
本日、午前中は会社の年2回有る健康診断の色々検査の有る方を済ませて、本日の仕事業務は終了。(笑)
で、11時30分頃ラクーンさんへお邪魔して、色々作業の開始です。
先ずは、シリンダーヘッドから。
未だ、ヘッド自体は、軽くカーボン除去と、IN,EXのポートの再研磨をしたくらいで、段取り上放置されていますので、燃焼室のポリッシュ研磨をしておきます。
燃焼室の地肌を、まぁ少し均して磨いておこうかなと。
道具自体は、持参で大した物は要らず、アルミを磨けるような研磨用の物を電動ドリル等の回転機器に付けて磨くだけ。
所要時間2時間30分くらいな所でしょうか。
マイサンクは今回のO/Hでピストン径をノーマルのΦ76mmからΦ77mmへ1mmボアアップさせて、77mmx77mmのスクエアーで排気量を1434ccとする予定です。
(R8221は76mmx79mm=1433.5cc)
なので、燃焼室も1mm拡大加工をされて行く予定ですが、燃焼室形状は今回は(次回が有るのか?(笑))ノーマル形状で行きます。
ノーマルのこの「こぶ」のような段差をMAXIなどでは削って加工するみたいですが、この「こぶ」は「スキッシュエリア」と呼ばれている物で、一応意味のある物の1つではあります。
ピストンが「吸入」→「圧縮」していく工程で混合気が、このスキッシュエリアが有る事で点火プラグ側へ集められるような働きが生まれます。
サンクの点火プラグの位置は、燃焼室の片側に寄っているので、ノーマル形状ではあえて燃焼室に「こぶ」=スキッシュエリアを付けていると思われます。
これが、レースなどのチューニングでは別の考え方も入ったり、ブースト圧をもっと掛けたいなどの要件から加工していく物と思います。
210CVくらいのカムと1.1Kgちょっとのブースト圧なら残していた方がいいのかも知れません。
予算が有れば?(笑)
ん~ヘッドが2つくらい手持ちが有れば比較はしてみたい気もしますが。加工すると元には戻せませんから。
燃焼室のポリッシュ研磨も、「気分」98%、多少カーボンの付着が減るのでは?が2%くらいでしょうか。(笑)
本来はヘッド容量を合わせて行くのがいいのかも知れませんが、K-ジェトロの場合各噴射量を個別に合わせる事ができませんので、これまたあまり意味がないかも。
シリンダーヘッドは、Φ77mm用燃焼室拡大、面研、バルブガイド打ち替え、バルブシートカット、etc.が行われる予定です。
ヘッドの次は、シリンダーブロックのウォータージャケットの固着した「水垢」などのスケールを取れる範囲でなくしていきます。
31年分の量としては、クーラント管理が良かったのか、スケールも少なめとクーラントリザーバータンク内に出てくる「汚れも」少ない方だと感じています。
で、今回のO/Hで冷却系とヒーター系のホースも新品に交換予定の為、ラジエーターも一度外します。
外したホースは、「31年物」ではないと思われる感じで、弾力等も未だ大丈夫な状態ですが、ここで「一新」しておけば、しばらくは不安なく行けるかと。
冷却系ホース類は、あえてノーマルと同じ「ゴム系」の物を使用します。
サンク用でシリコン系のホースが出てますが、マイサンクで「ブリーザー系」に使用してますが、
はっきり言って、冷却系には使いたくない物です。
「サムコ」とかの有名所が出している物なら信用出来そうですが、ちょっと弱すぎ。
バンドの所から、切れるというより「ちぎれる」(笑)。
ブリーザー系は「圧力」はかかるような所は少ないですから使用してますが、それでも「何だかな~」って感じです。
個人の見解ですので、その辺りは自己判断でやっちゃってください。(笑)
で、冷却系も「ホース交換」だけではなく、サンクは「腹下」に3本のアルミパイプでエンジンと、ラジエーターとヒーターコアとを接続しています。
このパイプの中も掃除しないとだめでしょう?(笑)
ヒーター用の細い径は水洗いくらいしかできませんが、冷却用の2本は内部の「水垢」を少しでも取り除きます。
やり方は、100均で買った「焦げ取り用スポンジ」~スコッチブライト(ナイロンやすり)が片面に這貼って有る物とスチールたわしとナイロン紐とワイヤーブラシ。
アルミパイプの外側は、この辺りの物を駆使して磨いて終了。
中は、ナイロン紐を柱~柱間に張って、中間に「焦げ取りスポンジ」をくくりつけてアルミパイプ内部を往復させるだけ。
「完璧」に除去できるわけではないですが、思いの他、内部からの汚れ液が出てきました。
また、このアルミパイプ結構「柔らかい」。ヒーター用なんか「ふにゃふにゃ」に近いです。
本日のやりたかった事はここまでなんですが、ラクーンさんより給油パイプに刺さっているゴムホースが劣化していないかの確認をしておいてと。
ラクーンさんに有るお客さん2台がホースに亀裂が出来ていた事によるみたいです。
マイサンクは、ぱっと見大丈夫!(笑)ぽかったですが、やはりクランプバンド付近に「亀裂」が発見されました。
このホースの取り付けが結構ホース自体に無理をかけた形状で止まっているのと、31年の経過による「硬化」もあり、多分交換していない車は99%「亀裂」が発生しかけているのでは?
車体側は、Φ15mmくらいの透明なガソリンパイプに刺さっている物なので、「満タン」主義方は要チェックですよ。
で、本日は21時前にラクーンさんと工場を出ました。(笑)