午後に客先での打ち合わせを終了し、今夜の宿に向かいます。
次の目的地の方角で、一番近い街に高速道路で移動します。
秋のヨーロッパの山際は夕日が早いです。
駅前にあるフランスのチェーンビジネスホテル。
チェックインしたホテルの部屋からの風景です。
Chambery。フランスのアルプスに近い東部の交通の要所。各地のスキーリゾートへの基地です。この街に宿泊するのは初めてです。東側への移動に便利なので駅前ホテルに部屋を取ってみました。
もう日が落ちています。
金曜日の夕方。
火曜日に日本を出て、水曜日にParisの顧客で打合せと移動、木曜日にプロバンスの顧客と打合せと移動、金曜日はアルプスの麓の顧客と打合せ、まだまだ出張の前半です。
駅の向こうの丘の上には教会と修道院のような建物が見えます。
山の峰の崖に夕日が当たります。
来週は前半はイタリア、後半はドイツ方面の顧客を訪問します。
すがすがしい週末の朝。
ヨーロッパの秋の朝日はすがすがしくて弱いです。
この仕事に就いて20数年。
いままで1000回以上こんな朝を迎えているのでしょうか。
今日はイタリア方面への移動です。
フランスの南部や東部からイタリアに移動するのは大変なのです。
飛行機だと、マルセイユ空港やリヨン空港に100㎞以上の距離を戻り、レンタカーを返却し、1時間前にはチェックインし、手荷物検査を受け、出発時間待ちをし、1時間程度でミラノに着陸し、レンタカーカウンターに行き、レンタカーを借り、ホテルまで運転する。また飛行機の移動は大手の正規料金しかないので飛行機代が結構かかります。
列車だと、東部なら最寄りの大きな駅に行き、レンタカーを返却し、切符を購入し、列車でシャンベリーに行き、1日に数本しかないTGVのミラノ行きに乗るのですが、LYONからトリノくらいまでの線路は在来線を使用するので、ものすごく時間がかかります。南部からだと車でマルセイユ中央駅に行き、レンタカーを返却し、切符を購入し、マルセイユからイタリアの国境駅マントンまで在来線の特急で行き、マントンからミラノまで1日数本の特急で行きますが、マルセイユからトリノまでは在来線の線路なのでものすごく時間がかかります。そして顧客まではレンタカーが必要なので駅から再度レンタカーを借り、ホテルまで運転する必要があります。
飛行機や鉄道だと土曜日に移動すると土曜日の夜遅くに到着するので、ミラノに宿泊することになりますが、ミラノは大都市だからホテル代が高い。車で土日にかけて移動するのなら、土曜日の夜は途中の宿泊費が安い場所に泊まれます。
よって、フランス南部やフランス東部から自動車で土日をかけてミラノに移動する方が金額的にも、精神的にも個人的にはマシに感じます。
現地のお客様や取引先に聞いてみても、フランスーイタリア、フランスードイツ、ドイツーイタリアなどを移動するときは、無理すれば1日で移動できる距離なら、基本的に車で移動すると言う人ばかりです。こちらの人は車での長距離の移動に慣れているのですね。出張経費の削減という(会社側の)事情もあるのでしょうが。
今日は清々しく天気が良い秋の土曜日。
シャンベリーの駅前にいますが、これから2日掛けてミラノまで移動します。
時間に余裕もあるしお金を掛けずにトンネルを使わず峠越えでイタリアに行ってみようかな。
ホテルの目の前のシャンベリーの駅。
ここで乗り換えて何度かミラノまで行ったことがあります。
ほとんどが在来線を通るのですごく時間がかかります。
シャンベリーはアルベールビルなどが周辺にあるスキーリゾートの基地だそうなのですが、このエリアに通い始めて20数年、一度もスキーに行ったことはありません。ミカエル・シューマッハがスキー事故に遭ってしまったのもこの近くのスキーリゾートです。
ミハエル・シューマッハー。セナ世代に一番F1にハマっていた私でしたが、シューマッハーはセナの次の世代の偉大なドライバーでした。友人のイギリス人ががスペインのイビザ島に休暇に行ったら、ホテルの近くにシューマッハの別荘があって、遊びに来ていたシューマッハを目撃したと言っていたことを思い出しました。できるだけ早く回復されることをお祈りしております。
さて、これからミラノまで、安全運転を心がけます。
Posted at 2021/07/29 18:55:06 | |
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ホテルの窓辺から | 日記