
ということで、摘出作業は完了しました。
3日間上げていた馬から下ろし、
3日間外していたバッテリーを繋ぎ、
運転席に座って、祈りながらキーを捻ると、メーターの針がスイープしてセルフチェック。
普段だとこんな動作しないので、多分バッテリーを長く外していたからだろう。
全チェックランプが点灯。 しかしすぐに必要なモノ以外は消えたので、問題なし。
祈る気持ちでキーを更に捻る。
キュルキュルキュルキュルキュル・・・ボボ~ン。
と長めのクランキングでエンジンは始動。アイドリングが若干高めだったけど、多分燃料調整とアイドリング調整がリセットされただろうから、とアイドリングのまま放置してエンジンの様子を見る。
ベルトやパワステオイル、冷却水など、今回取り外したり補充した部分も問題無さそうなので、走り出し。特に問題もなく10キロほどの試走は完了。
停車後、エンジンの再始動をしたが、セルがまわってすぐに掛かった。アイドリングも低くなって安定した。問題は無さそうだ。
実は、作業前に最近はカタ付き音が減ったと感じていた。これは、破れていたゴムホースがこのバタフライを閉じる動作をさせる負圧ホースだったので、バタフライは全開のまま固定されてがたつき音が減っていたという事だったようだ。バタフライが閉じているときにカタ付き音は最大になります。
症状が進むと、
バタフライ軸が摩耗→振動劣化で連結シャフトが折れる→バタフライが吸気バルブにダイブする。
エンジン全損コース。
端の1番よりも、2番3番の位置でシャフトが折れる症例が多いようですね。この写真で、バタフライの軸とハウジングの部分の摩耗が良く判るかと思います。
連結シャフトはこのように四角い断面で、4本を繋いで4番側にあるバキュームリンクで作動します。
1番側のエンドはインテークマニホールドの穴で受ける構造。
あっさりとシャフトが抜けたので、プラ部分の摩耗のみで曲がりが発生していなかったのが幸いでした。
このシャフトが部品では出ないのです。症状が進むとシャフトに段付き摩耗が出来て、最後にはポクッと折れちゃうのです。つまり、対策品のバタフライを購入して交換しようとしても、シャフトの再利用は出来ずに終わってしまう確立が高い訳ですね。ワゴンの方は、どうなったんでしょうか?
さて、この持病は、2003年までのモンデオMK3のデュラテックHEエンジン(2L,1.8L)のみが抱えるもので、これ以降や他車では対策品が入っているので、よほどの過走行でない限り大丈夫だと思います。それでも多かれ少なかれカタ付き音は発生するようですが、四角いシャフトが折れるまでは進行しないようですから、ご安心を。
逆に、日本国内に入ってきている2003年まで製造の2LモンデオMK3は、距離を伸ばせば必ずこの症状が出ると言うことなので、何らかの対策をしなければ永く乗ることは適わないでしょう。使用状況にも拠るので何万キロ走ったらアウト、という判断は出来ないようです。
うちのモンデオはこの持病が発生する事はなくなったわけで、一つ安心できるようになった。
ここで重大発表。
モンデオを来年6月の車検通して2年延長する事を決心しました。
前提として”来年の6月まで大きいトラブルが出なければ”ということになりますが、これ以上大きいトラブルは無さそうなので、多分確定でしょう。
で、貯金は更に続けて、いつか楽しい営業車に乗り換えるつもりです。消費税が上がる前には、何とかしたいところ。
//追記
強化フラップ(通販サイトの写真引用 品番F1317276)
問題のフラップ 対策品が強化されているのが良く判る。
マニホールドにカメラ入れたのか、フラップが踊る様子を撮った動画
良いエンジンなんですけどね。
Posted at 2012/11/17 10:39:44 | |
トラックバック(0) |
モンデオ問答 | 日記