• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

元Gureのブログ一覧

2018年11月30日 イイね!

珍車PART795

珍車PART795
珍車795弾、これもほぼ絶滅し残っているものは希少価値すら出ている様子…
15年前にワタシも10年落ち中古を手に入れ乗りましたが当時は人気なく1BOX中古でも最安値だっや感じ、カッコは好きだったんですがねー、とにかくよく壊れる(*_*;

ワタシが手にした個体が特別程度悪いとかじゃなく年数経過のラルゴは大体同じところが共通してダメになってたし最後は修理費に手を焼き手放したって感じでした。

同車乗りでネットで知り合った変なキチ〇イに蛇の如くしつこく絡まれたりとロクな想い出はないですがクルマそのものは壊れなきゃなかなか個性的で良かったっすヨ!

⇒『平成2年(1990)2代目GNC22型バネットラルゴコーチ1800グランドクルージング』!!

何が良かったってまだまだこの頃は新型にせよ過去モデルにせよ1BOXに走りを期待しちゃイカン!って時代にガソリン1BOXで唯一のターボモデルという点、いくらターボと言えど重いし鈍重な感は否めないも1BOXの中では俊足、新車当時でも一世代前のCA18ETは今となってはお笑いのSOHCターボ120ps程度ながら他社が1.8Lや2Lでも100psあるかないかの中では充分俊足w

まっ、何が楽しいって1BOXスタイルで♪ヒューンとタービンの音響かせて予想に反してドッカン加速するサマはある種の快感を得たものです(笑)

バネットラルゴと言えばデリカのRV人気に便乗したウミボウズとかヤマアラシとかも懐かしいですね、ウミボウズは新車販売時は検討する程好みでしたが乗ってみてCA20やLD20Tのあまりの非力さ(ガソリンターボは未設定)で止めましたが(笑)

1年乗ったか乗らないか?のバネットラルゴですが妙に想い出に残ってる(色んな意味でwww)


最近はこの頃の1BOXも“旧車”として一部マニアには人気あるらしく同時期の20系タウンエースやマスターエース、そしてこのC22のバネットや同ラルゴ、ビックリする値段で主にアメリカンかぶれ系相手の店で売ってたりします、USDMにカスタマイズしALLペンでお化粧直ししたラルゴやマスターエースで80万とか100万とか見ると驚愕!トヨタならまだしも日産1BOXはE24系キャラバンホーミーも含め業界では壊れるので有名でしたしね、往時は同等に生息していたハイエースやタウンエースに較べキャラバンやラルゴが前者では今もまだ現役が時折居ても後者はほぼ絶滅っていう状況が証明しています…。
とにかく10年で10万㎞程度では壊れないような部分が壊れる、ハブの異音から始まりオーバーヒートにはさんざん悩まされミッションも弱くODが抜けなくなったりプラネタルーフも開かなくなったりでorz…

まっ、電装系が弱いのは70年代からの日産の伝統?ですがオーバーヒートには閉口モノ、元々ベースのバネットが1.3~1.5Lで設計されていたところに1.8Lのしかもターボを載せ他の冷却系のバージョンアップが足りておらずキャブオーバーの宿命とは諦められない程尻が焼けるような熱だけならまだしも夏場に少しでも渋滞しようもんなら見る見る水温計が上昇、当時何度もフロア上げてエンジンむき出し、エアコンは当然OFFにし窓全開なんてやってましたってけ。
昔510ブルが1300で設計したモノに1800を搭載し冷却が追い付かずオーバーヒートに悩んだという先人の話を思い出します、学習能力がないんでしょうか、技術の日産は!?!?

ただ毎回毎回こんな事やってらんないんで自作で渋滞時のみスイッチでON/OFFできる電動ファンを装着しこの儀式からは解放されるも水温の異常な上昇には常に神経遣いまくったのも懐かしい想い出ですわ。。。

さて、現車ですがラルゴの中でも後半にラインナップされた1800ターボのシリーズ最高峰グランドクルージング、1BOXという性格上ライバル含めて当時はDeモデルの多い中、唯一のガソリンターボのラルゴでしたが極悪燃費もあり人気はそう高くなかったです、ワタシのは8人乗りのスーパークルージングでしたが現車はキャプテンシート7人乗りのグランドツーリング、これは値段も高く上級キャラバンにキャラ被るんで殆ど見た事ないかも。

現状なので評価なし、走行も実走か否か?ですが実走ならば“持病”の発生はまだ先かな!?


後期型のこのクルージングシリーズは特別なマスクを採用、C22バネットラルゴと言えば↓の顔がすぐ思い浮かびますよね?実際普及したのもこの標準マスクの方でこれはCA20(ガソリン2L)とLD20T(Deターボーボ2.L)。

広く普及した標準マスクのC22


クルージングマスクは当時北米に輸出していた『NISSAN VAN』と同意匠、個人的にはクリスタル風味の高級感溢れた標準マスクが好みでしたが現在、USDMマニアには特徴的なアメリカ顔が人気のようですね。

現車“モッテケドロボー”的現車コーナーの割に程度はそこそこいい感じ?勿論外装のみの判断で機関や電装は現車確認必須ですがレストアベースには最適でしょう!

ワインカラーの室内も綺麗で丁寧に使われていたのが伺えます。




内装は悪くてもC評価は付けられるでしょう、ハイエースやキャラバン、タウンエースもキャプテンシートの7人乗りモデルは8人乗りに較べると比較的丁寧に使われたモノが多かったですが30年の1BOXでこの状態はかなりのもの、ワタシが買った頃の15年前とかなら底値で謎の外人とかがよく多人数で乗ってたしそうした個体は荒れも凄かったなぁ、そう言えば…

このゴールド&ブラウンも当時の1BOX上級グレードでは流行り?でした!


出品は中京地区、落札も無事なされ惜しくも二桁直前ってレベル、しかしこれも整備して(恐らく退勤掛かる)最低限の商品レベルになればかなりの高額プライスになるでしょう、ひと昔前なら問答無用で解体送りだったGC22に陽が当たり始めましたネ~(^_^)v
Posted at 2018/11/30 11:43:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2018年11月26日 イイね!

これはヒドイ!何考えてんだorz…

これはヒドイ!何考えてんだorz…来年2月発売の新型デリカD:5ですが…

最悪!!!!



ナニ考えてんでしょうか?今更デビュー10年超えのD:5にアルファードの顔付けたって似合わないどころか醜悪としか言いようがないし(*_*;

現行アウトランダーでジェットファイターグリルやり出しエクリプスクロスとどんどん派手顔になりトヨタに悪影響受けてるなぁ…と心配していたけど杞憂では終わらずこのザマorz…




実は今日所用があり行きつけの三菱ディーラーに行き神奈川ではTOPでの展示車納入との事で実車も見たけどあまりに酷さに写真すら撮る気も起きませんでしたわ。。。

本気で三菱はこれ、売れると思ってんのかな?アルヴェルのように人気車になれると思ってんの?
三菱は三菱らしく、特にデリカD:5はかつてのスターワゴンやスペースギアからの伝統を引き継ぎ今の三菱では唯一の?三菱らしいモデルだったのにこれで台無し!トヨタの猿真似とは実に情けなくオッチャン涙がチョチョ切れます( ノД`)シクシク…

どこがライト?どれがスモール?いい加減にしてホスイ。。。


大体こうした派手顔を好む人種はトヨタを買うでしょ、アルヴェルは段違いに高い?いやいやギンギラギンならエスクファイアもVOXYもある、正直これら今まで毛嫌いしてましたがこのD:5に較べたらエスクファイアが可愛く見えるって!!
自他共に認める相当の菱ヲタなワタクシでもこれ買うならエクスファイアは嫌だけどVOXYにするって!(ホントにミニバン買うならセレナやステップにしますが…笑)

担当営業マン『いいでしょ、新型』なんてコイてましたが即座に遠慮なく『カッコ悪ぃ』と返してやりましたよ、忖度もクソもない、心の声で即座に返答www

何でもガソリンモデルは従来型を継続するらしけどイチ推しの新型ディーゼルはこの顔、エレガントさを醸し出すとかいう触れ込みで『D:5アーバンギア』とかいうモデルも追加しているようですがやや大人しくなるだけでセンス悪いのは否めない感じ。

デリカ:5アーバンギア


エンジンは中型大型トラックでは既に採用されている尿素SCRを乗用初採用とみどころもありますが全てはこの顔がブチ壊し、勘弁して欲しいっす。

2.2LDeで145ps、スターワゴンは2.5Lで85psだったから性能はダンチだけどいらんわ~


テールもこんな感じ、Fr程の拒絶感はないもやはり旧型(現行)の方が100倍いいわ!



Bigチェンジで古ぼけた現行に喝!ってのは解るけどマジこれはダメだ、三菱はブーレイ顔で大失敗した過去もあるしどうかこのド派手ギンギラを全車になんて事はやらんで欲しい、心からお願いしたい。

旧型(現行)の方がスッキリしてよほどイイ、飽きが来てるのは認めるけんど…


昔から日本人はメッキが好きで高級感=メッキ!ってのが教科書ながらさすがにコレはないわ、トヨタや他社がギンギラで攻めるなら逆にシックなブラックやカーボンなんかをあしらうとか工夫して欲しかった、デリカを選ぶユーザーはこうしたトヨタ的エクステリアが好みとは思えないし100歩譲ってそういう層がいたとしても三菱がトヨタ的モデルを出しても売れない、撃沈は火を見るより明らかで(*_*)

本日三菱もMrビーン追放しまたしても“あの男”が返り咲いたようだしこの新型D:5と併せて今度こそ三菱・終わったって気がするのはオレだけだろうか…?

まっ、さんざん書いたけどこの悪い予感が外れ順調に新型D:5が売れる事をただ祈るしかないですネ、ハーーーっ(+o+)

※あくまで個人の主観です、新型、そんなに悪くないじゃん!って方の思いを否定するモノではございません。
Posted at 2018/11/26 23:06:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新型車 | クルマ
2018年11月25日 イイね!

私が惚れた!ネーミング“ザ・ベストテン” トラック編

私が惚れた!ネーミング“ザ・ベストテン” トラック編ハイ、タイトル通りの下らねぇーお遊び企画、まだやります(^^;)

前回の『私が惚れた!ネーミング“ザ・ベストテン”』では乗用車及びバイクの中から選びましたがち元?現?トラック屋の元Gureとしてはこれはやらざるを得ませんナ、立場上w

トラックのネーミング、乗用では親しみやすさ、エレガント、気品、高級感、スポーティさ等を主題にして名付けされる事が多いですがトラックの場合、どうしてもその使用シーンからしてタフネスさ、頑強さ、勇ましさを連想させるネーミングが殆ど、その中でも時折乗用車チックの名前も現れたりしますがやはり迫力という部分が訴求されないと商業的にパッとしない事が多いと思います…。

かつてはアルファベットで型番、数字でt数や搭載エンジンを表し特にペットネームがないというトラックでしたし特に大型ではそういった嫌いがありましたが1980年代には小・中・大全てのカテゴリーのトラックに乗用同様にペットネームが付けられました。

トラックに興味ない方からすると1.5tの標準ボディと3.5tのワイドキャブで箱車(ウイングやドライバン等)ではとても同じクルマに見えずとも乗用車ほどきめ細かい名付けがなされず小型は何々、中型はコレ、大型はこう!と大まかなる区分け、メーカーによっては小型も中型も同じ名前、デザイン全然違うのに同じ名前っていうケースもありますね、今回はそんな“勇ましい”トラックネームをワタシが気に入ったモノをベストテン形式で語ってみたいと思います(^_^)v


それではまいりましょー!今週の!?第10位!!

【日野/トヨタブリスカ(1961~1968)】
車名の意味:Brisk+Car=快活、軽快、きびきびした+クルマという造語、荷物を積んでもキビキビ走れる小型トラックという意味合い。


初代(1961~1965)

ブリスカ、響きだけ聞くと何か怪獣みたいな名前なんですが何故か好き ってかかなり昔の小型ボントラですが幼き頃に聞いたこの『ブリスカ』って響き、あまりに印象的でこの年になっても耳に残ってるんですよねーw

このクルマはまだトヨタ傘下入り前の日野がリリースした小型トラック、当時は有名な『コンテッサ』という乗用モデルで頑張っていた日野、現在のトラック専門メーカーの姿からは想像できない業態でした。

1950年代に今話題の?ルノー公団からノックダウン生産で乗用メーカーに名乗りを上げた日野、現在のようなトラックやバスのイメージになるのはトヨタ提携後となる訳です。

そんな当時、コンテッサで一定の評価を得た日野は一人相撲状態だった日産のダットサントラックに対抗する小型ボントラを発売、コンテッサのエンジンやパーツを使い急遽仕上げたのがブリスカ、ルノー日野から継承するRR方式だったコンテッサをFR方式に改め荷台スペースを確保、コンテッサGP20型900ccエンジンで750㎏積としたのが1961年発売の初代、62年~は商用車の需要の高まりに合わせダブルキャブのピックアップやバン車型も追加しワイドレンジ化、65年にはベースのコンテッサFMCに伴い2代目がデビュー、コンテッサが1.3Lに格上げされたのに合わせ1300cc、1t積とされよりダットサンの内容に肉薄するライバルとして名乗りを上げます。

初代が50年代を思わせるいかにもクラシカルでダットサンの敵になれなかったのに対し2代目ではミケロッティデザインによる美しさで好評の2代目コンテッサのイメージを取り入れ商用とは思えないエレガントさを醸し出すボントラに一新され恐らく国産小型トラックにデザインという概念を最初に重要視したモデルではないかと個人的には思います、造形美を感じさせトラックというとどうしても強面になる顔付きばかりの中でコンテッサ譲りの柔和な、エレガントな顔付きはそれまでの商用にない美を感じた物でした!


2代目(1965~1968)

コンテッサの流れを含む美しいスタイルでメジャーになりかけたブリスカですが66年のトヨタとの業務提携により翌67年、日野は乗用含む小型モデルから撤退、トヨタの意向を受けて大型専門メーカーに衣替えとなりブリスカはトヨタモデルに移管、『トヨタ・ブリスカ』となるもイマイチダットサンに弱いブリスカを諦め68年、新開発の『トヨタハイラックス』にFMCというカタチになり廃盤になります。

50年過ぎても未だ耳から離れない『ブリスカ』、この名前に拘っている変態はそう多くないでしょうがもう見る事もない日野の小型ボントラ、ワタシ位は憶えていてやりたいですね(笑)


続いて第9位!

【トヨタダイナ/マッシーダイナ(1956~現在/1969~1979)】
車名の意味:DYNA=「ダイナミック」が由来、力強い、動的という意味で命名。
マッシー=Massive(マッシブ)からの変形でマッシブは重量感、どっしりとしたなどを意味するモノ、小型クラスのダイナに追加された4tクラスモデルであったためよりどっしりしたダイナ=マッシーダイナという意味合い。

1956年発売の1~1.5t積RK型ルートとラックが元祖、、RKにはボンネット型とキャブオーバー型が存在、これの区別のため59年からボンネットを『スタウト』、キャブオーバーを『ダイナ』と名付けてそれぞれ発展します。

ダイナミックだからダイナ、これも単刀直入?でトラックらしいいい名前に思いませんか?トヨタの老舗名はクラウンに次ぐ長きネーミングでもあり乗用メーカーイメージであるトヨタでも有名な商用車、20年前位にあの暴れん坊だったMタイソンがCMで「タイソン、トヨタ、トラック!エキサイティング・NEW、ハッ!!」とあの喰いつきそうな顔で叫んでたのが印象的(※ダイナ単独ではなくトヨタトラック全体のCMながらダイナがメイン)

先述の生い立ちもあり真の“ダイナ”としてのモデルは63年にデビューした2代目RK/JK170系からと見るのがいいでしょう、この代からシャーシ等ダイナ専用設計(先代ではスタウトと共用)になり2tクラスメインに格上げされ今も続くダイナの基礎を造ったモデル、当時クラスNo1だったいすゞエルフにガチンコ勝負を挑みハイパワーなディーゼルエンジン、頑強シャーシやクラス初、当時の高級版の証である4灯式ヘッドライトでアピール、2tクラスではいすゞ、三菱、ダイハツが激烈な戦いを繰り広げる中に参戦、64年にエルフを破り2tクラスNo1の販売量を確保、この型は幼少期、神奈川に工場があるいすゞのエルフ以上に見かけた記憶ありますねぇ…


2代目ダイナ(1963~1969)

こうして小型トラック分野でも勝負を賭けるトヨタ、ダイナも順調に知名度を安定させながら発展、69年には3代目U10系にFMC、これはやはり傘下に収めたダイハツのトラック(旧ベスタ、新デルタ)と共通化を行いコストダウン、6気筒3.6LDeを搭載する小型トラック最大級となる3tモデルも発売、中型大型を徐々に日野にシフトしてゆく中でダイナを充実させたモノでした。


3代目U10系ダイナ(1969~1977)

セミキャブのスタイリングは居住性と乗り心地に配慮、この事は本格フルキャブを採るいすゞ、三菱にない乗用車ユーザー延長の層には好評、一方でタフネスさ、メンテ部分ではフルキャブに長があり運送業などヘビーユーザーはいすゞ/三菱、小売りや一般商店にはトヨタという今にも通じる棲み分け!?ができた最初の時代に感じます。

その後ダイナは77年、84年、95年、99/2000年、2011年にFMCを行い現在8代目、途中下級だったトヨエースやハイエーストラックとの統合(双子三つ子化)や従来、トヨタ←ダイハツ→日野の構図だった日野2t系が日野の設計に切り替わり日野デュトロとの統合等があり現在に至ります!(※代目数えは一部旧型継続モデルや基本MCのBigチェンジも含めます)


5代目U60~90/Y50系(1984~1995)


現行8代目U600/700/C600/700系(2011~現在)

一方のマッシーダイナ!子供の頃読んだ漫画本か何かに確か『マッシー何とか』というマッチョの悪役?がいてこれが印象的なワリィやつ、そのイメージが残り=マッシーダイナというレアトラックがいつまでも頭の中に残っちょるんですよwww

ダイナの項でも述べた通り、かつてはバス、トラックも生産していたトヨタは日野を傘下に収めた以降徐々に中型4t、大型クラスからは撤退していきましたがその過渡期に現れたのが『マッシーダイナ』、これは従来トヨタトラックの大型(5t~)のDA/FA型と3tまでラインナップされたダイナの中間になる4tクラスにデビュー、4tは本格高速道路輸送時代に向け大量積載&普通免許で乗れる最大級モデルとしてこの時期(1969)俄かに脚光を浴びていたクラスで長き伝統ある三菱T620→FKや日野レンジャーKLが強いカテゴリーに参戦、その名前の通りドッシリとしたダイナではあるもエンジンは日野レンジャーと同一、シャシがトヨタ製でありやはり頑強さ、特にこの時代は過積載が当たり前に行われ規定以上に積載した時の性能こそが認められるという流れの中、ブレーキやフレーム、サスの強度不足(指定積載以内であれば十分な性能)もあり評価が低く79年、4t以上の車種は日野に委ねるという方針により消滅、それでも10年の寿命を誇りました。

関東圏では殆ど見かけないトラック、お膝元の愛知県近郊には関東に比較してトヨタ関連工場も多く生息していたようですがね、ワタシも高校生である79年まで販売していた割にはほぼ走ってる姿、記憶にないです…


マッシーダイナQC10型(1969~1979)

かつてはトラックでもガソリンエンジンが主流、時代の流れで燃費やトルク面でDe化に移行する中、最後までこのクラスでガソリンエンジンを持っていた(Deもラインナップ)事など、トヨタのトラック=ガソリンという意地を通したマッシーダイナ、ネーミングは迫力あって良かったんですがね、やはり餅は餅屋、時代はすでに4t車への乗用車メーカーの存在は許されなかったようです。


さぁ、8位行ってみましょー!

【旧日産ディーゼル,現UDコンドル(1975~現在※2017年をもってコンドル名は継続するもOEM車輛のみ)】
車名の意味:CONDOR:猛禽類のコンドルに由来、 現UDトラックス、前日産ディーゼルでは小・中型トラックに名付けられたが日デ前身の民生ディーゼルではバスに命名されていた。

コンドル、有名な♪コンドルは飛んで行く~ のメロディがこのトラックを見かけると流れる?って訳ではないですが勇ましく猛々しい姿のコンドル、トラックの名前には惜しいカッコ良さ!

さて、一口にコンドルと言ってもその車型は多岐に渡り現UD/かつての日デ時代の小型・中型トラック総称になります。

トラックとして最初に名付けられたのは1975年の4tクラス、それまでアルファベットで車型を表していたUD4tの初のペットネームでしたが現在ではUDトラックス、大型のクオン以外は自社生産を撤退しコンドルを名乗るのは4tモデルのみ、かつて1~2tでもコンドルを名乗っていましたが現在『カゼット』と変更され三菱ふそうキャンターのOEMとなっており残る4tもいすゞフォワードのOEMという有様。

(1t~1.5/1.75モデル)
資本関係にあった日産の小型トラック『アトラス』のOEM、95年にアトラスF23型のOEM車でデビューし2007年のFMCにてF24系アトラスOEMに変更、2013年キャンターOEMのカゼットに継承して消滅。

(2t~3.5tモデル)
やはり日産の2tクラスアトラスのOEM、デビュー時の81年では1tモデルと2tモデルでデザインも共通ながら95年にアトラスがいすゞエルフのOM化に伴い2t系コンドルもエルフOEMに変更、以降エルフのFMCと追従しオリジナル時代を含め4代を数えるも2014年にキャンターOEMのカゼットにチェンジして廃盤。

尚1~3.5tの初代モデルはオリジナルのアトラスがE23型キャラバン/ホーミーの外板パネル、ドア、インパネを共通化しコストを抑え他社に較べ大幅な廉価を売りにしておりアトラスよりは若干値付けは高いコンドルでもキャンターやエルフ、ダイナに較べかなり安くそれなりに普及しました。


3代目コンドルBPR(エルフOEM)

(4tクラスベットレス)
日野デーキャブレンジャー、ふそうファイターミニヨン、いすゞフォワードジャストンに対抗するベットレス4tモデルで名称は『コンドルS/同SS』 アトラス/コンドルワイドキャビンを4tコンドルのフレームに載せた廉価版4tモデルで88~92年が初代、92~97年が2代目。

2t系がいすゞOEMに変更後もオリジナルで生産され97年に4tクラスであるオリジナルのコンドル新追加ベットレス『コンドルZ』を後続とし廃盤。


初代コンドルS

(4t~増t大型モデル)
コンドルの本質車種で75年発売、83年、93年、2010年にFMCが行われオリジナル時代で全4代、2017年以後はフォワードOEMとなり現在に至ります。

初代はCシリーズ、2代目はレゾナ、3代目はビッグサム、4代目はクオン等日デ大型と共通キャビン、パーツを使いイメージ的にも他社に較べ共通性が高くこれによりライバルに較べリーズナブル、2代目CM系までは日デ特有のカックンブレーキが有名で海外や国内でも人気高かったターボ付き建設系(ダンプ、ミキサー、簡易クレーン付きなど)は好評ながらカーゴ系は性能面で評価は低かったです。


2代目コンドルCM

安物・壊れる・性能悪いと悪評が知れ渡ってしまったCMを根本から見直し他社に劣らない品質を得たのが3代目MK系、これになって一気に需要も増え普及、今もこの型は大幅に現役姿で見かける事ができます。


3代目コンドルMK

今やOEMに唯一名前の残るコンドル、じき消滅って気がしますが1t~増t大型まで幅広くその名前を轟かせたのも今は昔になってしまいましたぁ。。。


そして第7位!!

【三菱ジュピター(1959~1970)】
車名の意味:Jupiter=木星またはローマ神話に現れる最高神ユピテルの英語名を意味する。


ジュピターボンネット型3.5t積

ジュピター、平原綾香さんの有名な曲ではありませんよw まっ、あの唄聴く度にこの三菱ジュピターを思い出すという変質者はワタシ位のモンでしょうが(^^;)

木星とかローマ神話とか何か学術的?大昔に出て大昔に消えたトラック名ですがやはり三つ子の魂なのか幼き頃に憶えたこのトラック、何故か忘れないですよねー…
何故に忘れないか?やはり強烈な印象の顔、ドクロと言うかアライグマと言うかこの面構え、幼児には衝撃的な怖さで街行くジュピターを見ると恐怖におののく、そんな半世紀前を思い出してしまいます(笑)

旧新三菱重工(現三菱ふそう)から1959年、当時大型と2tクラス小型トラックの間隙をぬい初中型クラスでデビューしたジュピター、2.5~4tを取り揃え普通免許で運転可能な最大級のボンネットトラックとして人気を呼びました。

59年2.5/3tにて登場、60年に3t、64年に4t、65年には時代の要請もありキャブオーバー型も追加、これ以降はキャブオーバーが主力となり70年にボンネットは廃盤となりキャブオーバーはふそうブランドに移行してジュピター名は消滅、後のFKやファイターに継承されました。

実は仕事で付き合いあったトラック整備工場にこれをレストアし隠し持っているのがいますが恐らくこれ以外に実働はもういないであろういにしえのジュピター、誰が忘れても(知らんでも)ワタシは永遠にドクロトラック、忘れません!

さぁ、第6位!!

【マツダボクサー(1969~1980)】
車名の意味:BOXER=逞しく俊敏な犬のボクサーから命名。


ボクサー3.5t

これを知ってるのはよほどのトラックマニア、マツダマニアでしょう、その位レアでその希少度はマッシーダイナ以上かも…

ボクサー、以前はボクシングからきているのかと思いましたがボクシングにしろ犬にしろ猛々しく精悍なネーミング、6星さんが我がこそがオリジナルの如く“ボクサー”という言葉を得意になって吹聴している時期がありましたがどっこいクルマに使うのはマツダがオリジナルっすヨwww

しかしボクサー、これも11年も生存した割にには全く見た事ナシ、特に関東圏ではまだこの時代、“マツダ地獄”真っ只中でしたのでREに関係なくともマツダ車の普及率は低く特に商用、当時はポーターやボンゴ、タイタンにこのボクサー、滅多に見れる代物ではなく特に本格的なシビアなプロが扱う4t車でマツダの立つ瀬は関東では0に近い感じでした。

キャブオーバー4tが注目され始めた時期の参入で3.8L6気筒De110ps→115ps、後に5.5L145psの米・パーキンスとの共同開発ハイパワーDeも搭載し実力はふそうやいすゞ、トヨタに劣るものではなかったながらもやはり知名度の点で歯が立ちませんでした。

3.5t/4tでデビュー、後発に下級小型トラックでタイタンが発売以降、マツダのトラック戦略はそちらに移行、タイタンもキャンター、エルフ、ダイナがt数増強するのに合わせ3.5t積まで拡大しボクサーは4tのみでラインナップされますが1980年に売れ行き不振から廃盤になっています。

勇ましさで言ったらなかなかこれを超えるネーミングはない?ボクサー、トラックにはやや勿体ないと思う程イイ名前に思います!


☆☆☆~今週のスポットライト!!~☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかったモデルはこちら…

【ダイハツデルタ750(セブンハーフ 1971~1982)】
車名の意味:DELTA=三角の意味もあるがこの場合はダイハツの「D」をギリシャ語での読むという意味合いとしセブンハーフは積載750㎏が主であった事によるもの。


デルタ750

正直デルタはどうでもいいですが注目は750と書いて“セブンハーフ”と読ませるところが憎いですナ(笑)
“ナナヒャクゴジュウ”でも“ナナハン”でもない、前者じゃまんまで脳がない、後者じゃバイクじゃあるまいし!と恐らく当時のダイハツネーミング担当者は思ったのでしょう、何かいいネーミングないか!!そうだ“セブンハーフ”!!てな感じでしょう(あくまで推測w)

クルマそのものはトヨタライトエースのOEMで乗用コンソルテ同様にFrマスクをゴテゴテにしたライトエースのオーバーデコレートモデル、トヨタ傘下入り前はダイハツは小型商用にニューラインというモデルがありこれの代替え車種として用意、3K型1200㏄エンジン始めFrグリルとハンドルマークが『T』から『D』に代わる以外は同じクルマ。

ダイハツはニューラインの上級トラックにベスタシリーズももっておりこれはダイナと兄弟化、商用シリーズを全て『デルタ』で統一していたので1tクラス(750㎏積み含む)とそれ以上の車種区別のためライトエースベースモデルをセブンハーフとした訳ですね。

セブンハーフを名乗ったのは82年まで、本家トヨタがライトエーストラックとタウンエーストラックを統合以後もデルタはトヨタOEMで存続しますが単にデルタ750㎏積みとされセンスある“セブンハーフ”は11年間のみ、好きとか嫌いではなくダイハツネーミングのセンスに唸りますナ(笑)


さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【旧日産ディーゼル サングレイト(1963~1971)】
車名の意味:sun=太陽 great=偉大、卓越、優れた を組み合わせ太陽のように偉大なトラックという意味合いを込めて命名。

ねー、“太陽のような偉大に…”ですもんね、これ以上偉大なモノはないですヨね(笑)


サングレイト8t積

これですよコレ!この顔はジュピターが可愛く見える?ほど怖い、厳つくマジでいたいけな幼児は泣き出す程の怖さの面構え!
ダルマが睨んでいるような顔で当時のUD特有な2サイクルディーゼル(4stもあり)の悲鳴のような音を出して走り去るサマは正に当時問題になっていた“神風トラック”そのもの、交通戦争とか公害を取り上げる時事ニュースに出てくるトラックはサングレイトのイメージなんですよねー…

横浜では日産関連の工場も多く他地域に較べ特に多く見かけたのかもしれません、とにかく怖かったなぁ~。

サングレイトは長年ボンネット型で強さを発揮したUD初のキャブオーバー型であったTC80型トラックの後継として1963年発売、8t/11.5t積を皮切りに2stDeに加え4st5気筒、6気筒Deもラインナップ、頑強なシャーシとトラクタ、前2軸等の発展型も多く重量級輸送で好評を得、後のCシリーズや現行クオンにその信頼性を引き継ぐUD大型キャブオーバーのパイオニア的存在でした。

太陽のように偉大なトラック、もう何十年見ていないだろうか…。


いよいよ上位に行きます、第4位!!

【いすゞGIGA(1994~現在】
車名の意味:GIGA=10億の、巨大な、大きなという意味。いすゞが扱う一番大きな商品であることから命名。

ニューパワーとか810とか歴代のいすゞ大型のネーミングに較べこれも単刀直入に“デカい”というのが解るいい名前ですよね、GIGA、これ以上大型を表すのに解りやすいモノはないでしょう、素人でもトラックの名前とすぐ理解できそうで…。


初代GIGA(1994~2015 トラクタは1年遅れ)

バブル期設計になる94年発売のGIGAは下級4tクラスのフォワードとキャビンやパーツ流用化を先代の810以上に推し進めコストダウン、一方この時期は商用と言えどもキャビン内は考えられる快適性を盛り込むのが主流で高級車並みの快適装備(PWやステレオ、ファブリックシート等)が奢られた時代、豪華さを前面に出したのがGIG以前にFMCされた日野のプロフィア、これに応じて三菱ふそうもグレート→スーパーグレート、そしていすゞも810→GIGAと豪華に贅沢にFMCした訳です。

当時危機的状況にいたいすゞ、乗用から撤退しトラック専業となり日野(トヨタ)との提携等と併せGIGAも好評により危機を脱出、所謂石原法と言われた首都圏限定のPM/Nox排ガス規制も年々厳しくなる中でかつてニューパワーや810で売りだった大排気量V12/V10/V8を次々に失う代わりに最新技術の排ガス適合で業界をリードしたのも初代GIGAでした。

それまでUDが強かったトラクターやダンプでもシュアを伸ばしふそうの敵失もあり日野に次ぐ業界2位に躍り出たのもGIGAから、20t車25t車の頑強さも好評で盤石さをもを築きました。


2代目GIGA(2015~現在 トラクタは1年遅れ)

不況もあり20年FMCせずにいましたがそれが逆にいすゞ=GIGAを定着、従来1代ごとにペットネームを変えてきたいすゞ大型では初めて2代に渡りネーミングを継承させエルフに次ぐいすゞの代表的車種になったGIGA、馴染みやすくイメージし易い名付けのいい例ですネ!


ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【旧日産ディーゼル レゾナ(1979~1990)】
車名の意味:RESONA= 英語で共鳴 (resonance) を意味する。ターボ吸気システムにレゾナンス吸気方式が使用されているためこの車名が付けられた。

意味を知ると大した事ないですがレゾナ、何かトラック名にしては素敵な耳障りのいい響きが好み、意味を無視すれば乗用車に名付けてもおかしくない気がします。


レゾナ平ボディ前2軸

現クオン、前ビッグサムからすると僅か11年だったレゾナ、首都圏では排ガスの関係で死滅しましたレゾナ前任Cシリーズから引き継ぐダンプ、トラクター、セルフローダー等重量級輸送、運搬車では根強い人気のあるUD、海外でも未だ2デフのレゾナであれば高額取引もなされます。

地方でもさすがに数は減りましたがダンプ等では今でも現役をまだ見かける事もあると思います、2/4tではトラックとしての評価はイマイチのUDでしたが大型は別格、この事から現在でも唯一大型だけは自社生産を続行しておりUD最後の矜持を見せてくれています。


レゾナセルフローダー2デフ車

恐怖の強面だったサングレイト、Cシリーズに代わってオシャレささえ感じる?レゾナ、顔付もジェントルでボクシーなスタイリングはスタイリッシュな大型車としてこれも記憶の隅に留めておきたい一品です!


とうとう来ました!第2位!!

【旧日産ディーゼルバイソン(1979~1981)】
車名の意味:BISON= アメリカバイソンなど、バイソン属の「野牛」の意味。

野牛ですよ野牛、スゲェインパクトあるネーミングで中身は日産OEMのヘタレ2tですが大型でも通用するような逞しく力強さを感じさせる”バイソン”たった2年強の短命で巷では存在感薄いモデルながら何故かこの名前、残ってるw


バイソンYC341型

アトラス以前の日産小型トラックであったキャブオール、元祖クリッパー(ミニキャブやキャリィのEMとは別物)のバッジチェンジのOEM車、キャブオールが日産系、クリッパーがプリンス、バイソンがUDにて販売される三つ子モデル。

そもそもUDは小型トラック部門は資本関係ある日産に譲り未進出でしたがこれに足を踏み入れるに対し自社開発せず既存モデルを流用したのがバイソンでした。

バイソン=倍損というマイナスイメージが商売人に嫌われたという逸話が残るクルマですが押しの弱いキャブオールやクリッパーに較べ当時の大型Cシリーズの強面イメージを持たせたバイソン、なかなの男前でオリジナルにない迫力は結構好みでした!

僅か2年の短命さに敬意を表し堂々2位です(^_^)v


さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【三菱ふそう ザ・グレート/スーパーグレート(1983~1996)/(1996~現在)】
車名の意味:ザ・グレート=THE GREAT 英語で「偉大な」という意味でありスーパーグレート=SUPER GREAT スーパーは英語で「極上の、すばらしい」の意味。

菱ヲタ、ふそうヲタでなくともこのネーミング、いいと思いませんか!? ”偉大”そして”素晴らしく偉大”ですからね、大型トラックらしく豪快かつ素敵なネーミングで83年のグレートデビュー以来、今もこの名前はワタシとしてはNo1!!


ザ・グレートFVダンプ(1983~1996)

名前だけでなく乗り易さ、パワー(全種ではない)、見かけ、全てがGood!!で大型で自前で買うなら(ってさすがに運送屋でもやらかさない限り買いませんが…爆)絶対にこれを選びますネ!

グレートデビュー時はトラックデザインの概念を変える程の評判でこの年のグッドデザイン賞を受賞、従来の大型と言えばただ厳つく恐怖感すら覚えさせともすれば下品さえ与えるデザインが多かった中でエレガントさ、気品、オシャレさを表現したザ・グレート、その登場は衝撃的ですらありました!

13年間の永きモデルライフを高人気で終えたザ・グレートは96年(一部は2000年代迄継続=構内専用や軍用)のFMCで“スーパー”の文字を付加、より都会的に豪華に気品あるスタイルとなりザ・グレートの好評さを継承、残念ながら2000年代に入ってからの三菱不祥事の影響でグレート時代から続いたシュアNo1の座は降りる事となりましたがそれでも根強い人気、大型車の場合、ドライバーの好みが強く表れ乗用以上にそのメーカー愛着度は高くふそうファンはふそう、日野ファンは日野、いすゞはいすゞと浮気度合いは乗用に較べ低くあれだけの不祥事にも係わらずふそうの売り上げは想像以下、その分三菱乗用の信用低下、シュア低下は悲惨でしたがor…


スーパーグレートFPトラクタ(1996~2018)

三菱自動車から独立し三菱ふそうバス・トラックとなりダイムラーと提携、かつてのふそうとはかなり趣が変わり半外国企業となってしまったのはUDとラックス同様で淋しいですし他3社が全て大型も新キャビン(FMC)を施した中、以前基本96年のキャビンを使うスパグレ、勿論時代時代に於いてアップデートは行われていますがそんな部分にふそうの置かれた現況を感じます。


現行スーパーグレートFU(2018~)

しかしその旧設計は逆に当時のバブル設計を継続しているのもあり質感や造り込みは日野、いすゞ、UD以上に感じます(個人的主観)しスーパーグレートは永遠に!!とスパグレファンはまだまだ叫びます(^_-)-☆


ランキングは以上となりますが他にも心惹かれたネーミングは枚挙に問いません、そこで圏外として以下に記します!

12位:タイタン(マツダ1971~現在)
13位:キャンター(三菱/三菱ふそう1963~現在)
14位:プロフィア/スーパードルフィンプロフィア(日野1992~現在)
15位:レンジャー/デーキャブレンジャー(日野1964~現在)
16位:エルフ(いすゞ1959~現在)
17位:フォワード(いすゞ1970~現在)
18位:ホーマー(プリンス/日産1964~1982)
19位:ブラッド(スバル1977~1990)
20位:アトラス(日産1982~現在)

21位以降は下記となります。

21ファスターオデロ(いすゞ)、22:コニーグッピー(愛知機械)、23:ストラーダ(三菱)、24:トヨエース(トヨタ)、25:キャブオール(日産)、26:クオン(UD)、27:キャブスター(日産)、28:スタウト(トヨタ)、29:ハイエース(トヨタ)、30:スクラム(マツダ)、31ミニエース(トヨタ)、32:フォルテ(三菱)、33:ジュニア(日産)、34:ビッグサム(UD)、35:ポーター(マツダ)、36:ニューパワー(いすゞ)、37:810(いすゞ)、38:トライトン(三菱)、39:ハイラックス(トヨタ)、40:プロシード(マツダ)

---------------------------------------------------------------------

如何でしたか?毎回〆では書きますがクドイですがあくまでもこの企画はお遊び、『それは違うだろ?』とか『あれが入ってねーじゃん!!』的な反論もあるでしょうがこれはワタクシの基準、これを読んで皆様も独自なお好きな名前ベストテンを思い浮かべて愉しんで頂けたらと思います。

また独自のベストテン、今は暇こいてるんでまた新ネタ思いついたらUPしますんでお付き合い下さいませませ!

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2018/11/25 09:08:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ
2018年11月21日 イイね!

珍車PART794

珍車PART794
ゴーンショックで盛り上がってますナ、ウチの娘婿の会社ですんでヤツも毎日大騒ぎ?みたいですが舅はシカトで道楽を進みますわ(^^;)

と言う訳で珍車794、コレもさすがに見かけないですね、往時は人気ありましたからかなりの生息数、安価な入門車としての需要、安価FFスポーツとしてターボ始め若い層にも高い普及、女性訴求力も強く見かけない日はなかったですが3代目スターレット、今やイベント等でターボモデルがチラホラ出る程度、今回の出品車のような一番見かけた普及グレードはやはり30年の歳月を経過するとほぼ死に体になってる感じです。

⇒『昭和60年(1985)3代目EP71型スターレットソレイユ5ドア』!

パブリカのクーペ及び4ドア版としてデビューしたパブリカスターレット、この初代KP40系が日産サニー同様にTSレース等で活躍、この頃からリーズナブルな入門車という本来の役目以外にもモータースポーツ入門車としても広杭本認知、以来2代目のKP60、そして現車の3代目EP70系、以後最終90系までスポーティーなイメージを継承、現行ヴィッツに引き継がれますがトヨタのボトムモデルとして重要な役割を担うのは40系から不変ですね!

EP70はスターレット初のFFやターボモデルの設定など見どころも多く我々世代には抵抗あるも今の30~40代ではコイツで腕を磨いた御仁も多いかと思います。
トヨタらしく極力FFを意識させないニュートラルな乗り味や普及型であってもパワー不足を感じさせずプライス以上のハンドリングや足回りはスターレットらしいスポーティーさで金がかからずスポーツドライブも愉めるいいクルマでしたぁ~。

1984~89年の5年のモデルライフの70系、低グレード~最上級ターボまで万遍なく普及、若い層には所帯じみたカローラ、いかにも女性向けのターセル等よりあえてスポーティーイメージからスターレットを選択するというケースも多くこれも現在WRCで気を吐くヴィッツとエコ訴求強いプリウスやアクアの関係に似ている?パブリカスターレットから延々と続くスポーティー訴求力の高いトヨタボトムは永遠ですナ(笑)

♪~丘を越えて行こうよ~の軽快調子な唄とその俊敏さをアピールしたEP70のCM


40~60でスターレット人気を支えたK型エンジンと決別、新開発の12バルブ2E型エンジンを搭載、その胸をすく俊敏な吹け上がりはK型以上でより魅力溢れる仕上がりになり特に新設されたターボモデルはシャシをパワーが上回る程のパワフルさで危険さえ感じる実力、非ターボにしてもドライビングは非常にスポーティで足回りやハンドリングも操る愉しさを教えてくれる、そんな魅力的モデルでFR→FF大転換がありながらスターレットの人気には何ら影響がなかったですね。

歴代スターレットも下取りや中古販売でさんざん乗りましたがどのモデルもワクワク感を持たらずを得ない、そんな魅力的なクルマですよ、スターレットというクルマは…

33年経過で内外C、実走5万㎞台という好成績!R点ながらかなり大切にされてきたのが伺えます!


当時モノ2桁ナンバー、オークション初デビューですのでワンオナ、最低限度のメンテさえすればまだまだ現役続行できる個体でしょう。

現車、85年に特別仕様として設定された『ソレイユ』、必要充分な装備ながら外観はシャレっ気も散りばめDXやSTDにはないオシャレさをアピールするお買い得グレード、女性向けに『リセ』が先代から継承して設定されるも87年からはカラードバンパーやエアコン装備の『ソレイユL』がラインナップすると女性含めてこちらが最量販グレードになる等の人気モデルでした。

C点の内装(インパネ)安手の造りながらここまでの状態をキープするのはかなりの努力!


ソレイユ、全くクルマに興味ない親友が結婚し子供生まれた時に「クルマ欲しいんだけど何がいいかな!?」と相談され薦めたクルマ、当時としては燃費も良く室内も充分、クルマ無知には無難なトヨタ車という部分が大きいですがクルマ全体の出来栄え、値段、使い勝手は他の選択肢では敵わない、彼も悦んで8年位ノントラブルで乗ってましたっけ、80/90のデビュー以後も色褪せない魅力があったEP70、懐かしい~。

退色しやすい真っ赤なカラーも再生不要なレベル、ソレイユも20年はもう見てないかも…



出品は中京地区でもう少しで二桁!ってレベルの落札でしたがこの素性なら少しの手入れで商品化される事でしょう、今や希少なEP71ですから2倍3倍の値付けされるかもしれませんが寝強いファンもいるのでまだまだ現役を通せそうですね(^^)/
Posted at 2018/11/21 19:50:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2018年11月17日 イイね!

私が惚れた!ネーミング“ザ・ベストテン”

私が惚れた!ネーミング“ザ・ベストテン”何と!!2年半ぶりのこの企画w 過去記事”保存版”ではないですヨー、新作っす(^_-)-☆
久々の長編ですので読む方はご覚悟をw

突然思いついちゃいましたわ、クルマやバイクのネーミングなんて星の数程ありますが今回はワタクシ元Gureがこれまで市場に存在した各社・各車のネーミング=ペットネームの中で心惹かれたモノをベストテン形式で語ってみたいと(^_^)v



例によってここに挙げるお約束ですが…

①対象はこれまで市販された国産車、国産バイク
②ネーミング定義はメイン、サブに限定しグレード名は対象外(但しグレード名が発展して車種名に昇格したモノは対象)
③あくまで個人的にネーミング痺れた、これはカッコいい名前だ!耳障りがいいよね!という主観でランク付け、その個体の中身は重要視せず。
④所謂一般的な人気不人気、クルマ自体の出来不出来は無視、あくまで単に名前が好みという感覚。
⑤輸入車は除くも日本メーカーであれば逆車、海外専売車も含める。

と致します!

クルマの名前、これって結構重要に思いませんか?そのネーミングによってクルマのイメージ、印象が決まると言っても大袈裟ではないし…

逆に名付けが失敗するとそのクルマそのものも商業的に失敗したりもある、言いにくい、耳に入りにくいといったケースが多いですよね。

反面エレガント、格調、スポーティ、可愛い、ワイルド等メーカーが狙った通りのイメージ戦略が成功すれば人気も高く売れまくり大成功を収める事も数々、人間は勿論の事、犬や猫等のペットや工業製品、食べ物や生活用品等世に名無しなんてモノはない訳ですし日本人の場合、クルマやバイクを人間やペットと同様に愛し慈しむ民族には特に名前って重要に感じます。

それでは前置きはこの辺にして(汗)題して『私が惚れた!ネーミング“ザ・ベストテン” 』!!やってみたいと思います!



さぁ、今週の!?第10位!

【プリメーラ(日産 1990〜2005)】

車名の意味:primera=女性系形容詞、英語で言うファースト(first)、スペイン語の女性系形容詞、男性形はprimero。

初代プリメーラP10型(1990~1995)

日産の中級ファミリーカーであったプリメーラ、バイオレット→オースター/スタンザを経て90年からこのネーミングの新型がデビュー、先代、先々代が泣かず飛ばずの稀代の不人気車でバイオレットの1973年~オースター/スタンザ最終の90年まで、実に17年も不調に敢えて喘ぐこのカテゴリーのモデルネームを見切り新たにプリメーラとした訳ですがクルマそのものの完成度、思想も名前だけではなく一新、見違えるようなプリメーラ、初めてその名を耳にし姿を見た時はハッとする程名前と姿が一致、当時の日本車でこのクラス、これほど耳に残りかつ実車に於いても惹かれたモノはない、見かけも名前もまんまファミリーセダンって感じの没個性なクルマばかりでしたのでワタシにとっては非常に衝撃を受けましたね~。


2代目プリメーラP11型(1995~2001)

「プリメーラ」という名前、軽快だし個性的、一度聴いたらすぐ耳に馴染み忘れない感覚、オシャレでスポーティでもありこの時期、大きな変革期を迎えていた日産、なかなか素敵な名前を付けるもんだなぁ…と感心したモノでした(^_^)


3代目プリメーラP12型(2001~2008)

ワタシ的に評価が高いのは初代P10、かつてはBigネームの上級ブルーバードの影武者下級扱いだった立場を逆転、ブルを喰う程の人気を得ましたが他車と比較しても例外なく代を追う事に肥大化し軽快さを失い没個性化したのはプリメーラファンとしては残念でした…。

続いて第9位!!

【ギャランGTO/GTO(三菱1970〜1977/1990~2001)】

車名の意味:GTO=グランツーリスモオモロガート(gran turismo omologato)=正式に認められたグランドツーリングカー、フェラーリ(伊)、ポンティアック(米)に次いで日本では三菱が命名。

ギャランGTO A53/55/57C型(1970~1977)

当時の三菱量販メインモデルであったコルトギャランをベースにハイパワーエンジン、スポーティなHTクーペボディを着せたスペシャリティカーとしてデビュー、トヨタセリカと並びこのカテゴリーの先駆でした。
そうそうたる名車に名付けられた「GTO」を名乗るにはベースがファミリーカーという部分から疑問視された向きもあるようでしたが当時は希少なDOHCモデルの存在、空力特性を追及したスタイリング、当時の水準を超えるドライバビリティ等からそのネーミングに相応しい三菱No1の名車として今では認知されていますねー。

最初の愛車にした位のGTOマニア、これは自他ともに認めるワタクシですが“正式に認知されたGTカー”なんてスゲェ!とまず最初に喰いついたのがその勇ましいネーミングであった事は50年近く前の事ながら鮮明に記憶に残っています!


GTO Z15/16A型(1990~2001)

ギャランGTOは7年の在任を終えギャランΛに後を託し「GTO」のネームは一旦退場、その後Λ→スタリオンを経て1990年のバブル期に三菱の持てる技術を惜しむ事なく盛り込んだ新開発スポーツカーで復帰、ギャランのメインネームが外れ「GTO」単独となりながらも復活時は心躍りましたね、三菱スポーツ=GTO、やっぱコレだと(笑)

クルマそのもは好景気の時代、他社ライバル群も強豪揃いで大きな評価は得られませんでしたが現況の三菱が置かれた立場を見るとこのネーム復活はかなりの難易度と思われ三菱好調時代の証人としてでも忘れられない名前です…。

さぁ、8位行ってみましょー!

【ロードペーサー (マツダ1975〜1979)】

車名の意味:Roadpacer=造語であり単純に訳せば“道路の王様”ながら当時の旧東洋工業社長の意である「このクラスのベースを造りたい」「クラスをリードしたい」という願いも込められていました。

ロードペーサーRA1S型(1975~1979)

センチュリー(世紀)、プレジデント(大統領)に対抗するマツダのショーファーとしてデビューしたロードペーサー、大型高級車として既に認知度が高くクルマもネームも威風堂々とするライバルに対し「道路の王様」と来ましたからマツダ、喧嘩売ったなぁとも思いましたが単純にカッコイイ響きで好きなんですよね、実車はGMからの借り物で純国産ではないながらも唯一パワーユニットが当時のマツダの矜持であるロータリー(RE13B)を搭載、排ガス規制の暗黒期にそれをモノともしないREパワーは確かに”王様”になり得たとも思います。

しかし米国では大衆車扱いのホールデンがベース、そしてせっかくのREも車格に釣り合わない、70~80年代に訪れたOILショックが災いし極悪燃費でイメージが悪く日本のショーファー界に受け入れられず僅か4年で退場、王様にはなり得なかった弱小メーカー高級車の哀しい性をロードペーサーを思うとどうしても感じます。


77年~の後期型

しかし「ロードペーサー」って…今でもこの響き、カッコいいなぁと素直に思います!(^^)!

盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【エクリプス/エクリプスクロス(三菱1989~2012/2018~現在】
車名の意味;eclipse=英語で日食、ギリシャ語で力を失うという意。
訳すと英語にせよギリシャ語にせよ?的ですが単純に“エクリプス”という響きにカッコ良さを感じます(笑)
現在ラインナップ中のエクリプス・クロスの「CROSS」はクロスオーバーからのネーミング。

初代エクリプスD21/22/27A型(1989~1995)

E30ギャランをベースにしたスポーツクーペとして開発されるも国内ではラインナップされず逆輸入のみ、海外専売モデルで米国では高い人気と支持を得て20年超、全4代の長寿車でした。

国内ではギャランVR-4やGTO/FTOが80年代後半~90年代三菱スポーツを担当、車格がこれらと被るエクリプスは主要マーケットである米国人好みに特化しますが日本でもマニアは少なからずおり特に初代は逆輸入で多く入っていましたね。

スマートなネーム同様に日本車離れした出で立ちがグッドマッチングって気がしませんか?特に女性が乗ると異常に美人に見え左ハンドルマジックもあり値段の割に高級エレガントに見えたのも懐かしい(笑)


2代目エクリプス(1994~1999)

米国で廃盤になってから6年ぶりにその名前が今度は国内販売モデルでも復活、流行りのSUVに生まれ変わりそれを表す「クロス」がサブネームに入りました。
かつてのエクリプスとは殆ど関連性のないモデルとなりましたが「クロス」付加によりワイルドさとクルマの性格が一度聞けばズバリ解るのはいいかなと…?


エクリプスクロスGK1W型

ただ、日本で売っておらず三菱マニア以外には知名度が低い「エクリプス」を何で今頃?という疑問は残りますナw

どんどん行きます、第6位!!

【プレリュード(ホンダ1978~2001)】

車名の意味:prelud=前奏曲という意。
4輪界に名乗りを上げた頃のホンダはローマ字と排気量といったバイク的ネーミングで他社とは一線を画すも70年代に入るとペットネームを付すようになりその頃、非常にセンスあるネーミングをするなぁと感心したモノでした。

初代プレリュードSN型(1978~1987)

60年代は日本はファミリーカーが急速に普及、このためファミリー訴求の可愛らしい名前やほのぼのとした名前、また、これらをも捩った造語が多い中、ホンダは他社が注目しなかった音楽分野に目を向けこのプレリュードと名付けた時には見事!と思いました。

ホンダ初のプライベートクーペ、その名に恥じない心地良い音楽を使ってイメージ戦略で訴えるCMの造りもそれまでにないセンスを感じ今は亡きプレリュード、曲を聴くようにウットリしますナw

プレリュードは全5代、特に2代目ではオシャレで背の低い流麗ボディにリトラクタブルライトのパーソナル性が受け“デートカー”としての文化を確立、初代~2代目前半はアコードの大人しいエンジンでエレガントなクーペスタイルという体がデートカーの異名を得た理由。


2代目プレリュードAB/BA1型(1982~1987)

2代目後半からはハイパワーなDOHCモデルも追加、3代目では先進技術の4WSを採用しデートカー以上の実力を備えましたが4代目~最終5代目ではクーペモデルの需要衰退により販売人気も激減、2001年に惜しくも廃盤となっています。


3代目BA4/5/7型(1987~1991)


☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかった私が惚れた!?ネーミングはこちら…

【ゼファー(カワサキ1989~2009)】

車名の意味:ZEPHYR=西風、川崎重工から二輪界に新風をという意を込めて命名。

ゼファー400(1989~2009)

バイクです、バイクのネーミングは例えればCB750とかGT380とかZ750、SR400等のようにローマ字+排気量というのが一般的、4輪のようにペットネームが付くというのは特に昔は稀、近年になりペットネーム付加も珍しい事ではありませんがかつてはこれが一般的、しかし国産バイク創世記にはドリームやベンリィ、カブ等4輪ではペットネームを付さなかったホンダが積極的に名付けておりました。

そんな中、4輪程ではないにせよ二輪でも頭で数えても幾つも思い浮かびますがバイクという性格上、ローマ字+排気量がズバリ解り易く個人的には今も昔もこっち派ですがね、そんな中でも刺さるネーミングの一つがこの「ゼファー」…

当初400のみでデビュー、メーカーの想像を超える好評さで750、1100を追加、80年代後半は何もかもレプリカ一辺倒という時代に大人の乗れるバイクがないといった声が高まりそこでタイミング良く現れたゼファーはかつてのオートバイらしいスタイルと程よいパワー、重厚感溢れる出で立ちはアダルト世代を中心に支持を得て二輪としては長寿であり4バルブ化されたゼファーχに継承しながらシリーズ20年前後を誇るHITとなりました。


ゼファー750(1990~2008)

「ゼファー」はフォードが命名権を持っていたとの事、しかし前述の通りこの新開発バイクにかけるメカワサキの執念でフォードよりネーミング権を得て発売されたゼファー、製廃後10年になるも現在もファンは多く古典的なネイキッドスタイル=ゼファーというイメージを浸透させた2輪界では偉大なネーミングに思います!


ゼファー1100(1992~2008)

さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【マキシマ(日産1984~1994)】

車名の意味:maxima=元々は最大、最上を表す英語(maximum)でありそれを変形させたモノ。
海外専売モデルであった1981年の910型ブルーバードの6気筒エンジン(L20)搭載モデルで「ブルーバード」の最上級モデルに車名としては初お目見えながら77年デビューのA10型スタンザの最高グレード名「マキシマGT-E」にて初めて名付けられました。


最初にグレード名で「マキシマ」を名乗った初代スタンザ(1977~1981)

日産はこのマキシマという名前、よほど気に入っているらしく国内では使用を終えているも世界各国で販売される車種では今でも現役、豪州のティアナ、サウジやUAEでのローレルやセフィーロが「マキシマ」名でした。

確かに日産がこだわるように響きも意味もなかなかいい感じ?プレミアとかグランドと高級度合いを表現するケースで車名やグレードで使われがちですがマキシマム=マキシマは日産オリジナルであり純粋にカッチョいい響きと思い好きなんですよねー。

しかし国内に於いてはスタンザの77~81、U11ブルーバードの84~88、そしてU12ブルの派生型独立のJ30型88~94年と都合14年間に渡りこのネームが存在するもどれもHIT作には恵まれずU11ブルの時代に初のFF大排気量車として若干話題になった程度、このため日本での使用は94年を持って打ち切られ以後は海外専用の名前となりました、何か惜しいですが日産も懲りた?


グレード名からサブネームに昇格!ブルーバードマキシマ(84~87、87年以後は単独のマキシマ名)

87年にベースのブルーバードがU12型にFMCしたのを機会に旧U11マキシマは継続ながらもブルーバード名を廃止「日産マキシマ」として独立、88年にJ30型マキシマとなり94年まで現役、これのFMCはセフィーロと統合されマキシマ名は国内消滅となりました。


J30型マキシマ(88~94)

日産お気に入りのネーミングながら日本では陽の目がなかった「マキシマ」、響きがいいだけに勿体ないと思うのはワタシだけでしょうか…!?

いよいよ上位に行きます、第4位!!

【マッハ(カワサキ1969~1976)】

車名の意味:Mach=超音速の速さ(速度)を表す単位。
ベストテン圏内唯一の2輪名になりますネ、担当直入でいい名前、バイクの性格をズバリ表ししかも響きもカッコもいい、何せ実車は“殺人バイク”とまで言われた2st3気筒のビックシリンダー、制動技術がエンジンパワーに追いつかないある意味未完成ながらもその危険性が内外のバイクマニアを虜にしましたからねぇ、バイク=速い=マッハ!これを超えるバイク名は後にも先にもないと思います(笑)

当初米国で発売されたマッハH1型(国内発売1969)、2サイクル3気筒500ccで60psというとんでもないスペックでより排気量の大きい大型バイクをカモる実力、2速までウィリーすると言われた大トルクと350~400㏄並み174㎏という軽い車体、その割には止まらない前後ドラムブレーキという点が先記の異名を取る由来。


マッハ500及びマッハⅢ(1969~1976)

あまりのスパルタンさからマッハは内外で大人気、カワサキ=トリプル3気筒がイメージとなりシリーズ化、同じ69年に日本初のナナハンとしてデビューしたホンダCB750fourに対抗してマッハも排気量を上げたマッハⅣ750SS(H2型)、マッハの弟分であるマッハⅡ350SS(SⅡ)/マッハ1 250SS(S1)とマッハファミリーを形成、これを機に従来の500はマッハⅢ500SSとなっています。


マッハⅣ750SS(1971~1975)


マッハ1 250SS(1972~1976)

750~250まで全て共通の2st3気筒、3本マフラーで統一したマッハシリーズは内外でも大人気を誇りその名に恥じないロケットのような加速音、どの排気量でもクラスを超える危険ですらあるワイルドさは今も語り継がれますが事故率の高さ、そして主要マーケットのアメリカでの環境問題もあり意外なほど短命、750は75年、新開発の4st4気筒DOHCのZ1(900c、国内はZ2 750cc)に切り替えられて廃盤、500もマイルド化が推し進められ76年に新たに「KH500」となるも直後に廃盤、以後350→400ccとなりKH400、そして250SSもKH250と名を変え存続、免許制度改正により中型二輪が国内では主となったため需要が拡大したのもありマッハ時代から大幅にマイルド、そして安全性も高め(一例としてps抑制やFrディスクブレーキの装備)400/250に関してはKHとなって80年まで現役を通しました、500マッハがデビューして10年、2輪としてはかなりの長寿を誇りKHになって以降、マイルドになりながらも最後まで環境問題に反抗する2stトリプルというカワサキの矜持を持ち続けたのはカワサキマニアの一つの誇りかもしれません!

いよいよベスト3に入ります!

【サバンナ/サバンナRX-7(マツダ1971~1992)】

車名の意味:savanna=アフリカ及び南米などの亜熱帯地域を差す、RX-7は社内開発呼称。
これも響きがいいですなぁ、単に地域名なんですがライオンや虎、像他の野生動物、幻想的夕陽、広大な草原の光景が思い浮かびます(行った事は勿論ないですが…笑)
マツダがバブルに浮かれ無謀5チャンネルなんてやった時にいとも簡単にこの名を棄てた日にゃは何て勿体ない!何てバカな!とマジ凹みました、20年に渡りその名に恥じないワイルドな高性能スポーツ、唯一無二なREスポーツのイメージを確立しながら「アンフィニ」名に換えた時はガックリですよ、いや、アンフニィニもいいネームではありますがサバンナを棄てる程ではないだろうと…(この辺は個人的感覚ですので賛否両論と思います)

サバンナ、この名前は初代RX-3の通称で知られるS102系(1971)から始まり2代目SA22C(1978)、3代目FC3S(1985~1992)までのモデルを差し後続のFD3S(アンフィニRX-7及びマツダRX-7)、SE3P(マツダRX-8)は継承モデルながら含まれません。


初代サバンナ(1971~1978)

全3代のモデルがあるサバンナですがその名を聴き真っ先に思い浮かぶのはやはり初代でしょう、まだOILショック前の1971年、夢のエンジンとしてマツダが社運を掛けて開発したREエンジン搭載モデルの実質的な完成&普及モデル、初搭載のコスモスポーツが超高額なイメージリーダー的存在でしたし続くファミリアREやカペラREはシャーシやブレーキに問題アリ、初のFF+REとしたルーチェREクーペは試作車的極少量生産でしたのでね、しかしこれらの失敗、問題点を克服してデビューしたサバンナはREの特性からなる走行性能を最大限に生かしレース界でも革命を起こす程、スポーツカーマニアには垂涎の的にもなりました!

しかし不幸は案外早く訪れ73年に日本をパニックに陥れたOILショックが到来、パワーの代償になる極悪燃費のREは内外で忌み嫌われ一気に支持を失う結果にorz…

不幸はまだ続き日本では暴走族問題も深刻化、その獰猛なスタイルから彼らに持て囃されたサバンナはこいう部分でもマイナス要因になり73年以降は売れ行き不振に喘ぎます。

そんな四面楚歌状態ながらマツダのREに~賭ける意地は凄く78年までの7年も継続、75年以降は排ガス規制により各社のスポーツモデルが軒並み牙を抜かれる中で“族車”と揶揄されながらも国産最速、国産スポーツの火を消さない姿勢には感動したモノであります、サバンナの名を聴くとあの暗黒時代でも一人気を吐いたRX-3、拍手贈りたい!

そんなサバンナでしたがマツダはOILショックを契機に何でもかんでもRE!!政策を転換、最大の懸案である燃費をそれ程気にしない富裕層向けの高級車やスポーツカーに的を絞り搭載、サバンナはよりピュアスポーツなRX-7へと産まれ替わり当時、国産スーパーカー、プアマンズポルシェの異名を取り唯一のそれだった日産フェアレディZと共に排ガス規制でズタズタになったスポーツカー分野の再建を果たす事になります。


2代目サバンナRX-7(1978~1985)

RX-7になると殆ど“サバンナ”と語られる事はなくなりワタクシとしては淋しい限りでしたが6PI REやREターボとSA22Cは順調に発展、85年RX-7としては初のFMCで3代目FC3Sがデビュー、それまで高級車であるルーチェ、コスモ、ロードペーサーにしか積まれなかったRE最大級の13B+ターボという過激さを背負ってデビュー、この頃日本では第二次ハイパワーブームが到来、ソアラやセリカXX、スカイラインRSターボ、スタリオンやギャラン/エテルナΣシリウスダッシュ等ハイパフォーマンスモデルに立ち向かうマツダREパワーの神髄を見せる訳です!


3代目サバンナRX-7(1985~1992)

これ以後は後続アンフィニRX-7に継承しサバンナ名は消滅する訳でS103時代は獰猛でワイルドなともすれば下品と形容されながらもRX-7となってからスマートなピュアスポーツとしてマニアの心を擽り続ける、サバンナ/RX-7や8はREあってからこそ!ですしね、その元祖の“サバンナ”RE復活の折には是非名前も復活して欲しいモンです(^^;)

とうとう来ました!第2位!!

【コンチェルト(1988~1992)】

車名の意味:concert=イタリア語で協奏曲の意。

前期型(1988~1991)

伏兵?コンチェルト登場www
このクルマ、今や知ってるヒトどれ位いる?って程のレア車、クルマそのものは失敗作、て言うか全く売れず1代限りで消滅しほぼ忘れ去られているでしょう。

しかし“コンチェルト”ってネーミング、素敵に響きませんか?プレリュードの項で述べた通りのホンダ音楽ネーミングの第三弾、プレリーュード(前奏曲)、バラード(感傷曲)に続いてコンチェルト(協奏曲)ですからねー、ホンダのこの頃の名付けセンスは唸るモノがあります、なかなか目の付け所が違いますよね!

シビックのコンポーネンツを流用しながらイギリスのローバーとの共同開発、あちらでは定番の5HBモデルがメイン(4セダンもあり)で日産スタンザや同ローレルスピリット的な“小さな高級車”、但しそれらとは違い本場英国調のセンスいい高級感はクラスレスで目を見張る気品を感じましたっけ。

しかしこのようなカテゴリーは日本人には受け入れられずかつ日本では鬼門の5HBメインという政策から鳴かず飛ばず、どちらも6ライトで上品な出で立ちながらも人気販売は低迷、91年に日本人ウケを狙い質素な外観をオーバークオリティにする改悪をされながらも最後まで受け入れられる事なく92年に廃盤、今度はセダンメインのドマーニに後進を譲り消えて行きました。


後期型(1991~92)

名前はホントにいいんですがねー、2位にする程ですから相当お気に入りです、願わくばもっとホンダらしく革新的なモデルに名付けて欲しかった、前奏曲と感傷曲は成功し今でも語り継がれるネーミング(感傷曲=バラードスポーツCR-Xが有名ですね)ながらコンチェルト、殆ど知らんでしょうねorz…

さっ、そしてオオトリ!今週のTOPを飾るのは…

【チェイサー(トヨタ1977~2001)】

車名の意味:chaser=英語で追跡者の意、それに由来しバー用語で強い酒の後に続いて飲む水、弱い酒を差す事もあり。

初代X30/40型(1977~1980)

“チェイサー”文句なくカッコいい名前!響きもCMのイメージも中身もそれにピッtリ符合、人気マークⅡの兄弟としてその人気を追跡する、はたまたライバルと照準にしたスカイラインの完成度、人気を追跡する、そんな意味合いも込められていました。

3代目マークⅡのFrやテール、インテリアを若々しいデザインとしただけではなくマークⅡにはない、足回りには高い評価を受けていた当時のスカイラインGT-ES(ジャパンGC210系)にガチンコさせるハーダーサス搭載のSGSグレードが最大の目玉!若き日の草刈正雄氏がロサンゼルスの街をこのSGSで駆け回る映像はとても印象深くかつチェイサーのイメージを強烈に植え付けました。

80年に初のFMCが施されそれ以降もマークⅡの若向きとしてラインアップ、最量販のマークⅡ、高級パーソナル版クレスタと共にマークⅡ3兄弟の一角を占めバブル期やハイソブームの中では兄弟中ブービーながらも多過ぎるのを嫌う層には支持され続け独自の立ち位置を確立、マークⅡやクレスタを選ぶ層よりクルマ好きに支持される傾向があったように感じます。


2代目X60系(1980~1984)

廃盤まで全6代を数えるチェイサー、悪く言えば常にマークⅡの影武者でもありましたが最終6代目X100系ではそれを逆転、マークⅡが限りなくクラウンに近づき対象年齢も高齢化したのとは裏腹に前後オーバーハングを切り詰めより走りに振った100系は大人気、チェイサー史上初めてマークⅡやクレスタを上回る人気を獲得、FR、縦置き6気筒という今では現存しない中身も高い支持を受け続け特に走り屋層には絶大な人気、製廃から20年近くを経た現在でもその人気は衰えず中古市場ではプレミア値も付くという程の名車になっているのはご承知の通り!


6代目X100系(1996~2001)

ワタシ的に今のところ国産車『チェイサー』を上回る痺れたネーミングはないので輝く第1位とさせて頂きます(^_^)v!


ランキングは以上となりますが他にも心惹かれたネーミングは枚挙に問いません、そこで圏外として以下に記します!

12位:インプレッサ(スバル1992~現在)
13位:インテグラ(ホンダ1985~2006)
14位:クレスタ(トヨタ1980~2001)
15位:レビン/トレノ(トヨタ1972~2000)
16位:ブリザード(トヨタ1980~1990)
17位:エルグランド(日産1997~現在)
18位:スタリオン(三菱1982~1990)
19位:ガゼール(日産1979~1986)
20位:ドリーム(ホンダ2輪1949~2016)

21位以降は下記となります。

21:グロリア(日産)、22:グランディス(三菱)、23:レガシィ(スバル)、24:ランサーエボリューション(三菱)、25:プレジデント(日産)、26:スターレット(トヨタ)、27:スプリンター(トヨタ)、28:コスモ(マツダ)、29:マグナ(三菱)、30:エスクード(スズキ)、31:コンパーノスパイダー(ダイハツ)、32:ギャラン(三菱)、33:インスパイア(ホンダ)、34:ディアマンテ(三菱)、35:スカイライン(日産)、36:ミニカダンガン(三菱)、37:エクサ(日産)、38:ランドクルーザー(トヨタ)、39:エチュード(マツダ)、40:スタンザ(日産)

---------------------------------------------------------------------

如何でしたか?毎回〆では書きますがクドイですがあくまでもこの企画はお遊び、『それは違うだろ?』とか『あれが入ってねーじゃん!!』的な反論もあるでしょうがこれはワタクシの基準、これを読んで皆様も独自なお好きな名前ベストテンを思い浮かべて愉しんで頂けたらと思います。

また独自のベストテン、今は暇こいてるんでまた新ネタ思いついたらUPしますんでお付き合い下さいませませ!

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2018/11/17 21:19:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ

プロフィール

「ラッシュの買取りとPC新調(^^; http://cvw.jp/b/2682511/48478176/
何シテル?   06/09 21:43
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2018/11 >>

    123
4567 8910
1112 13 14 1516 17
181920 21222324
25 26272829 30 

リンク・クリップ

あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/16 22:31:38
《新企画》あのクルマの系譜・その1~三菱ギャラン編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:21
あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:05

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションIV 三菱 ランサーエボリューションIV
2015年導入、当時凝っていた菱旧車集めの1台で一時息子に乗らせながら共同所有、2022 ...
三菱 eKスポーツ 三菱 eKスポーツ
2023年11月より愛用、常に2~3周遅れで三菱軽を愉しむワタクシ、パジェロミニVR-Ⅱ ...
ヤマハ XJR1300 ヤマハ XJR1300
単車らしいオーソドックスな80年代風ネイキッドスタイルはやはりワタシの年代には刺さる!! ...
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
次男坊が初購入の新車!我が家として平成9年のエボⅣ以来24年ぶりの新車迎い入れ! 次男 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation