今日は、一気に寒くなりましたね。
工場には13時頃からお邪魔です。
バルブスプスリングリテーナーは、無事I・WORKSさんに届いて来週半ばから後半あたりで仕上がる返事をいただきました。
本日は、車体側の整備をしておきます。
先ずは、Fuel-Filter交換から。
前回、交換が2015年9月15日。
使用距離が60465.7Km。
サンクの整備マニュアル書では40000Km交換となっていますので、交換して当たり前の状態。
ここの部分を交換するだけですが、結構狭っくるしい所にあるので慎重に交換します。
今回は、ENG.も降りているので多少のガソリン漏れなどもウェスでのふき取りが容易でした。
取り外したFuel-Filter。
分解して、中の状態を見てみます。
カシメを外して、ケースから出した状態。
中身のFilterの様子。
2つ折りで蛇腹状態でたたまれていたのを延ばしています。
中心付近ほど、Filterが黒く汚れていますね。
色具合はガソリンで湿っている状態。
2つ折りを開いてみた状態。
中と外では外側でしっかりと汚れを取っています。
異物という物は無かったですが、汚れ具合から見るとちゃんと仕事をしている物ですね。
Fuel-Filterが詰まり出すと、高回転域での燃料が足りなくなる現象で回らなくなるのと、燃料過少状態になってきますので注意が必要です。
また、Filterの前にある高圧ポンプもFilterが詰まってくると吐出圧が上がり故障の原因につながりますね。
これでまた暫くは大丈夫かな。
後は、フューエルインジェクターの外部清掃と、取り付け部のO-リングの交換、ハーネスの一部の取り回しの変更作業を少々実施で本日は終了です。
そうそう、ENG.ヘッドカバーG/Kの状態。
リメイク品の海外製の紙?G/Kタイプから、国内でゴム製のG/Kを製作使用していた物を今回外したので、観察です。
ゴム製は、初期の「弾力」から徐々に厚みが潰れていきますから、ヘッドカバーBTをある程度随時増し締めしていかなければいけません。
それを怠ると、ゴム製のヘッドカバーG/Kの熱劣化から亀裂が内部まで入ってゴム製のヘッドカバーG/Kが切れてしまいます。
マイサンクは、随時増し締めを行っていたので、オイル漏れ、滲みも無かったです。
外したG/Kの状態。
写真上側がEX側にあります。
EXパイプの排熱や輻射熱で、ヘッドカバーより外に出ている部分は硬化して亀裂が見られますが、随時締め込みでG/Kを抑え込んできていた為、カバーの「押さえ部分」より内側には、熱劣化による亀裂は進行してきていませんでした。
これは、
ヘッドカバーBTワッシャー製作の併用で可能になっていると考えています。
今回ENG.組み立て時では、再度新品ゴム製に交換します。
続く。
Posted at 2022/12/14 22:41:32 | |
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