• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

元Gureのブログ一覧

2024年05月18日 イイね!

大化けした往年のNICE MODEL VOL.5~マツダJCESE/JC3SE/JCES/JC3S型ユーノスコスモ編~

大化けした往年のNICE MODEL VOL.5~マツダJCESE/JC3SE/JCES/JC3S型ユーノスコスモ編~
少年時代~青春期~壮年期~老年期wと常に日本のクルマ達を愛して止まず公私に係わらずに凝視し続けてきた元Gureが送る”大化けした往年のNICE MODEL”VOL.5となります!

尚、この企画では詳しいスペックや改歴などは省きソフト面=当時とその後の市場反応や人気の推移を重点に振り返ってみたいと思います、長文になるんでお暇がある時にお付き合い頂くと幸いです<(_ _)>


※内容についてはあくまで元Gure個人の思い出話です、内容に正確性を欠く部分もあるかもしれない事をご了承願います。

それではVol.5~ユーノスコスモ~、早速やりましょう!
alt

ユーノスコスモ、世界初の量産型ロータリー(RE)エンジン搭載車として1967年にデビューした名車、コスモスポーツが起源でありその系統を継ぐ4代目がユーノスコスモ、時は狂乱のバブル絶頂期の1990年(平成2年)にデビューしました!

初代コスモスポーツが新世代のREエンジンをアピールするのに訴求効果の高いスポーツカーとして登場、当時はまだまだ日本製スポーツカーなど世界から相手にされていない中で本格的スポーツカーとして企画されたトヨタ2000GTと双璧を成すモデルとして注目されますが実際世に出たコスモスポーツはその高額さから極少数、REのイメージリーダー的役割でありRE普及は後続モデルのファミリアREやカペラREが行うといった感じ…

1972年に一旦コスモは廃止されますが1975年、今度は一般訴求の高級パーソナルクーペに趣向を変えて2代目がデビュー、4代目ユーノスコスモはバブル期のマツダ5チャンネル政策に基づき新店舗のマツダユーノス店が扱う事となりネーミングに”ユーノス”を冠させています。

3代目がセダンメインのルーチェと姉妹車化されややコスモとしての存在感が薄れる中、昭和の終わり~平成初期に訪れた空前のバブル期に設計→発売がなされ4代目ではルーチェと決別、時代を反映するような贅を尽くしこの分野では一番人気のトヨタソアラやこれに次ぐBIGネームの日産レパード等に対抗するマツダのイメージリーダーとして登場しています!

スタイリングは初代コスモスポーツをモチーフに全幅1800mmに近い3ナンバーの堂々たるボディ、Frグリルにマツダの自信を表すかのような大型のREマークが目を惹きます…。

ロングノーズ、ロングデッキに小さめのキャノピーがコスモスポーツを彷彿させる!
alt

特徴的なRrスタイルもコスモスポーツをモチーフ!
alt

贅を尽くした室内
alt

高級パーソナルとしては先代、先々代からの継承でもありその度が過ぎた?バブルさにはさほど驚かない時代ではありましたが何と言ってもユーノスコスモでは必ず語られる現代に於いても最初で最後!?である3ローターの20B-REW型エンジンでしょう、コスモスポーツを除き歴代にはレシプロモデルも用意していましたがユーノスコスモはREに全振りでした。
alt

3ローターでシーケンシャルツインターボ搭載、280psの馬力と41kgmのトルクはライバルを軽く上回る、排気量はレシプロ的には2Lにも満たないながらその性能は3L並み、psは当時の自主規制により敢えて抑えたおにぎり3個のツインターボで武装、このスペックには多くのカーマニアを驚愕させましたね、その代償としてL/3kmという極悪燃費も大きな話題でしたが…。

まぁ、ユーノスコスモの頂点としてこの3ローターを設定していますが普及型には長いラインナップで信頼性高い13B 2ローターモデルも用意され実際見かけたのはこちらが多かった印象、いくら金余りの時代でもさすがにL/3kmは富裕層も敬遠した?って感じで。

このクルマ、ワタシは役得でAA会場内で少し遊んだ事ありAA出品でもほぼ13Bばかりの中で一度だけ発見、広い会場だったんで勿論安全を確かめながらフル加速した事あります、うーん、今で言うEVのテスラみたいな感覚?REらしく音もせずに鋭い加速、エンジン音がしないで素早くカッ飛ぶ感覚は当時としては余計慣れてなく怖い印象、確かに速いんだけどGT-Rやエボインプみたく猛々しさがなくスマートに速い、今乗ればそうでもないのかもしれないけどやはり当時は異端でしたねぇ、REに初めて乗った時(10A型のプレスト)と静音で速いという感覚は同じながらも加速度は桁違い、しかしガソリンメーターは目に見えて減るのは手に取るように解る、これは買えねーわ!!と即座に思ったものですwww

さてユーノスコスモですがラインナップ期間中に不幸にもバブル崩壊、終売の1996年までに9000台に満たずに廃盤、コスモ自体もバブル崩壊によりハイソ、高級パーゾナルの需要減退により29年の歴史に終止符を打ちます。
alt

その後のユーノスコスモ、中古市場では嫌われ者、ソアラやレパードが不景気の中でも一定の中古需要は失わなかったのに対しユーノスコスモは不遇で通称もってけドロボーコーナー(現車、一桁コーナー等)で出品されても買い手が付かず何カ月もAA会場に放っぽられ挙句に農道とかに放置車両とされゴミ満載の悲惨な姿をつい10年位までは見かけたモノです、その要因は90年代終わり~2000年代はとにかく低燃費一辺倒の時期、そんな中ガソリンガブ飲みのユーノスコスモが支持される訳はないですよね~…

しかし皮肉なモノで新車の台数が出ていない、その僅かな台数でも再販ならずに潰されたのが要因になり現在では超希少車輛扱い、まだまだ初代コスモスポーツのような何千万とかの超プレミアムにはなっていないながらこの旧車バブルで徐々に高額化、初代~2代目は経年による希少価値ながらユーノスコスモはまだ終売30年にもならない中でのこの値上がりは旧車バブル以外の何物でもないでしょう、10年前は一桁でも買い手がいなかったのに現在では新車価格を超えてくる個体もあり300~400万超えという有様、あの悲惨な時期を目の辺りにしてきた人間には正に開いた口が塞がらない、そんな大化けな現況になっております!

大化けした往年のNICE MODEL VOL.5・マツダユーノスコスモ編…終
Posted at 2024/05/18 15:05:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | プレミアム化モデル | クルマ

プロフィール

「大化けした往年のNICE MODEL VOL.6~日産610型ブルーバードU2000GT/GTX編~ http://cvw.jp/b/2682511/47752364/
何シテル?   05/30 15:33
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/5 >>

    1 2 3 4
5 67 891011
121314151617 18
1920212223 24 25
262728 29 3031 

リンク・クリップ

あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/16 22:31:38
《新企画》あのクルマの系譜・その1~三菱ギャラン編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:21
あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:05

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションIV 三菱 ランサーエボリューションIV
2015年導入、当時凝っていた菱旧車集めの1台で一時息子に乗らせながら共同所有、2022 ...
三菱 eKスポーツ 三菱 eKスポーツ
2023年11月より愛用、常に2~3周遅れで三菱軽を愉しむワタクシ、パジェロミニVR-Ⅱ ...
ヤマハ XJR1300 ヤマハ XJR1300
単車らしいオーソドックスな80年代風ネイキッドスタイルはやはりワタシの年代には刺さる!! ...
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
次男坊が初購入の新車!我が家として平成9年のエボⅣ以来24年ぶりの新車迎い入れで真にめで ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation