
マツダのコンパクトカー、デミオ(現MAZDA2)の
海外にのみ設定されていたセダンモデル。
先代DE型でも現行DJ型でも国内では
一度も販売された事が無いこのセダンモデルですが
現行DJ型では"マツダ教習車"として国内の
自動車教習所でのみお目にかかる事ができますね。
自動車教習所専用の8ナンバー登録車な事もあって
国内では個人が購入する事はできないモデルでした。
日本のマツダ車好きさんの中にはこれを欲しいと言う人も少なからず居ますが
実は中古車なら個人で購入し5ナンバー登録をして使用する事ができるそうです。
先日中古車情報カーセンサーに登場した
"MAZDA2セダン教習車"はまさかの6MT車で
しかも個人が購入して車検整備と共に5ナンバーで登録ができるそうです。
この"MAZDA2セダン教習車"は自動車教習所からの払い下げモデルのようで、
教習車専用装備の助手席ブレーキ、各種指導官用計器やミラー等が
全てそのまま装備されています。
前後バンパーには"仮免許練習中"を取り付けるプレートホルダーも備わっています。
もちろんそのプレートは付属しませんが、ホルダー部はそのままなので
フロントのナンバープレートがオフセット装着されていますね。



国内では決して手に入るはずの無い"MAZDA2セダン"右ハンドルMT車に
教習所以外で乗れるだけでもなかなか無い事ですが、
それを個人所有の5ナンバー車として自由に使えるのは面白いですね。
検索してみると、過去にも"アクセラ教習車"を
個人購入して乗っている方なんかも記事が出てきますね。
この"MAZDA2セダン"の教習車も必要なところに手を入れてカスタムしたら
かなり面白いクルマになりそうですが…。
情勢的にMTの"マツダ教習車"が中古車市場に流れてくる機会は少なそうですので
欲しい人には狙い目かもしれませんね。
私は中古車には殆ど興味が無いので中古車市場は全くチェックしていませんから
実は教習車は度々中古車市場に流れているという事も知りませんでした。
ただこれまでは国内設定のある車種がメインでしたので
車種的には珍しいモデルはあまり無かったとは思います。
といってもBL型の"マツダ・アクセラ教習車"では
一応国内販売が無い1.6Lモデルとかがありましたし
見た目は一般販売車と同じでも中身が違うものは結構ありましたね。
今回の"MAZDA2セダン"では見た目からして日本では販売されていないモデルなので
それだけでも希少なものとなりますね。
ちなみによく誤解されるお話として、
マツダが以前はずっとアクセラを教習車として開発生産していましたが
"MAZDA3"にモデルチェンジしてからは"MAZDA3"が視界が悪いから
教習車にできなくなって仕方無く"MAZDA2"にしたと思われている方が多いですね。
でも実は"MAZDA3"は最初から教習車にする考えは一切無く設計開発されていて
"MAZDA2"も10年を越えてもフルモデルチェンジの予定が無い事から
当面生産を続ける"MAZDA2"の海外専用セダンモデルを用い、
教習車の条件に必要な前後長を得る為に前後バンパーを大型化して
教習車として導入したのです。
"MAZDA3"はマツダの新世代商品群第1弾として
制限を受けずに作り込みたいという事もあって
教習車の条件も無視して自由に作ったという経緯があり
国内最悪レベルの後方視界の狭さになったりしましたね。
運転適性さえあればこの後方視界の悪さは全く影響しないのですが、
世の中の多くの人にはその運転適性が足りない(または無い)ので
教習車には全く向かない車になってしまいました。
そのおかげで日本以外では絶賛されるクルマの1台になりましたが(^^;
自動車教習所では必ずMTの教習車を用意しなければならないのですが
いずれは"MAZDA2セダン"の教習車も古くなり代替が必要になると思います。
その頃に代わりとなるMTの教習車はあるのかどうか…。
今でさえ小型MT車は殆ど残っていないので、この先どうなるか気になりますね。
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MAZDA♪ | 日記
Posted at
2024/10/27 00:00:00