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2013年12月23日 イイね!

フォードモンデオMK3ギア2.0その1

 今中古車を検索しても、モンデオMK3の台数は極僅かになってしまった。モンデオを購入した4年半前は中古車市場に結構なタマ数があったように記憶している。それらは全て解体されたのか?それとも海外に送られたのだろうか。

 モデル末期の07年登録で後期型の程度が良い個体でも手近に見つかったなら、モンデオ→モンデオの乗り継ぎも考えたかもしれない。

 さて、モンデオMK3について勝手な意見を書き殴らせてもらおうと思う。長文ご容赦を。


 先ず褒めるべきは、そのデザインでしょう。MK2のオーバルグリルから一転、端正なデザインとなった。これが、個性は無いけれど没個性では無く、奇はてらっていないけれど細かいディティールはフォードオリジナルのモノ。

 個人的には、MK3のライト~グリル周りを真正面から見た時、シエラを思い出すんだけど、どうでしょう。





 2000年になって登場する同時代のCクラス、3シリーズがグリルやライト周りで迷走している時に、この端正なフェイスはたいしたものだ。アウディもVWもまだワッペングリルになる前の話。2000年代前半のDセグセダンを並べた時、いまでも古さを感じないのはモンデオMK3だけだと思う。

 日本の街並みにも溶け込む無国籍風でアクの無いデザインではあるが、高額車としてのオーラもほんのりは残している。それでも駐車場で当てられること4回。 まぁ、外面でのステイタスをモンデオに求めてはだめですね。欧州のドラマや映画では、街角の至る所で見つけられる大衆車ですし、ダイハード4(確かハンガリー撮影)ではタクシーやパトカーとして地味に活躍してた。

 そして、乗り込む時のドアグリップを引く感触と音、ドアが開く時のメカ音、閉まる時の音。これだけで、あぁ、良いクルマだな、と思えるはず。ボディ剛性の高さが容易に想像できる。今思うに、現行フォーカスやアクセラはドアグリップの動作感触が今ひとつだったかと。このあたりがCセグとDセグの差なのだろうか。

 車体サイズは全長4,730mm、幅1,810mmと、当時としてはちょっと大きめだが、今となってはDセグの普通サイズでアテンザセダンよりも短く狭い。正直この車体サイズ、駐車場では幅よりも長さの方で困ることが多かった。まぁ後席に人を乗せてもトランクの容量が充分なので、そういう使い方のクルマですね。欧州ではタクシーにも多く使われていたくらいだし。5ドアハッチモデルなら、さらに使い倒しできたのだろうけど、そういう人は素直にワゴンを買ったんでしょうね。モンデオワゴンのデザインも個人的には嫌いでは無い。


 後席に人を乗せると、運転席と助手席の背面がとても地味なデザインなので、あまり高級車には感じられないようだ。革シートなのに(涙) 前席2人のシートポジションを換えないまま後席に3人余裕で座れるのは完璧。
 余談だが、ココまでやっているのに、後席足下やセンターコンソールにエアコンの噴出し口が無いのは、如何なモノかと思う。極寒の青森で、後席の足下が暖まるまではかなりの時間が要した。

 内装に関しては、まぁ古さはあまり感じないけど、最新のごてごてした内装デザインと比べると、シンプルな作り。 パネルの目立つ部分にあるアナログ時計が強い主張をしてくるが、見慣れるとアナログは便利だ。 各機器のレイアウトは運転者にとっては整然として配置され、各スイッチ位置も練られているから、一通りの操作法を憶えるととても使いやすい。国産車からの乗換えでも、ウィンカーレバーが左だと言うこと以外は違和感は少ないようだ。カミさんが一人で運転してた時、シートヒーターを使おうとしてトランクを開いていたことが1回あった。帰宅後、『半ドアのマークが点灯しっぱなしだった』との報告で発覚した。



 シートの作りは問題なしで、運転席は座面の長さが長いのが最初は気になるくらい。短時間しか乗らないのならそれは不評かも。しかし、長時間乗るにつれ、太もも裏のサポートが広いことは疲労感の低減に大きく寄与しているのが実感できる。

 当然のようにハンドルは大きなストロークでフル調整が可能で、シートポジションも自由に選べる。正直、シートはレカロでも探そうかと思っていたが、不必要だった。夏場に岩盤浴状態になる黒革シートだけが、しんどかった。まぁ、その代わり冬はヒーターが効くんだけど。 もちろん、ハンドル、シフトレバーの革の手触りは悪くない。全てプレーンな革で仕立てられてる。

 ドリンクホルダーは、有るだけマシというレベルか。

 ボトルのサイズによっては、灰皿ユニットごと外れてくる。助手席用は、ガシャンと飛び出すモノで、横Gで簡単にペットボトルが飛び出してしまう作り。ということで、有るだけマシ、と言うレベルです。後席にはドリンクホルダー、1個も無いし。


 まぁ、座るまでの部分を書いたけど、まとめると下記の感じ。

・外観は設計の古さを感じさせず、無国籍風でいて格好良い。おまけに他に見ることが無い稀少車。
・ドアを開閉するだけで、満足感を得られる。車体の剛性も高いのが判り、走りが期待できそう。
・内装は、ちょっとだけ癖はあるが、基本的に整っている。細かい部分の作りは甘いがレイアウトと形状に真摯な作り込みを感じる。
・運転席に座れば、自由度の高いポジション。広い後席と荷室スペース。革の手触りが心地よい。
・ユーティリティーは最低限揃っているが、国産車並のお・も・て・な・しを期待してはだめ。



 はじめて実車を見に行ったあのとき、調査対象のフォーカスはバックヤードから移動している途中だったので、展示されていたモンデオを先に触ってしまったのが運命の始まり。走り出すまでで、こんな極上なのが乗り出し80万円(4年半前当時)で釣りが来る車両なのかと、中古不人気輸入車の値下がりに感動したわけであります(笑


 細かい内装についての満足不満足レポートは、3年前のこちらをどうぞ


//本日のまとめ
 ・あと2回くらいでまとめる予定。おつきあいください。

 ・国産車のシート、ホントもう少し何とかならないのかなぁ。アテンザはギリギリOKでも、アクセラはちょっと駄目だった。何の違いなのだろうか?

 ・ホント、モンデオの中古車が減ったなぁ。納まるところに納まった、と言うことなのだろうか?外装とかの中古部品がもっと潤沢に国内で出回ってくれればもう少し延命考えたかも。欧州のイーベイを見ると中古部品だらけでうらやましい。
Posted at 2013/12/23 12:47:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 過去のクルマ | 日記

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「@Raybarne 英国グッドウッドでデモランした青い車体色を日本で売らないのはいかがなものかと小一時間問い(以下略」
何シテル?   07/31 11:57
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