今年も残り30日余り。
急に寒さも増してきました。
年を重ねるたびに、月日の流れるのが、加速していくように感じられます。
だけど、給料日の日に次の給料日までの1ヶ月はなぜに長く感じられるのでしょうか?(笑)
本日、工場へお邪魔です。
今日までにENG.が車体から降りているはずです。
先ずは、ENG.は車体から降りていましたが、ちょっと予想外の部分の部品破損。
右側、ENG.マウントゴムの剥離と、左側ミッションマウントのちぎれ。
サンクターボのENG.右側のマウントはあまり丈夫ではありません。
ミッションマウントも然り。
マウント類は、2015年ENG.O/H時(139154Km)に新品交換済。
今回の、発見までは60465.7Kmの走行となります。
ENG.マウントはまた「人柱」となって一工夫して取り付けてみようかなと相談。
ラリーMAXI用の強化方法も存在するのですが、ちょこっと工夫をしてみる価値有りかなと。
といいつつ現在工場に右側の在庫が有りません。やはり右だけ多く使用していっているみたいです。
さて、肝心のENG.は。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
バルブ自体は、まだヘッドより外していませんが、バルブスプリングの小径側がリテーナーで固定されていたことで、ピストンとの接触等は免れていた感じです。
他のリテーナーも観察すると。。。。
やはりリテーナーの大径側部が薄くなってきている物が他にも見つかりました。
次に、燃焼室とピストンの状態の確認。
2019年7月にヘッドのみO/Hを実施しています。
この時の、燃焼室とピストンの状態は、TurboタービンよりのOIL漏れでかなりカーボンの蓄積が酷かった感じです。
そこから、「Fuel-1」注入テストの開始。
内視カメラで確認はしていましたが、細部まではうまく見ることが出来ていませんでした。
2020年4月25日~11月29日の間に6286.8Km走行中に15本注入。
2022年5月24日~6月11日の間に1165.3Km走行中に5本注入後今回のENG.O/Hまで2841.2Km走行後の内部状態となります。
2019年O/H時のヘッド状態。
今回のヘッドの状態。
#1
#2
#3
#4~EXバルブのカーボンが一度剥離したことが判ります。
2019年O/H時のピストンヘッド。
右#1~左#4
左#1~#2
左#3~#4
今回のピストンヘッドの状態。
手前#4~奥#1
ヘッド上部のカーボンの厚みが2019年より減少している感じです。
#1
#2
#3
#4
#3は、今回、バルブスプリングリテーナー破損で燃焼状態が異常状態もありましたが、TurboチャージャーのO/H後のFuel-1注入の効果は、「有り」かなと思います。
バルブをヘッドから外していない理由は、バルブシートを傷めずに燃焼室のカーボンを除去する為。
道具は、持ち込みで、手持ちの電気ドリル、真鍮製ワイヤーブラシ、ENG.コンディショナー、竹箸、スコッチブライトのみ。
使用済みのヘッドG/Kを貼り付けて燃焼室以外を保護。
後は、カーボンを上記だけの道具で清掃です。(笑)
ENG.コンディショナーが固着したカーボンの溶解にかなり効果がありました。
EXバルブのカーボンは真鍮ブラシでは歯が立ちません。
かなり硬いですね。
今日はここまでで翌日の作業に向けて、EXポートとピストンヘッドにENG.コンディショナーを充填と、散布をして浸漬でカーボンがどれくらい落ちるか様子見です。
明日は、バルブとピストンヘッドのカーボン除去から。
続く。
Posted at 2022/12/02 00:39:56 | |
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Turbo2 整備 | 日記