昨日に続いて、工場での作業。
先ずは、ENG.を車体から降ろしていますので、クラッチ部の状態も確認項目の一つです。
クラッチAssy.交換として、2013年11月18日より使用して、現在74820.4Km走行。
クラッチディスク(ツインプレートの為2枚)を2019年8月7日交換で26760.4Km使用してきた状態。
フライホイールは、サンク購入時より交換無し。
クラッチカバー
クラッチディスク-1
クラッチディスク-2
中間プレート
フライホイール
状態としては、ディスクの摩耗も無さそうなので今回はそのまま組み込み予定。
昨日から一晩、ピストン上部と、シリンダーEXポート側にENG.コンディショナーを注入、浸漬していた状態での変化。
ピストンは、薄いカーボンは溶けてピストンの地肌部分が広がってきています。
EXポート部のカーボンはふやけており、指で触ると大半がめくれ落ちる感じ。
スプリングバルブを外す前に、今度はIN側ポートにENG.コンディショナーを溜めて、INバルブのカーボンのふやかしを試してみます。
どのみち、バルブは外して研磨加工を行うので、1時間半くらいのテスト。
EXポート部のカーボンは、そこそこふやけて除去できましたが、熱で固着しているカーボンは残っています。
真鍮ブラシでポート研磨風な作業でヘッドポート内部の掃除を行っておきます。
バルブを外した状態~カーボンがふやけてきています。
#1~#4
各ポートのカーボン除去と追加の燃焼室磨き。
EX側 #1~#4
IN側#1~#4
取り外したバルブとリテーナの状態。
IN側#1~#4(ENG.コンディショナー漬け込み後でからの外し)
EX側#1~#4
リテーナー、#1-IN側~#4-IN側
リテーナー#1-EX側~#4-EX側
破損した#3-EX側のリテーナー
横断面部の「厚み分」が摩耗して無くなっています。
#4
IN,EX側問わず、全てのTiリテーナーの摩耗が発生している状態でした。
安易に「レース用」=丈夫ではないという事でパーツの選択は考えましょう。(笑)
取り外したバルブは、カーボン除去から、#100、#240,#400,#600、#800,#1200,#2000番のペーパーで研磨。
前回のO/H時でもそこそこ磨いていたのでIN側はENG.コンディショナーの効果もありで簡単に完了しましたが、EX側バルブの高温固着したカーボンはやはり「硬い」です。
IN側の1.5倍くらいの時間がかかりました。
明日は、ピストン上部のカーボン除去と、バルブロッカーアームのバルブタペット部の研磨を予定してます。
続く。
Posted at 2022/12/03 00:08:04 | |
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