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まっさくんのブログ一覧

2023年02月13日 イイね!

まっさくんのヨーロッパ回顧録~11(みんカラ番外編)

まっさくんのヨーロッパ回顧録~11(みんカラ番外編)1990年スイス国内S/B選手権第11戦(最終戦)。












第11戦 8月19日 チェコ Brunn(ブルノ)





現在でも有名なサーキットです。




ブルノでのレース。

SS750ccクラス予選で、かなり激しい転倒をしてしまいマシンがかなりひどいダメージを負った状態に。

タイム的には、余裕で予選通過する状態なので決勝には参加できる。


S/Bクラス予選は、転倒もなく予選2番手だったかな。


最終戦は、チームオーナーも最初から同行してくれています。

決勝日は、同僚も含めてファンクラブの方たちも応援に来るようです。



そんな中の、予選終了の夜。

SS750クラスのマシンのダメージが思いのほかひど過ぎる状態。



ライダーは、SS750クラス、S/Bクラスとも出るつもりでいますが、少しチームオーナーさんに相談することに。



「先ずは、SS750クラスのマシンのダメージがひどすぎる事。

決勝に間に合わすように徹夜で直す事は、全力でやってみるが、本来の性能近くに戻せるかは不明。

それと、SS750クラスの決勝は、S/Bクラスの前に行われる。

SS750クラスは、もうチャンピオン獲得のポイントは持っていない。

S/Bは、シリーズチャンピオンの可能性を持っている。

SS750クラスで、何かあった場合は、S/Bクラスのチャンピオンの可能性も無くなってしまう。

出来れば、明日はSS750クラスは棄権してS/Bクラスに集中して欲しい。」

事を提案してみた。

後はチームオーナーとライダーで決めてもらうしかない事。




結果、私の意見を受け入れてくれて、S/Bクラスに集中してチャンピオン獲得を目指していこうとなりました。






結果。。。。。


スイス選手権最終戦11戦、S/Bクラス優勝!!でシリーズチャンピオン獲得!!


もうね、涙が止まらないのよ、うれしすぎて。

昨年の日本国内ジュニア250ccクラスチャンピオンに続いて2年連続チャンピオンを獲得する機会に恵まれ、またスイス選手権では1勝も出来ず最終戦まできて、最終戦での優勝でのチャンピオン獲得という感動過ぎるドラマチックな展開。

もう最高!!でしょう。(笑)





















最終戦は、近ちゃんのチームと、250ccクラスのアディーさんのチームともウェアーを統一してレースに参加していました。



そして、S/Bクラスは、年間チャンピオンが私担当のフービー、2位が近ちゃん担当のトニー、250ccクラスチャンピオンはアディーさんが獲得!!となりました。

アディーさんは翌年からWGP250ccクラスにフル参戦を開始するんだな。






合同チームでの最終戦での記念撮影。


最終戦は、私担当のフービーが1位、近ちゃん担当のトニーが2位、250ccクラスはアディーさんが3位という結果でした。











































タンク、凹む!!(笑)






ブルノでの最終戦は、実は今回だけ決勝が土曜日。

日曜日以降の1週間後は、WGPが開催されるため土曜日の私たちのレースが終了後WGPのチームの搬入作業が開始されました。



私たちのチームが使用していたピットは、HRCが使用するようです。


又ここで、先輩メカニックでHRCのメカニック移られたSさんと遭遇です。

向こうも私がこんな所にいるとは思っていなかったので驚いていました。(笑)


とりあえず、私たちのチームが「優勝」したピットですから、縁起は良いですよとお伝え。(笑)



思ってもいない、出会いがまたありました。







後日、ファン感謝デーでサーキットを貸し切ってシーズンを戦ったS/BクラスとSS750クラスのマシンを、ファンの方にも乗っていただくイベントで、年間チャンピオンの写真撮りました。


この写真はA3で私が帰国時にフービーよりプレゼントしてくれたものです。







ライダーのフービーは、住んでいるところの州知事からの表彰があったり、こちらはモータースポーツの地位は日本と違い高いですね。




レースにおいては、一応自分の仕事は完遂出来たかなぁと感じています。



先ずは、レースにおいての、まっさくんのヨーロッパ回顧録はひと段落です。


次回からの回顧録は、レースの合間の出来事などが書ければと。


続く。
Posted at 2023/02/13 18:22:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヨーロッパ | 日記
2023年02月13日 イイね!

まっさくんのヨーロッパ回顧録~10(みんカラ番外編)

1990年スイス国内S/B選手権、残り2戦(第10戦、第11戦)。




第10戦 7月29日 オーストリア Osterreichring(現在レッドブルリンク)





かつてはエステルライヒリンク(Österreichring、オステルライヒリンクとも)と呼ばれていたが、1997年の改修によりA1リンク(A1-Ring)へ改称、2010年にレッドブル・リンクと改称され現在に至ってますね。


当時の最終コーナーから1コーナー方向(手前)の風景。





左、フービー(私担当ライダー)とトニー(近ちゃん担当ライダー)

予選前の1コマかな。






第10戦、ここエステルライヒリンクで、SS750ccクラスで、フービーが「今季初優勝」!!。



このクラスのシリーズチャンピオンを取れる可能性はもう無かったですが、うれしい1勝でした。


SS750クラスの後にS/Bクラス決勝があり、この調子でこちらもと期待しましたが、結果は2位でした。


レース中は、サインボード出したり色々でやはり写真は無い状態。(笑)



最終戦に向けて、ポイント争いで年間チャンピオンの可能性を残しての結果です。


丁度この日は、日本では鈴鹿8耐が開催されている日です。



結果は、給油用のクイックチャージするためのホースが給油寸前にタンクから外れて、ピットにガソリンを大量にぶちまけて、周辺のピットにかなりの迷惑をかけてしまったような散々な状態だったらしい。(苦笑)
結果も、おのずとしれてますね。

こういうの、何年経っても意外と鮮明に覚えているものなんですよね。



さて次回最終戦まで20日。


続く。




Posted at 2023/02/13 17:14:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヨーロッパ | 日記
2023年02月12日 イイね!

まっさくんのヨーロッパ回顧録~9(みんカラ番外編)

1990年スイス国内S/B選手権、残り2戦の前に。



ホッケンハイムでWSB選手権にスポット参戦して、前回のブログにも書いたマルコム・キャンベルさんに再会した以外にも、自らのピットに招き入れてくれた選手がいました。


その方は、フレッド・マーケル選手


当時は、WSBでホンダのエースライダーとして活躍されていた選手です。


当時私が、日本から持ってきたチームのつなぎで姿で、ホンダのマシンを整備していた事で、フレッド・マーケル選手の方から、話しかけてきてくれました。



「ホンダのマシンでレースしているならいい物見せてやるから、ピットにおいでよ。」なんて言ってくれたものですから、私の担当するライダーと共にピットにお邪魔させてもらいました。



マーケル選手が、自分のマシンを見せてくれるのですが、「ちょっと、ここ見てみなよ」なんて示している、同じS/Bで使用しているVFR750R(RC30)のENG.の中身。。。。


(私)
え~~~~~~
え~~~~~~

「そんな所、そんな構造になってないよ~~~~~~~~~~。」



(フレッド)

「だろ~~~、にやにや。」
「メーカーずるいだろ?」(笑)
「秘密だぞ~。」(笑)


何て言いながら、日本でレースしている時では絶対見ることが出来ない部分を平気で見せてくれます。(笑)


ちゃんとレギュレーション(規則)に基づいての事ですから違法ではありませんが
メーカーさんは、すごい事やってるんだなぁ~と。



後それを、オープンに出来る海外のレースでの、「おおらかさ」みたいな所。

帰国後日本のレースが全くつまらなくなったのを思い出します。






それと、スイス選手権でも、私たちのチームはチャンピオンを目指しています。

なので、ライバルは少ない方がいいに決まっています。



何戦目か忘れましたが、シーズン後半のレースでチャンピオン争いのライバルのマシンが、決勝スタート直前でトラブルに。


私は「ラッキー」と考えていました。

日本だと、スターティンググリッドから「排除」させられてピットスタート扱いとかになる状態。




ライバルのマシンもホンダ製。RC30のリア片持ちスウィングアーム方式で、リアのスプロケット調整のエキセントリックの締め付けが弱かったらしくチェーンがダラダラ状態に。



するとさぁ、私の担当のライダーが私に「直せるか?」って聞くのよ。

「直せる(調整できる)けどその工具は、ここに持ってきていないよ。ピットだよ」って言うと、他のライダーも含めてスタートラインに着こうとしないのよ。


駆け足で工具取りに行くしかないじゃん。

そうしていると、他のクラスのライダーがスクーターで乗せてピットまで行ってくれて工具を取りに戻れた。

工具取ってきて、ライバルのマシンのチェーン調整して、約20分ほどのレーススタートのロスタイム。


他の選手も誰も文句も言わないし、逆に「グーテアルバイト!(Good Job!)」ってみんなが言ってくれる状態。






多分、この写真がライバルのマシンを調整し終わってのスタート前の時かなと。







トラブルで出走できなくて、勝った!なんて誰も考えていない。

「よーいドン!」で走って誰が一番早いか?


こっちでの(ヨーロッパ)レースが日本と違っていかに根付いて面白くて愛されているかという事を実感した体験でした。



日本での日本のレースで、メーカーの「事情」もあるでしょうけど、こういうの「経験」すると、帰国後のレースに一気に興味が失せた感じになった事を思い起こします。



続く。





Posted at 2023/02/12 01:38:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヨーロッパ | 日記
2023年02月11日 イイね!

まっさくんのヨーロッパ回顧録~8(みんカラ番外編)

久々の、ヨーロッパ回顧録。


スイス国内スーパーバイク選手権の第3戦から第9戦まで。


この辺りから、写真が極端に少ない。


レースの開催地までの距離と地形、サーキットの概要を軽くアップ。





第3戦 4月29日 フランス Carole(キャロレ)












第4戦 5月13日 フランス Magny-Cours(マニークール)












第5戦 5月27日 フランス Le Castellet(Paul Ricard)(ポールリカール)











第6戦 6月3日 イタリア Varano(バラーノ)











第7戦 6月17日 フランス Ledenon(レデノン)~第2戦と同じ。







第8戦 7月1日 フランス Dijon(ディジョン)










第9戦 7月22日 イタリア Misano(ミサノ)











SS750(スーパースポーツ750ccクラス)も含めて、勝てない。(泣)


良くて2位。

予選結果は悪くない。

又は予選転倒などで下位からのスタート時で決勝2位でフィニッシュすることもあったから、優勝出来るでしょう?が本当に程遠い状態。





結果がなかなかついてこないから、この辺りは写真も少ない。


場所もごっちゃで、よくわかんなくなっていますが、第9戦までの写真。































スイス選手権の合間でWSB選手権にもスポット参戦で、ドイツ ホッケンハイム







ホッケンハイムで、’89年鈴鹿8耐でメカニックをさせてもらった、マルコム・キャンベルさんと遭遇。







ホッケンハイムでの、マルコム・キャンベルさんのマシン。



「なんで、お前ここにいるんだ?」なんて話で盛り上がったり。
「8耐は鈴鹿に帰るんだろ?」って話していたから、6月~7月上旬くらいのレースだったかな。








さて、その後スイス選手権は、第8戦 7月1日 フランス Dijon(ディジョン)でS/Bクラスのマシンがフレームのヘッドパイプがもぎ取れるほどの大クラッシュをしたんだなぁ。


ピットロードから見える位置で、フロントタイヤが周りがメインフレームからかなり離れた場所にあるのが見えた。(笑)


当時は、(笑)なんか書けるような精神状態では無かったですけどね。


ライダーは怪我もしてなくて大事には至らなかったけど、第9戦まで約20日でS/Bマシン(車体、ENG.)を作り直す事になりました。

もちろん1人でやるんですけどね。(笑)


SS750は、この時点までで年間チャンピオンの可能性は無くなっていましたが、S/Bは未だ優勝は無いですが年間チャンピオンの可能性は残っていましたからライダーチームとも諦めていませんから。


そのために、こっちへ来たんですからね。



残り2戦。

結果はいかに?


続く。






Posted at 2023/02/12 00:46:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヨーロッパ | 日記
2022年11月20日 イイね!

まっさくんのヨーロッパ回顧録~7(みんカラ番外編)

まっさくんのヨーロッパ回顧録~7(みんカラ番外編)1990年4月1日 スイス選手権第1戦モンツァが終わって、4月15日に第2戦はフランス、Ledenon(レデノン)。






Swiss Luzernから、6時間半、約650Kmの距離。





当時は、今みたいにスマホや、ネット環境などもない時代。

やはり、「紙」の「地図」=ロードマップが必需品でした。


まっさくんも、休日にはバイクを借りて軽くツーリングに出かけたりする時には必要でした。

バイクでのツーリングはスイス国内が主で、越境することは無かったです。

その時に購入したロードマップが、これ。







大体、1冊12.90Sfr.(スイスフラン)~15Sfr.くらい。
当時1Sfr.=¥95~110だったと思う。


この地図の素晴らしい所が、写真の左上に移っている部分。
有る地名とそこから他の90地点までの距離(道路状況での距離)が大まかだけどすぐに判る、「早見表」が付いている所。




まっさくんが暮らしていたLuzernを、左上の窓枠に表示させると、地図上のLuzernに「●」が表示される。

そこを起点に各地方表示の所に大体の距離が表示する仕組み。
面白くよく出来たシステムです。

主要都市部などの詳細分も載っています。



重宝した地図でした。



さて
第2戦のLedenonへ向かう途中の風景。


ジュネーブを過ぎてフランスに入った所、「カイーユの吊り橋」という場所。









現在グーグルマップで見ると隣に大きな橋が架かったりして、約33年の時間の流れを感じます。


「名所」なんかはどの国にも数多くるのできりがないですけどね。

当時にディジカメが有ったらフィルム代気にせずにバンバン撮ってたのになぁ。(笑)



第2戦、Ledenonは、MORIWAKI VX-7に乗る「近ちゃん」担当のトニーさんが早くも今季初優勝を飾りました。

日本国内でも成しえてない状態での優勝です。

流石昨年ランキング2位の実力を発揮しています。

それと「近ちゃん」のメカニックの技量の凄さも光っていましたね。


まっさくん担当のフービーは今回も「2位」(苦笑)。


ん~ライバルは多そうです。

次回も頑張ろう。


この後のスイス選手権等のレースは、あまり写真が無いので若干はしょる状態になります。


続く。




Posted at 2022/11/20 15:30:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヨーロッパ | 日記

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