
久々2輪です(^^ゞ
このコーナー、やはり【みんなの“カー”ライフ】だけあり2輪ウケはイマイチなのは分かっていますが前回359に関連=FX繋がりですね(笑)タイトル画像見てピン!と来るバイクマニアさんもいらっしゃるでしょう^_^;
⇒『1982年(昭和57年)KZ400E型カワサキZ400FX E4B』!!
今でも“旧車会”などでは引っ張りダコのZ400FX、そう、カローラFXのコーナーにて問いかけた“FXで思い浮かぶのは?”ワタクシの回答はコレ!FXと言われて一番に頭に浮かぶのがこのバイクです。
御同輩にはそういう方も多分多いと思いますし絶大な人気車でしたのでさほどバイクに興味ない方も名前位は知ってるのでは?と感じます。
当然バイク好きには有名なバイクでそれほど当時の中免ライダーをアツくさせたモノで35年前のコイツのデビューの衝撃は今でも鮮明です。
現在は教習所でバイク大型免許が取得できるようになったのでそう大型の価値?有難み?もなくなりましたが当時(75年以降)は教習所で取れるのは今で言う普通2輪、当時の自動2輪中型ってやつでして上限は400cc、大型免許、特に10代でしかも都会で受かるのは不可能と言われた時代でした。
大型の象徴とも言っていいでいょう、その魅力はやはり4気筒マルチ!大型(国内販売は当時750ccが上限)の場合は4気筒マルチが殆どでありバイク好きなら誰しも一度は憧れたこのマルチ、中型ではコストがかかる事が大きな要因で非常に少なくその400での4気筒と言うのはホンダの CB350Four → 400Four のみ、2stであればスズキ・カワサキから3気筒がラインナップ( GT380 / KH250・400 )されていましたが“高級メカ”インラインFourへの憧れるライダーは多くコスト高からCB400Fourが77年に製廃となった後は400クラス4気筒は不在、この事から400Fourが製廃後神がかり的人気となり値段もプレミアム化、とても高校生には手の出せる金額ではなくなっていた折に“漢のカワサキ”から彗星の如く現れたのがZ400FXでした!
カワサキはこのクラス、SS→KHの2stモデルとジェントルで大人しく地味だった400RS→Z400(2気筒モデル)をラインナップしていましたが環境問題や燃費、騒音っ問題で永く中型クラスを支えたKHシリーズの先行きが不安視、そしてZ400のジリ貧的な評価はホンダやスズキの敵ではなかった状態、ぞんな中でFXは79年、ホンダCB製廃から2年間の空白を破り400マルチで現れ大型並の大柄さと高級イメージにより一躍大人気となり当然の如く大ヒット、ワタシの友人でも数多く購入した者もいましたしそれまでの400cc人気No1の スズキGS400E や ホンダホーク系 から乗り換えるモノも続出!!
ワタシは残念ながらこれデビュー前にバイトと親の援助で四苦八苦してホークⅢを買ったばかりでそう簡単に代替できず残念ながら所持はできませんでしたが友人知人のを数多くのり400としては重量級でズッシリ身体に響く印象が“憧れのナナハン”を彷彿させ16才の小僧のテンション、自然に上げ上げになったものです(^▽^;)>゛いやー、懐かしい~…
さて、出品車ですがE4と言われる最終モデル、FXは人気が高く79y~83yの生存で初期がE1→E2,E3,E4,E4Aと進化、そして最終がこのE4Bとなります。 (E1→E4Aまではカラーリングや塗色、装備品充実などのMC)
↓82/12発売の希少最終型E4B!! バイク屋ではもはやもう手の出ない価格になる程の超人気車種になっています!
出品票から分かるように㎞表示なので国内物と推察できます、評価も3が入りE/gはイマイチ調子悪いようですがキャブ清掃調整程度でいけるかな!?
しかし年式から考えたらまずまずの状態に思われます。
高人気だけあって暴走族にも引っ張りダコだったFXなので原型を留めない程弄くられしまいには潰された個体も多い中でオリジナリティを色濃く残す出品車、初期E1かららいんなっぷされた赤い外装はE2以降のピンストライプのないE1風味になっていますね!
↓FXと言えばこの赤がイメージ!タンク、カウル等非常に綺麗です!
出品車、改造点はシートアンコ抜き、Frフォーク&フェンダーにRrスイングアーム、前後ブレーキ及びキャストホイールは後年発売のゼファーの物かな?これに交換、ファンネルとモリワキ集合はお約束って感じです、思えばノーマルマフラーのFXの方が見た記憶はかなり遠い昔ですわw
↓オリジナルのZ400FXはこんな感じ(新車時)
↓元々FXはFrシングルディスクで重いボディを止めるには心細かったのでゼファーのパーツでW化するのはもはや常識?
↓お約束?のモリワキ集合が決まってます!
↓フィン欠けなども画像の限りはなく調整要ながらE/gも綺麗!ファンネルが不調の原因か?しかしやはりバイクは空冷のこの出で立ちが決まりますね~
バイクの場合、特にこの年代のモノですとメーターケーブルが簡単に外せるので走行距離は全くアテにはなりませんがこのモデル位までのモノになるとそんな事にはこだわってられない感じでマイルもの含め走行不明でも高額取引が当たり前です。
あの頃乗って友人たち、18になるとクルマへの代替資金捻出のため確か15万とか20万とかで手放していましたが今まで持ってたら凄かったでしょうねー、まぁ、30年以上前にそこまで予見した偉大な友人は皆無ですが(笑)
↓実走と推察されますがアテにしないのがコツなバイクのオドですからね、でもこの状態なら実走を信じたい!
現車ですが落札は60万以上を付けられておりこれを整備して利益乗せれば旧車バイクショップで並んでいる3桁オーバーに当然なってゆくでしょう、憧れのFXはもう完全に手の届かぬ星になってしまいましたわ(*_*;
↓高校生の頃は勿論、今でも手の届かないFXは永遠の憧れです…
Z400FXは後続のZ400GPデビュー時に一度製廃されながらもあまりの人気でカムバックコールが起こり再生産されたという逸話もあるモデル、スズキのGS400Eなども後続が不人気で再デビューしたクチでしたがZの場合、後続GPも高人気でしたので先代FXの衰えない人気にはただただ驚くばかりでした。
FXは現在は勿論、当時としても大柄な車体が災いして取り回しは悪く走りもツインのホークⅢやGS程の軽快さはなく小柄な人間にはまず足が付かない位の扱いにくさもありましたがそれが逆に前述のような“大型気分”を満足させくれダッシュやコーナーではライバルに譲る走りでも乗っていれば常に優越感を得られる、中免ライダーのコンプレックス?を解消する雰囲気抜群の中型バイクだったのは間違いないです、あまりの高人気でFX以降再び400クラスはマルチ化の波が押し寄せホンダもCBX400Fで4気筒復活、ヤマハはXJ400、スズキもGSX400Eザリで永い事頑張ってきましたがこれを4発化したGSX400Fで参戦、80年代前半~後半はまさに400下剋上と化しましたがその火付けはCBでもCBXでもなくこのZ400FXだった事を信じて疑いません!
CBもCBXも既にプレミアの局地ですがワタシの中ではこのFXが一番インパクトのある400でした~(^.^)/
Posted at 2018/08/16 17:11:32 | |
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