今年もあと10日余りですね。
この地方も、先日の寒波で鈴鹿山脈が白くなっています。
ジムニーの「季節」ですね。(笑)
積雪のある時期は、どこからともなくジムニーが集まり、山の方へ連なっていく光景が多くなります。
マイジムニーも「雪」好き♡。(笑)
なのですが。。。。
気温が低下してくると、冷間時の掛かりに「グズリ」が発生してきています。
一度暖まってしまえば、何も問題ないのですが、冬山登山やキャンプなどでENG.停止で冷え切った場合の始動性がここ数年間「怖い」状態。
結構「単独行動」するのが好きなタイプなのでこういった状態での連絡しづらい場所での今のマイジムニーの状態は非常に不安を感じます。
で、ここ数年、色々部品交換等を行って良くなってきた感じもありますが、11月初旬の冷え込みでやはり、冷間時のENG.始動で「グズリ」が発生。
いつも車検に出している所にもアドバイスを聞いてみましたが、冷間時のみという厄介な問題で個々のジムニーごとの対応をするしかなさそうです。
その中で、「ダイアグノーシス」を確認してみれば何か判るかも?と助言をもらいました。
ダイアグノーシス=車の自己診断機能の事で、ジムニーにもこの機能が備わっています。
また、この機能が付いている事も前々から重々承知していましたが、マイジムニーの症状からして、あまり当てにならないのでは?と考えていました。
ENG.始動で、「グズリ」が出ると。。。
ENG.が掛かった状態で、下の写真の様なチェックランプが点いたままになります。
JA11-2型以降の場合、ダイアグノーシスカプラーは6極。
写真の様に結線すると、ダイアグコードを読み取ることができます。
ダイアグコード(JA22の物ですがJA11よりも機能が増えているだけ)
いつも通勤時に、チェックランプが点いてから、毎回結線をする時間が無いので、結線にスイッチをかましておきます。
チェックランプが点いたら、スイッチONで短絡させます。
数回確認して、エラー表示番号は、「31」~プレッシャーセンサ。
毎回これだけが表示されます。
診断内容として、プレッシャーセンサ電圧が異常に高いか低い状態。
フェイルセーフ機能として、規定圧力値に固定、ISCデューティ比、燃料噴射量、点火時期のマップ固定がされます。
この状態でENG.は掛かり続けますが、アクセルに対して反応しません。(踏み込むとストールします。)
じゃあ、プレッシャーセンサーが故障しているか?といえば、数分間の暖気後は「普通に始動」して、チェックランプも点かないし、走行中も異常な状態が認められない。
ネットでプレッシャーセンサー故障を調べてみましたが、壊れている物が治ることは無さそうです。
ダイアグノーシスを調べてみてもこんな感じなので、当てにならないか?的な状態と判断していました。
この辺りで、やっぱりコンピューターが壊れているか?の推測。
JA11コンピューター故障で調べると、AT用コンピューターはコンデンサー劣化で変速不良などの症状が出てくるようですが、MTに限ってはそうそう壊れたという記述が見つかりません。
さてさて。。。
犯人はプレッシャーセンサーか?
今年よりJA11の様な旧型ジムニーのパーツをメーカーが大量に「廃盤」にしているようで色々な部品が入手できなくなってきています。
何とか交換をと考えましたが、「グズリ」が無い時は全く正常なセンサー。
ちょっと、プレッシャーセンサーとは?を調べてみます。
マイジムニーは、トラストのe-マネージなる「サブコン」が購入時より装着されています。
これにより、燃料増加やブーストリミッターカットなどを行ってノーマルよりもハイブーストを掛けられるようになっています。
その仕様の中で「エアーフロー電圧の補正」も可能となっています。
ジムニーの場合のエアーフロー電圧とはプレッシャーセンサー電圧の事を指します。
e-マネージの取説の記載の中で少し気になった部分を見つけた。
エアーフロー電圧を下げると、燃料の噴射は減り~これは解る理解していた部分。
点火時期が進角する。~こいつをあまり気にしていなかった。
マイジムニー、アイドリング付近A/Fセンサーでチェックすると、ちょっと「濃いめ」かなぁ~?という事で0rpm~2000rpmのエアーフローアジャストボリューム(A.A.V.)を-9%に絞っていました。
その分、マップでのインジェクター吐出量を増やして調整。
これでアイドル付近のA/Fを14.7目標で調整してきていました。
最近はもう少しリーンな方向へ調整もしていました。
もしかして?これが原因か?
当初は、冷間時のENG.始動時は吸気温度、水温で各気筒にインジェクターより「全噴射」するとジムニーの整備所に書いてあったので、エアーフロー電圧等は無関係と考えていました。
しかし、原因はこれくらいしか残っていません。
じゃぁ、一旦e-マネージ外して、「純正仕様」でどうなるかなと。
e-マネージへの配線は、ジムニーの場合プレッシャーセンサー電圧を割り込ますだけなので、e-マネージ行きの配線カプラーを抜いて、短絡結線にするだけ。
外した配線カプラに異物が入らなようにマスキングしてます。
で、最近の2週間と数日前の寒波&降雪時、「グズリ」無し!(笑)。
全くの「皆無」。(笑)
e-マネージのA.A.V.の2000rpmmまでの調整を少しずつ変化させていった事で、段々と低気温時の冷間時始動に悪さをしていた感じ。
周辺部品の「劣化」も重なってきていた感もあります。
じゃぁ、e-マネージ無しで良いか?というとブーストアップ時でのプレッシャーセンサー電圧高で「燃料カット」が入ってしまうのと、純正で単純にブーストアップさせても「進角」させないとパワーは出ません。
2000rpmより上の領域はA.A.V.をマイナス方向へ調整し進角させて燃料吐出量が減った分はインジェクターマップで増量することになります。
なので、e-マネージ付きでA.A.V.をすべて0%、インジェクターマップの増量分を全領域0%とすることで、「純正マップ&吐出量」の状態から設定し直しを始めていこうかと。
マップ増量値を全て「0」に変更するとノーマル状態と同じ吐出量となります。
e-マネージを付けている事で、ブーストアップの燃料カットはされない状態になっています。
純正コンピューターでも1.0Kg/cm辺りまでは燃料マップが入っている事らしい。
先ずは、e-マネージ戻しの「純正状態」で「グズリ」が無くなるか?から始めてみまい。
冷間時の始動チェックは気温等の関係で判断出来ていませんが、e-マネージ戻して純正マップ状態でテスト走行兼ねて雪道林道へ。(笑)
ブーストアップの燃料カットも入らず調子は良さそうです。
明日の朝の気温で「グズリ」が無ければ、1歩前進かな。
今回こそは「いける!」かな。(笑)
追記
ジムニーにe-マネージ装着の場合、回転数誤作動防止で回転数信号にノイズサプレッサーを付ける必要性が出てくる場合がありますよ。
マイジムニーは、購入時より対策されています。