立春を過ぎましたが、まだ寒い日が続きそうですね。
さて、今年初のマイサンクブログは整備から。
2020年12月6日ブログで、K-ジェトロニック ヒューエルディスビの燃料滲み漏れを修正していました。
半年ほどは、漏れが止まっている感じだったのですが、やはり滲みがあります。
で、金属対応のエポキシ接着剤を厚めに塗布してみたらいけそうな感じ。
だった。(笑)
暫くしてから見ると、塗り固めていた部分が、はじけ飛んでいる感じで欠けていました。(写真を拡大すると判ります。)
内部からの漏れ圧力を外付けの物で抑え込むのは無理があったようです。
それでも、今年に入るまでは、滲みもあまりひどくは無かったのですが、1月中旬頃に、明らかに漏れが増加している感じです。
で、違う接着剤を考える。(笑)
3Mパネルボンドが強力でいいのでは?(笑)
工場で相談して試しに金属に塗って、硬化後はやはり素晴らしく「硬い」。
が、それをガソリンに浸し続けておくと、軟化してくる感じです。
やはり、WAKO'Sタンクライナーが一番良いみたいかなと。
その前に、前回もWAKO'Sタンクライナーを使用はしていたのですが、ディストリビューター内部のガソリンを完全に揮発させていなかった事で、漏れ滲み部の接着(密着)が良くなかったのではないかなと。
それでも、「外塗り」にするしか方法が無いからやはり無理かも?とも思える。
修正のやり方は、おいおい考えるとして、先ずは取り外しから。
ヒューエルラインを外して、固定ボルト3本を緩めるだけです。
外したディストリビューターは前回の塗装、接着剤を剥がす必要があります。
塗装は2液ウレタン塗料ですので簡単には落ちませんが、世の中には便利な「物」が色々あります。(笑)
過去の仕事柄使用していたことがある、「スケルトン M-201」というケミカル。
いわゆる、塗装剥離剤です。
色は綺麗なブルーですが、皮膚とかに着くと、かなり激痛を感じる代物です。
今回100cc程別容器に移して使います。(結果的には1/3ほどが余りました。)
これを、刷毛などで厚塗りします。
そのために今回は、ヒューエルラインを確実に異物混入対策をしておきます。
塗装はスケルトンで剥がせますが、上に塗った接着剤はワイヤブラシ等で落としておきました。
先ずは、ディストリビューターの上下の合わせ部分を綺麗に落としていきたいので、マスキングをして段階的に処理をしていきます。
ブルー色の半ゼリー状の液体を、塗るというよりかは厚めに「乗せる」感じ。
30秒もしないくらいで、塗装がめくれあがってきます。
浮き上がった塗料を刷毛や歯ブラシで、「掬い取る」感じ。
ゴシゴシ擦る必要は一切ありません。
別に水を用意しておいて、ブラシを洗います。
先ずはマスキング部より下の処理が終了。
これで1時間かかっていない位。(笑)
そこから上部を含めて全剥がしが完了です。
ここからの修正方法を考える。
先ずは、ディストリビューターの合わせ部の「増し締め」。
前回の時も工場で行ったのですが、その時はボルトがほぼ締らなかった。
そういった経緯もありで、増し締めは困難と考えてシール材での漏れ修正が出来ないかと考えていました。
先ずは、ここからこの無塗装のディストリビューターをヒューエルライン取り付け部を解放して温めて、内部のガソリンを気化させてしまいます。
それと同時に、ディストリビューターのボルト部へラスペネを塗布してねじ部に「浸透」させておきます。
ちょっと、仮説で最近の気温の低下で燃料漏れが増加してきた事を考えると、気温による金属(ディストリビューター)の収縮が若干でもあるのではないかと。
前回は増し締めがほぼ出来なかったが今回はラスペネの浸透も含めて少し増し締めが出来るのではないかなと。
で、ここまでの作業を自宅で、数日前に終えてから工場へお邪魔します。
昨日の気温は、「増し締め」するのには都合の良い寒気が来ている温度です。
工場でバイスにディストリビューターを固定して、上下合わせのボルトを回してみると。。。。
どのボルトも約半回転近く締め込みが出来る状態。(笑)
ボルトが緩んでいたわけではないのですが、仮説の感じで気温による金属の収縮で
ボルトの締め圧が弱くなってきていたと思われます。
マイサンクのディストリビューターは、2016年にK-ジェトロニックのO/Hを得意としている?「西の方」で、ENG.配線の引き直しと同時にO/Hをしています。
ちゃんと当時は、漏れ、滲みも無い状態でしたので、純正の本来の締め付けと比べて弱かったのか?時間経過によって滲みが起きてきたと思われます。
今回約半回転ほども締め込みが出来たという事で、増し締めだけで「止まる」のではないかと考えて、シール材などは使わずに仕上げていこうかなと。
2液ウレタン塗料で仕上げていきます。
硬化条件は60℃で1時間。
工場で約1時間乾燥後、冷却して自宅で再度温風乾燥を行います。
で、本日の午前中にマイサンクに取付。
まずは、燃料ポンプを起動させてディストリビューター内部に燃料を送り込み充填させて、燃圧を上げておきます。
これで30分ほど放置して。。。。
ヒューエルライン及び、合わせ部のからの漏れ滲みは無し。(笑)
第一段階はOK!
そこから軽く走行テストに入ります。
今日も「寒い日」ですが、K-ジェトロニック取り付け後の冷間時の「始動」は、1回ですんなりと始動です。
そこから3~4分ほど暖気で名は国道へ。
気温表示は3℃。(笑)
サンクには調子の良い気温です。(笑)
軽く70~80Kmほど走行で帰宅。
今の所は(笑)大丈夫な感じです。(絶対大丈夫と思うのですが。。。(笑))
いや、いけてるハズ!(笑)
プラグの焼けもきれいでした。
さて、本日の走行で、マイサンク自己100000Km走行まで後878.3Kmとなりました。(笑)