
ジムニーは、4駆でも本格的な4駆は「トランスファー」なる副変速機をもってまして。
MTで5速なら、Hi,Loで10種類のギアを使うことができるんですよね。
バックも入れると12種類ですね。
で、JA11型だとギアレンジを低い方から並べると、L1→H1→L2→L3→H2
となるわけ。
L2がH1よりハイギアだから、ノーマルではL1とH1を基本的にクロカンでは使いたいわけで。
でも、このノーマルのギア比だとホント使いづらい状態なわけなんです。
で、トランスファーをギアダウンさせて、L1→L2→L3→H1→L4→L5→H2
→H3のギア比に変更してます。
H1を使わないようにすれば、L1からL5までH2より下で使えることになります。
場所にもよるけどL1→L5使用かH1→H2使用かの選択に変わります。
ギアはZEALタイプBをツインシフトで、トランスファー持ち込みで京都の方だったと思いますが組んでもらいました。
色々HPも見たんだけど、ツインシフトにして、シフトブーツ(別売りですが)もきちんと処理してくれるところはここしかなかったもので。
関西方面でもツインシフト加工してくれるところはあるけどシフトブーツの処理とか見てもいい加減な所がおおくて。
室内のブーツ処理もそうだけど、トランスファー部のブーツ処理も、ちゃんと2本シフト用のゴムカバーが付いています。
こここそ、外部でクロカンなんかした時には泥とか、水とかから守らないといけない部分だからちゃんとしてないとだめだとおもいますよ。
他人のツインシフトの処理見てたりすると、1本シフトブーツの脇に切れ込み入れて、そこから板状のシフトレバーが出てるとか、それがショップの金取ってやってる仕事??
ショップはちゃんと見極めないと、素人みたいな仕事してるところもジムニーの業界では多い様な気がします。
少し話がそれましたが。
私のジムニーはH2で発進できるからLoの5速で発進できることになります。
総減速比で行くとHiで10%、Loで144%ダウンしてます。
100%ダウンでノーマルの半分の速度ですから、ノーマルを100とすると、約41まで下がるということになります。
L1の総ギア比で127.832=プロペラシャフトが127.832回転して、タイヤが1回転することになります。
これは、アイドリング付近だと人が歩く速度より遅く車が進む状態です。
これを今履いてるタイヤで計算すると。。。
L1で1000rpm時だと時速1.061Km/h。
4000rpmくらいで、普通の大人の人が歩く速度約4Km/hになる感じですか。
ノーマルだとL1で52.286ですから、1000rpm時で2.6km/hになります。
4000rpm時だと約10.4Km/hだから、軽いランニング位の速さになりますか。
計算式は。。。
①1000rpm時のタイヤの回転数を求める。
1000÷(総ギア比)=タイヤの回転数
②タイヤの外周を求める。
タイヤ直径(mm)x3.14=タイヤの外周(mm)
③1000rpmのタイヤ回転数xタイヤ外周=1分間に進む距離。
これに60(分)をかければ、1000rpm時の時速(mm/h)が求められる。
5000rpm時には③に5をかけると求められる。
ちなみに、サンクでリア245/45-16=625mm(直径)で計算すると、
最終減速比=3.889、5速=0.866だから、総減速比=3.3678で、1000rpm時で約34.96Km/h、6000rpm時で209.76Km/hの速度が風圧とかの抵抗を無視した理論値では出るということになります。
で、ギアダウンするとどうなるの?ってことですが。
オフロードを経験してる人はよく解りますが、半クラッチとかを必要としない状態で車を極低速で進めることができるのと、登坂能力が格段に良くなります。
街乗りだと、ものすごーい渋滞の時Loレンジにしとけば、坂道とかでの渋滞でも半クラの使用が少なくなります。
ただし、私のようにツインシフトにしてないと、舗装道路で4駆状態のLoレンジ使用になりますが。
フルタイム4駆ではないので、グリップのある舗装道路での使用は駆動系に無理がかかりますから2駆Loレンジが使えない使用はやらないほうがいいと思います。
代表的な4駆でメルセデスの「ウニモグ」という車種がありますが、前進ギア、後進ギア共10数段以上だったと思います。
スイスで生活してた時に、TVのユーロスポーツって番組があって、モータースポーツの一つに4駆のオフロードクロカン競技の放送してたことがあって、「ウニモグ」もよく出てたのを思い出します。
Hiギアも10%落ちてますが、オフロード車はタイヤ径を大きくして、ロードクリアランスを取ることをするので、ノーマルジムニーだと外径690mm
だから約760mmまで上げることができることになります。
27インチタイヤから30インチタイヤにできることになります。
だけど、ノーマルの車高ではまずタイヤハウスに入りませんから、ロードカーとは逆の車高アップにしていくことになります。
ギア比を補正せずに大径タイヤはいてる人もいますがハイギア方向になりますから、最高速は上がりますが、クラッチの負担も大きくなってると思います。燃費はタイヤが重くなるから良くなるとは思えませんが。
クロカンでも半クラを強いられますから寿命はみじかいでしょうし、強化クラッチもありますが、私もそれは組んでますから。
よく、ジムニーでエンジン回転あげて無理やりクラッチつないで、突撃アタックの人をよくみかけますが、はっきり言ってジムニーがかわいそうです。
お金ないからといってそういうのを組まない人もいますが結果的にクラッチやら、リーフスプリング曲げたとか後々修理代かさんでいるみたいだし。
パワーで登る所、ラインで登る所を分けないと力技ばっかりだと見ててもスマートではないなというのが私の持論です。
私の場合、現在720mm径のタイヤですから4.3%しか補正がかかってませんから、高速はちときついです。
120Km/hで6800rpm位回ってます。
タイヤも5分山切ってきたし、エンジンはものすごく調子がいい当たり
エンジンですので次は6.50-16(7.5%補正)か7.00-16(13.3%補正)を考えてますが、7.00-16は車高が2.5インチアップなので街乗りはいいですが
オフロードだとタイヤハウスに当たるかもなってところです。
そういえば、サンクのスペアタイヤでタイヤ径が違うからパンクしてスペアタイヤ履くと車体が変な角度になるかも?って書きましたが、サンクは4輪独立懸架だから大丈夫ですね。
ジムニーは前後ホーシングだから、タイヤ径違うとおかしな形になります。
だけど、この前後ホーシングを持ってる4駆がへりましたね。
写真は、お遊びコースです。
それでも普通の車なんかだと入れない所ですね。
キャメルトロフィーとか映像で見るとわくわくしますね。
後、F-1よりラリーの方が見てても面白いですね。
鈴鹿にいながらF-1なんて見に行ったことありません。(お金を払って)
他の地域のF-1好きの人から見たら贅沢なこと言ってるんでしょうね。
速い車は上を見たら山ほどあるけど、無茶飛ばしは日本ではできないし、最高速よりも加速とか、はたまた超極低速の技術的ライン取りの方が面白いと思うもので。
サンクなんかも最高200Km/h出るかな?上記の計算では出ると思いますが、高雄サンデ―ミーティングの時に10%減の所位までは軽く出ましたので。
だけど、神経使って疲れる領域ですね。若くもないし^^;
まあ、トップスピードなんてそんなに出なくても、あの加速感は楽しいです。
ジムニーの子ネタはまた、不定期次回で。