1980年代初めに、GMのグローバルカー構想の一環として発売されたJ-Car。
日本では1983年にいすゞアスカとして発売されました。
1983年から1990年まで発売されたいすゞアスカ。
普通のガソリンエンジンから、ディーゼルエンジン、ガソリンターボにディーゼルターボ、イルムシャーまで、いすゞ唯一の普通自動車として、世界中のJ-Carグループの中で一番大切にされていたような気がします。
ドイツ、オペル・アスコナ。
この車は90年代まではドイツでよく見ました。今でもたまに見かけます。
ドイツ大衆車メーカーのオペルとして結構な数が売れたようです。
アスカとはシャシーは共通ですが、外装はA、B、Cピラーとドアパネルは同じようです。
アスカと比べて少し角ばって古い感じのデザインですね。
背景がドイツの住宅街そのものです。
オペルと同じGMの100%子会社だったボクソール。キャバリエ。
エンブレムとハンドルの位置以外はオペル車と同じです。
この5ドアは、英国在住時のホームステイ先のご主人の社用車だったので、助手席や後部座席にはよく乗りました。5ドアの見た感じがアスカと違っていたので、当時はアスカの兄弟車だということは特に意識していませんでした。
背景が英国の住宅街、路面が小雨に濡れた感じがいいですね(^^)
オーストラリアのGMの100%子会社、ホールデン。
カミーラはアスカのOEMでした。
フロントもリアもアスカそのものですね。
南米で発売されたシボレー・アスカ。この車もアスカのOEMです。
GMの本拠地、アメリカには沢山の兄弟車がありました。
まずはシボレー・キャバリエ。
そもそもGMのグローバルカー構想は、1970年代後半から世界的に勢力を伸ばしてきた日本車に対抗する目的で始められました。
ABCピラーとサイドウインドー以外はアスカとは似ていませんね。
後期型4ドアセダンの方が少しアスカと似ています。
実はこの車、1990年代中頃にアメリカで運転したことがありました。
正直言って、驚くほどぼろい車でした。
ボディーはゆるゆる、ハンドリングはフニャフニャ。
1970年代の日本車レベルの乗り味で、当時のアメリカの大衆車のレベルの低さに驚きました(><)
キャヴァリエの2ドアとステーションワゴン。
もはや4ドアとの共通点は見えませんね。(シャシとエンジン、内装以外)
同じシボレーブランドのモンザ。
この車はオペル・アスコナそのものですね。
よく見るとデンマークの広告のようですから、オペルのアスコナをデンマークでシボレーブランドで売っていただけなのかも知れません。
ポンティアック・サンバード・セダン。
この頃のポンティアック顔です。
逆に顔以外はJカー4ドアセダンですね(^^)
ポンティアック・サンバード・クーペ。
クーペの方がこの顔に似合いますね。
ビュイック・スカイホーク。
顔以外はJカーセダンです。
オールズモビル・フィレンザ。
これも顔以外・・
Jカーの最高級ブランド、キャデラック・シマロン。
顔は高級車風ですが・・
顔以外はJカーセダンです。
リアもちょっと高級風に見えますが、、
ボディーはJカーセダンそのもの。
キャディラック・シマロン、価格はキャバリエの2倍以上、中身は実質的にキャヴァリエと同じ。ということで、全然人気がなかったようです。
日本でも、トヨタとレクサスで一部同じような車がありますね、、(^^;;
ちなみに、私が一番好きだったJカーは、アスカ・イルムシャーでした(^^)
Posted at 2020/07/16 21:49:50 | |
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