
今、やってる事は前回の日記の通り。
どのサンクを見ても、30年は経ってしまいました。
調子が良い、悪いは何の基準で言えるかわかりませんが、本人が良いと思っている状態が本来の調子の良さなのかどうかは別の話と思ってます。
まず、私は新車から乗っていませんので調子がよく見えても、本当の調子なのかは、「比較」してみないとわかりません。
また、新車から乗っていても、30年かけて徐々に劣化していった部分などは、急激に悪化したものとかの場合と違って変化に気づきにくいのも事実です。
で、自分なりに、リメイク、りビルトパーツなど交換できる部品は変えてみたりで「比較」してきましたが、未だ良いと納得できる感じが部分的にありません。
「こんなもんだよ」と言うことも聞きますが、他のサンクと「比較」しても同様でない部分があれば、「何故に同じようにならないのか?」の答えが見つかっていません。
「比較」できるようなサンクが多分他のオーナーさんよりも身近に見たりできることによる、我儘かもしれませんが、「何故にこう違うんだろう?」的な部分が色々解決出来ずで考えてしまうことがあります。
ENG.はO/Hしましたが、燃料系は、インジェクター、ヒューエルフィルターを交換したくらいで、高圧ポンプを昨年12月頃に交換したくらい。
K-ジェトロはどうなの?
これも同じく30年超えしている部品です。
K-ジェトロを検索するとよく「悪者」扱いされている記事を見ますが、車種によっては90年代まで使われているシステムです(KE-ジェトロに移行していってますが)。
「悪者」ならすぐに電子制御の燃料噴射制御へ移行すればいいものと思いますが、これだけ長く使われていた事を考えると、当時の処理能力の良くない電子制御よりも優秀なシステムだったのではと思います。
K-ジェトロは、KE-ジェトロと異なり、完全な機械制御。
動いていても30年以上O/H無しで本来の性能で機能しているのか?という疑問。
K-ジェトロも、フランスのほうからりビルト品が取り寄せすることもできます。
でも、色々聞くと「性能評価合格書」が付いているようには思えません。
機械式時計が好きな人は知っていると思いますが、(他の機械式製品の一部もそうですが)O/H後の「性能試験データー」が添付されてきます。
車でも車検時に「整備データー」が添付されています。
それを考えると、海外よりりビルト品取りよせて交換=OK?も納得できそうもありません。
それを考えると、O/H後性能試験をしてくれるほうがいいのではないかと。
また、K-ジェトロユニットは、その周辺パーツも含めての調整があっての本来の性能が維持されるものです。
そのためには、「電気」を無視することができなくなりました。
ENG.(特にガソリン系ENG.)が発明されたと同時に「電気」は切っても切れない関係と言うか、重要な要素の一つです。
これも、サンクにおいて30年経過している物。
中には、手直しされている車もあります。(マイサンクもその一つです)
まず、サンクにおいて、「持病」と言われる燃料系のリレーおよび配線の「焼け」があります。
これは経年劣化もありますが、サンクの「欠陥」とも言える配線の不具合からきている物と30年前の「技術」で作られていたパーツにもよるところが大きいです。
まず、よく耳にするのが、燃料ポンプの5極リレーの「パンク」。
「パンク」したら交換すれば良いと思っている方もいるかもしれませんが、「何故パンクするのか?」の「原因」が見つけられていないで交換では何も解決はできていません。
「パンク」するには「理由」があるから。
また、「理由」を分からずして、配線の改造等を行ってもなおさら、「危険」が増えるだけになってしまいます。
また、これが「パンク」する事とは別に6極リレーにも負担がかかっています。(写真は、7年前購入当初のトラブルの物)
6極リレーもリメイク品が出ていますが、内部は機械的動作の当時の物と変わりありません。
これも、すぐに壊れるものではありませんが、これが壊れる事になる「経緯」を理解していくと、単純に壊れた=交換は何も解決策は行われていません。
今、やっている事の中で、6極リレーの内部動作を無接点化により機械式動作による破損を無くすようにします。
マイサンクは、以前に改修されていた部分ですが、バッテリーの+部分からの手直しをしないとサンク自体の「配線」は設計上無理がかかっている状態というのが本当のところです。
また、これを調べるために、巷では本来存在していないとされていた「資料」を見る事が出来るようになったことで、より不具合な純正の配線が鮮明になりました。
「電気」は、電圧と電流のどちらも大事な単位です。
マニュアルとかでは、「電圧」を測定してチェックするとかはよく書かれていますが、「電流」を測定するようなことは書かれていません。(電圧と違って簡単には測定できない事もありますので)
なので、「電圧」だけ測定して12V以上来てるからOKのような感じでいる事が電気系の事については済まされている事が多いみたいです。
電気配線の設計が「まとも」であればそのチェックで済む事なのですが、当時のサンクを含めてK-ジェトロユニットの設計に関しては通用していません。
「まとも」な設計であれば、リレーが焦げる、配線が燃えるなど「持病」を抱えるような事はないはずです。
不適切な回路設計及び配線の容量、当時の配線の質、端子カプラーの脆弱性による接点の劣化などから来ている物です。
電気の見直しは、特に旧車のような場合、ENG.のO/Hに匹敵するといわれているようですが、なかなかその事を理解して積極的にやるという人は少ないようです。
今回、EMG.O/Hした直後でもあり、「動力系」に関しては「一新」させておこうかと考えます。
マイサンクは、点火系を機械式ディスビから123TUNEに交換したことで、劇的かつ設定変更可能という「電気」の見直しのメリットも体験していますので。
ENG.内部のパーツを馬力アップのパーツに変更しても、電気的に変更が必要なところを変更していないのであれば、本来の性能が出ないのは当たり前というのも体感できるものでした。
どのサンクにも言えますが、「燃えて」しまってからでは遅いですから。
人間と一緒で、「外見」は健康そうに見えても、健康診断してみると内部で危険な状態っていうのは普通にあることで、サンクの場合は、どの車も「持病」を抱えていますので。
まずは、配線の「焦げ、焼け」の状態は観察したほうがいいかも。
チョイ乗りの車には出にくい部分かもしれませんが、出にくいだけで「持病」はありますから。
周りのサンクでも「調子良いよ」なんて言っているサンクが、調子が狂った事なんか当たり前のように見てきてますので。
じゃぁそれを直すのには、どういった不具合があって、どういう風に変更しなければならないか?
そのためには、その車(グレード)に関する「情報」「知識」「資料」が必要になってきます。
サンクに乗っている方の不安を煽るつもりはありませんが、古い車、その車種の過去のトラブル事例などに関して、「無知」な状態ではやはり維持していくうえでは長くは付き合っていけないと考えます。
そう言った時に情報を共有できる方がいるのといないのでは、大きく変わってくるような気もします。
そういった点も含めて、マイサンクは結構恵まれた状態にあるのかもしれません。
そう言った方には、私なりに協力できることもあるのかなぁと思っています。
ですが、基本は、マイサンクを楽しく走らすことが目的なので。
飾っておくだけの車であれば、不適切な配線でも「オリジナル」にこだわってそのままでもいいと思いますけどね。
「走ってナンボ」を公言しているマイサンクでは、やれることはやってみようってことで、色々やってます。
「前オーナー」さん時代も、その当時でのトラブルを色々改善されていってでの現在の総走行距離があるわけで。
また、それを克明に記録している「手帳」が今のマイサンクには付いていたという事でも、このサンクを購入しようと思ったきっかけの一つですかね。
だから、購入時は距離は走っていたけど、まったく気にしてない状態。
それくらい、たくさんの事柄を「前オーナー」さんが記録を残してくれている「手帳」が手元にあります。
今の状態から言えば、「前オーナー」さん時代から自分なりに色々変更して引き継いでいる部分はそんなに多くはありませんが、マイサンクの大事な「データー」「資料」の一つです。
ENG.だけで言えば今や6000Km走行してない状態になってるし。
で、どれくらい良くなるのか?
ん〜未だ分かりませんが、良くはなっても悪くなることはないのと、不安材料を無くせる部分も大きいかなと。
良くなる事を期待していますが。
あと1カ月くらいは還ってきませんが。さ〜てどうなる事やら。