルとしてOEMされておりピノの設定で一時はアルト3兄弟化を形成しました僅か3年でEND、アルトとキャロルは現在でも継続しておりますがピノは既に忘れ去られた存在になりかけて来てる様相、10位のピッタリ3年とほぼ変わらないながら惜しくも?目出度く?短命ベストテン圏外でした(笑)

さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!同率で2台ランクイン!

【マツダAZ-1】
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発売1992年9月
製廃1994年10月(生産期間2年1カ月)

今でこそ”ABCトリオ”(A=AZ-1 B=ビート C=カプチーノ)の一環として軽スポーツの名車として崇められるAZ-1ですがこれもバブルに浮かれブッ飛んだマツダが放った名車?迷車?…

スズキからアルトークス用F6ハイパワーエンジンの供給を受け2シーター、MR、ガルウィングというスーパーカー並みの装備を持ちデザインもそのまんまスーパーカーを軽サイズにしたような出で立ち、リアルタイム世代としてカッコはいいけど冗談か?と思いましたねぇ、世界最小のピュアスポーツ、ショーモデルや限定車でもなく正規のカタログモデルとして発売されましたしこれは今じゃ絶対出せないし当時のどこかネジが外れたマツダだからできたモノに相違ない、実用性皆無、コンビニ行くにもいちいちガルを開閉って…よほどの目立ちたがり屋じゃにと乗れないなんて言われましたっけ。

案の定ほぼ売れずの状況で逆に2年以上ラインナップした事が驚きかも?しかしこの冒険心旺盛なAZ-1(OEM供給したスズキキャラ含む)はその希少性から現在ではプレミア価格が当たり前に提示さる軽自動車界のスーパースターでもありますね。

【マツダエチュード】
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発売1987年1月
製廃1990年2月(生産期間2年1カ月)

エチュード、逆にレア過ぎてマニアには有名な変態車認定でしょうねw

これは当時のファミリアをベースにFC RX-7の雰囲気や高級な内装を施したファミリアのスペシャリティカーとしてデビューしました。

しかし非常に中途半端なイメージでRX-7程のスポーティさもなければファミリアに比較してそう高級感が高い訳でもない、値段は当然ファミリアより高額でありそれならファミリアの高グレードで充分という事で全く売れずの状態、2年1カ月で終焉となっています。

いよいよ上位に行きます、第4位!!

【ホンダ145】
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発売1972年11月
製廃1974年10月(生産期間1年11カ月)

本田宗一郎氏の空冷エンジンへの強い拘りから産まれ鳴り物入りでデビューさせたホンダ1300が不発、ホンダらしい工夫と意欲は解るもこれが空回りして市場では全く受けずこれの見かけや機構はそのままに最大の欠点とされた重量級の空冷エンジンをシビック用に開発された水冷エンジンをスケールUPし置き換えたのがホンダ145、セダン/クーペのボディを持ち当時は珍しいFF方式は1300を踏襲しましたが一応別モデルとしてラインナップしました。

まだ稀少だった機械式燃料噴射装置の採用、水冷化により重量バランスの改善など意欲的な仕上がりだった145ですが元々が不人気、売れ行き不振の1300と見かけは同じだった事から販売テコ入りとはならず1年11カ月の短命で終わりました。



ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!同率で3台ランクイン!

【マツダオートザムクレフ】
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発売1992年5月
製廃1994年3月(生産期間1年10カ月)

これもバブル期の狂乱マツダの放った”クロノスの悲劇”の1台、マツダオートザム店向けのクロノス派生モデルでした。

軽や小型メインのオートザム店初の3ナンバーモデルでしたが店舗展開やユーザー層にマッチしていたとは思えず最初から地味な存在、数多い兄弟を超えて僅か1年10カ月の短命で終わり当時も今もその存在を知る者はマニアと言ってもいいでしょうね(笑)

【スズキキャラ】
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発売1993年1月
製廃1994年11月(生産期間1年10カ月)

5位のAZ-1のスズキ版であるキャラ、エンジンを供給したスズキにマツダがOEM供給していました。

しかし積極的販売展開がスズキではなされずAZ-1以上に生産/販売台数は僅少でほぼ売れず、これもAZ-1同様に逆に1年10カ月もカタログモデルであった事を褒めたいですね。

【いすゞビークロス】
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発売1997年5月
製廃1999年3月(生産期間1年10カ月)

当時はまだまだ乗用車分野にも意欲のあったいすゞが放った今で言うクロスオーバーSUVがビークロス、開発(ショーモデル)段階では乗用車も自社開発しておりジェミニのシャシを使い企画されるも市販化の段階ではビッグホーンやミューといったRVモデルのみになっていた為、ビッグホーンのシャシを使用してエキサイティングなデザインを纏うRVスペシャリティを訴求しました。

いすゞのデザインは117にせよジェミニやピアッツア等先進性が高いのが特徴でしたがそれが悪い方向に転ぶと市場に受け入れられない?なスタイルと採られ販売不振になる部分がありビークロスも見事にそれにハマった感じがありました、元々ジェミニベースで意図されたスタイリングはビックホーンベースとなり間延びしたような印象となり一時は変態車扱いされた時期もあります、しかし現在ようやく時代がビークロスに追いついた感がありまた、生産期間、台数の少なさもありこれも今ではプレミア価値化、往時を知っていると驚愕プライス展示も見かけられるモノも出始めています。

パーソナル性の高いモデルとしてメーカーも多くの販売台数を見込んでいなかったもののその想定の1割程と低迷、これも1年10カ月で姿を消す事になりました。


とうとう来ました!第2位!!

【トヨタヴォルツ】
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発売2002年8月
製廃2004年3月(生産期間1年7カ月)

トヨタとGMの共同開発されたモノで製造は米国で輸入販売だったヴォルツ、シャーシやパーツを当時のE120系カローラ系を用いエンジンも1ZZ/2ZZエンジンを採用。

国内では廃盤となったスプリンターカリブに代わるRVモデルとしてラインナップされましたがカリブからの価格上昇と同時期の悪評高き三菱ブーレイ顔を彷彿させる顔付から販売不振となりトヨタには稀に見る短命と希少度となっておりメーカー想定の月販ノルマを達成するどころか採算割れレベルの販売台数から1年7カ月で終焉となっています。


さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【三菱ビスタチオ】
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発売1999年12月
製廃2000年2月(生産期間0年3カ月)

栄光の第1位はブッチで我が三菱のビスタチオが獲得!!!!

これも少量・短期間生産としては超有名ですが2位以下と同じに語るのが無理があるモデル…

ビスタチオは当時の三菱、環境エンジンとして鳴り物入りで他社に先駆けて開発した量産直噴エンジン(GDI)のアピール的存在でラインナップ、軽自動車のH40系ミニカのボディに登録車となる1.1L 4気筒DOHC-16バルブのGDIエンジンを搭載、環境アピールから自治体を対象に50台のの限定生産で発売したモデルでした。

当初から台数限定なので生産期間は短くなって当然でありこの事から2位以下の事情と異なりますのでブッチ1位にはこうし理由があってこそです。

実際には自治体対象とは言え軽自動車ボディの乗用車という事から実用性が低く販売実績は40台との記録、生産期間は僅か3カ月という内容ですが戦前や戦後間もない頃のような10台程度の試作車とも異なり一応カタログモデル、積極的セールスはなされないまでも一般人も購入可能だった点を鑑み栄えある1位と致しました。


ランキングは以上となります、4年以下短命12~20位は下記の通りです!

12位:マツダクロノス(1991/10~1995/12 3年2カ月)
13位:スズキX-90(1995/10~1999/1 3年3カ月)
14位:ホンダMDX(2003/3~2006/7 3年4カ月)
15位:三菱コルト600(1962/6~1965/11 3年5カ月
同率:三菱カリスマ(1996/10~2001/3 3年5カ月)
16位:ホンダロゴ(1996/10~2000/4 3年6カ月)
17位:日産バサラ(1999/11~2003/6 3年7カ月)
同率:トヨタプロナード(2000/4~2003/11 3年7カ月)
同率:ホンダラファーガ(1993/10~1997/5 3年7カ月)
同率:スバルトラヴィック(2001/8~2005/3 3年7カ月)
18位:ホンダキャパ(1998/4~2002/2 3年8カ月)
19位:スズキフロンテ800(1965/12~1969/10 3年10カ月
同率:トヨタタンク(2016/11~2020/9 3年10カ月)
同率:三菱エメロード(1992/10~1996/8 3年10カ月)

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如何でしたか?こうして振り返ってみるとやはりアンチョコさが拭えない双子兄弟車や海外モデルが多い、海外で好評でも日本でウケるとは限らずまた、マツダのように一粒で何度美味しさを求めるのも無駄という点が改めて解ります、マツダの5チャンネル時代はバブルで景気も良く造れば売れる!ラインナップすれば売れる!という時代ではありましたがそれは大メーカーのみにで当てはまる事(当時はトヨタ、日産、三菱、ホンダ)…

マツダのアンチョコな政策が色濃く反映されたベストテンになった事は意図したモノではありませんが短命車、あの狂乱の時代を思い出し人間もクルマも浮かれていたなぁ…と再認識した次第です!

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2021/12/17 17:54:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ

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