納車5か月ですが、新車6か月点検に行ってきました。
担当営業マンの都合で納車の前月に登録してあげたのです。
納車5か月で走行1500㎞程度。この写真は少し前のものです。
コロナ自粛で大半が近所のスーパーへ行くくらいの用途ですが、10年前に横浜に越してきてから毎年3000㎞弱の走行距離ですので、コロナのなかった例年とあまり変わりません。
2020年後半のWRX S4の製造中止が発表されてから購入した後期型G型最終モデル。
前に乗っていた前期型、2016年式B型と比べて、外見はほとんど変わりませんが、マイナーチェンジでフロントグリルが少し小さくなって角ばったのと、フロントバンパーの形状が少し変わり、フォグランプの位置が少し変わったくらいでしょうか。サイドとリアのスタイルは前期型と全く変わりません。
ボディーカラーは前期型と全く同じ。地下の機械式駐車場に入れているので塗装はまだまだきれいですね。
前期型と比較した外見の細かい変更点では、STi Sportバージョンは、前期型ではボディー同色だったドアミラー、リアトランクスポイラー、シャークフィンラジオアンテナ、フロントフェンダーのエンブレムが黒色になっています。
この辺は、以前乗っていた2代目最終型マツダスピードアクセラのモデルチェンジと同じ手法ですね。「マイナーチェンジ後にドアミラーやリアスポイラーなどの一部をあえて黒色化して目立たせる」。2010年以降のトレンドでしょうか。
1980年代に若者だった私からすると、当時のトレンドは、「前期型では黒色だったドアミラーやスポイラーなどの空気負荷物を、後期型ではボディー同色にして高級感を増す」、でしたから、30年前とは逆になったなあという感じです。
2010年以降の「後期型ボディーパーツ黒色化」は艶ありのブラックですから、1980年代の「艶消し黒ー>ボディー同色化」とは少し違いますね。
2019年後半からはWRX S4 STI Sportは、フロントグリルの横のラインにシルバーの加飾がつき、最終型であることを強調しています。
前期型(GT)と比較して後期型(STi Sport)の乗り味は、、
個人的には素晴らしいです!
後期型の改良点として、前後ガラスの厚板化、ドアシールの追加と穴埋め、ドアガラスリップ強化、リアシェルフ吸音材の高密度化、フロントレールの発泡剤注入、サイレンサー面積と板厚拡大などで、ボディー剛性と静粛性が向上したのが、乗り始めからでも明らかに感じます。助手席に乗ってもすぐに違いが判ります。
内装に関しては、内装ドアハンドルに持ちやすいゴムの凸部品がつけられたり、ドアドリンクフォルダーなどに内張がつけられたり、小物入れに下敷きがつけられたり、シルバーだった樹脂部分がピアノブラックに変更されたり(これは初代マツダスピードアクセラの内装マイナーと同じですね)、高級感が増しています。
STi Sportの内装のボルドーの革とRECAROのアルカンタラシート。布シート好きで革シート嫌いの私は、最初は気が進まなかったですが、実際に5か月乗って見て、ボルドー色も実車では気にならないし、アルカンタラでも気にならなかったです。
むしろRECARO(アンダーライセンス日本製?)のシートも、かつて乗っていた本物?の本国の1990年製のPorscheのRECAROのフル電動シートに似て、「背中に鉄板を感じるタイプ」で、同じくかつて乗っていた1987年のいすゞPiazzaイルムシャーや、1990年代の2代目シャレード・デトマソの日本製?レカロより、よりガッシリした剛性が強い感じで気に入りました。
STi Sportの内装で一番気にったのは、このハンドルの感触。
他の日本車の革仕様ハンドルと違って本物の表革を使っています。
かつてPiazzaやPorscheに後付けしていたNARDIの本革ハンドルと同じかそれ以上の感触。日本の車の「本革ハンドル」は、クラウンをはじめとしてほとんどが、表革を剥いだ後の革の内側に、特殊な塗料を塗って、革っぽくしてあるハンドルで、NARDIやMOMO、欧州車のGenuine Leatherのハンドルとは手触りが全然違います。日本車も車両価格が数万円違ってもいいので、高級車には本物の表革を使ったハンドルにして欲しいです。
運転してみての感触は、WRX S4のSTi Sportは、前期型の限定車tSと同じ味付けのビルシュタインのショックがついており、ステアリングラック固定強化クランプも標準でついており、しっかりかつしっとりとしたハンドリングと足回りで、100㎞/hまでの日本の街中の実用域での街乗りでは、ほとんど不満のない乗り心地と操縦性です。私の車には後付けのフレキシブル3点セットで柔軟に剛性を強化していますが、それがついていない標準仕様でも明らかにわかるしっかりした足回りでした。
前期型GTで少しトロイなと感じた発進加速も、心持ちピックアップが良くなっていて、ECUの味付けを少し変えてある感じです。
また、マツダスピードアクセラから乗り換えて、当初とんでもなく効かないと感じたブレーキですが、後期型になった際にパッドの味付けも少し変えてあるらしく、「止まらない感」が「少し」マシになりました。
日本の街中速度でフラットな乗り心地ですが、前期型GTに比べ、ロードノイズは欧州車というか昔のドイツ車的に少し大きくなっていますが、全く不満はなく気にならないレベルです。
ほんの少し走った高速域での操縦性と乗り心地ですが、前期型GTの足回り+フレキシブル3点セットでは、高速域の段差ではぶわんぶわんと上下していましたが(3点セットがないと不整路ではひっくり返りそうなほど不安定)、STi Sport+3点セットでは、ぬあわキロあたりから、ピョコンピョコンと1980年代の改造車みたいな懐かしい上下動とピッチングに襲われました。orz
12月に近県にGO TOに出かけた際の、ほんの少しの間のほんの少しの距離でしたが、(以前よりずっと良くなったけど)これは駄目だ、、 2代目後期型マツダスピードアクセラの標準サスペンション+追加パーツ一切なし、より全然ダメな感じの足回りの安定性です(あくまで私個人の感想です)。
今後、機会を見てじっくり乗って行って、自分好みの操縦性に改良していきたいと思います。
少し細かい不満もありますが、総じて大満足で買ってよかった買いかえてよかった、今のところ大満足の日本車です。
Posted at 2021/04/25 20:29:20 | |
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